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今使っているMacBook Air 2017モデルの液晶が劣化しはじめたので、最新の2020モデルを新品で買いました。Retina液晶と第10世代Coreプロセッサを搭載し、キーボードがシザー式に戻ったのが今モデルの特徴。早速2017モデルと比較してみました!
13インチMacBookがアップデート
今年、Appleが13インチのMacBook AirとMacBook Proをアップデートしました。
3月、iPhone SEとほぼ同時期に発表されたMacBook Airは、これまでと同じくRetinaディスプレイを搭載しつつ、最新の第10世代CoreシリーズCPU(Icelake)を搭載。キーボードも待望のシザー式に戻りました。それでいて最小構成の価格は¥104,800で、去年2019モデル[1]¥119,800よりさらに値下がり、かつての非Retinaモデルの価格[2]2017モデルは¥99,800にぐっと近くなりました。
一方、5月に発表された13インチMacBook Proも進化。Thunderbolt3ポートの数で上位下位が分かれており、上位モデルは第10世代、下位モデルは第8世代のCoreシリーズCPUを搭載しています。
とくに、MacBook Airはそのコスパの良さに惹かれて、発表時からぜひ買えるなら買ってみたい!と思えるモデルでした。
買い換えるきっかけは”特別定額給付金”
さて、コロナ禍の影響で、国民全員に特別定額給付金として政府から10万円がバラまかれることになりました。
この給付金を使えば、買い増しで2万の追い金、買い替えだと実質6~7万円でMacBook Airの2020モデルが買えるな~と気づいてしまったのです。
この給付金の使い道はMacの他にもオーディオ[3]AurexのΛ90Fが出てたら使ってたかもだが、あれから一件も出品なし、カメラ[4]ニコンDfが気にはなったけど使い勝手でD610より劣るのが・・・、原付[5]任意保険の額で折れた、スマホ[6]現スマホが2年経過。だが急いでないので割引キャンペーンの再開まで待つことにしたあたりも考えましたが、今すぐ欲しいのが出てこないし、購入にそれなりのお金がかかるMacを新調することにしようかな、と思いました。
Macを買い換えようと思い始めたきっかけは、MacBook Air 2017モデルの液晶が焼け始めリンゴマークの裏あたりが劣化してきたのが気になってしまったのが理由です。Macは初期投資が結構かかるので、給付金が出て比較的余裕のある今のうちが買い時かな、と。
ちょうど諒くんもAirの2020モデル[7]2012の11インチから買い換え。i7にカスタマイズしたらしいを買ったらしいので、最終的に背中を押される形でしたw
Airか、Proか 悩ましい二択
新しいMacの購入候補としては、
- MacBook Airの最下位モデル(Core i3)
- MacBook AirをCore i5にカスタマイズ(+1.1万円)
- MacBook Proの最下位モデル(第8世代Core i5) ①より3万円高
の3つに絞りました。せっかくなので中古ではなく新品の最新モデル。2〜3年おきに買い替えてくことを考えれば、新しいほうがリセールバリューも大きく今後の買い替えの負担も小さいですからね。
最初Airのi3は流石にないな、と思い②で考えてました。Airのi5とProのi5がたった2万円差だったのでProも気になりましたが、最終的に以下の結論に達しました。
- ②に関しては納期が2週間かかる。Appleからオンラインでしか買えない
- ③に関しては、やはりお値段が引っかかる・・・
- Geekbenchのスコアを見てると、2017と比較して①でもかなり良くなっていることが判明。そもそも2017のスペックに不満はなく、①でも問題ないかな、と思った。Appleオンラインは納期2週間だが、在庫があれば量販店でも買えるし電子マネーもイケる
- レビューを見たところ、発熱がi5、i7はかなり大きいらしい
- 実機を見て、ゴールドの質感が個人的に好みになってしまった
ということで、①に決定。給付金が降りるのを待ちました。
ところで、給付金は5月8日にマイナンバーカードへ電子署名の紐付けを行い[8]混雑を予想して出張所へ行ったら空いていて、40分で済んだ、翌日にオンラインで申請、月末には無事入金されていました。6月上旬と予想してたので、案外早かったと思います。
はじめて新品のMacを買いました
6月上旬、名古屋市内の某大型家電量販店にて予定通りゴールドを購入してきました。3年前、iMacでマカーになってから3年、6台目にして、初めての新品でワクワク。ここまで単品に巨額投じたのは久しぶり。
付属品は、USB-C充電アダプターと紙ペラだけでシンプルです。ゴールドとは言いますが、どちらかといえばピンクゴールドに近いですね。他の人からは”ピンクのパソコン”と言われました(笑)
2017モデルと比較すると、贅肉を削ぎ落としたかのようにスリムになっています。ベゼル幅が狭くなったことで野暮ったさが無くなりました。フットプリントもコンパクトになっています。
キーボードは不評だったバタフライ式から、「Magic Keyborad」というシザー式に戻りました。2017もシザー式なので、打った感じとしては大差はないと感じています。キーピッチはちょっと狭くなっていますが、何も違和感はなく使えています。むしろこれくらいがちょうどいい。
それ以上に気に入ったのが、トラックパッド。大型になり、クリック感も軽くなっています。2017だと割と強めにカチッと押す必要がありカスタマイズしてましたが、クリックが静かになり押し込みも浅いのでデフォルトでも快適に使えるようになっていました。
↑拡大して比較ください
液晶はRetinaになったことで全然ギザギザしてません。2017も下手なWinノートと比べれば格段に良いと思うですが、拡大するとアラが出てきます。それが、2020のRetinaではまったくないのですから、凄いんですよね〜。
端子はThunderbolt3(USB-C)が2ポートと、イヤホンジャックのみ。まだまだ従来のUSB-Aを使う機会も多いため、ビックで5000円ちょっとのアダプターを購入しました。
ストレージは基本構成で256GBと倍増。外付けHDDやクラウドを多用する使い方なら問題ない量でしょう。CTOで2TBまで増やせます。BootCampでWindowsを入れる人は512GBは最低でも欲しいところです。
バッテリーの充電は2017と比べてかなり遅く、10%から満充電まで使いながらだと5時間程かかりました。バッテリー管理機能が追加されたmacOS 10.15.5で動かす前提なのでしょうか。
気になる処理速度は?
今回はGeekbench5でスコアを比較。
まずCPUスコアですが、事前のリサーチ通り2017を上回る結果です。大幅なスコアアップとまでは行きませんが、良くなっているのは確かです。
一方GPUスコアはなぜか逆転。Retinaでリソースが食われているのが原因かもしれません。
実際の体感としては、ブラウジングやSNSでもたつく場面は全くありません。一部のレビューでChromeで大量にタブを開くとレインボーカーソルが出てハングアップするという報告もありますが、当方ではFireFoxを数十タブ開き、これに加えてChromeを開いたりMUSICアプリで音楽再生をしていても、ハングアップは起きていません。
むしろ2017よりレインボーが出る頻度が大幅に減って、快適に使用できています。
排熱がネック
しかし、気になる点を上げるとするならば、2020モデルは発熱の構造にやや難がある印象です。
ブラウジングをしているだけで冷却ファンは高速で回り、ファンの音が気になります。スペックとボディの小型化を優先するがあまり、冷却のことが後回しになってしまったのでしょうか。
同じ条件下で比較したところ、2017モデルも底面の発熱は多少しますが、ファンの音は殆ど聞こえず、静か。それに対し2020モデルはファンが高速で回り、底面やヒンジ周辺が高熱になります。
なので、膝の上で転がすのは厳しそうです。これから夏場で作業するときは極力室温に注意しないといけないですね。その点では、キャンドゥ等で売られているノートPCスタンドも一つの有効打になってくるかもしれません。
保証は必ず付けよう
ここまで見てきたように、MacBook Airの2020モデルは今可能なスペックアップを順当にこなし洗練になりつつも、価格面ではさらなるコストダウンを実現した、高いコストパフォーマンスを叶えたモデルといえそうです。
価格.comマガジンのレビューで”これは人気になるでしょう”とまで言及されてましたが、手に届きやすくなったのと、テレワーク需要や給付金の後押しもあって売れ筋になっているのも事実です。実際Appleオンラインは即納じゃないですし、量販店でもシルバーが品切れとなっているなど、その人気ぶりは高いものです。
ただし、一つ気をつけたいのが、やはり発熱問題でしょう。2020モデルの発熱は非Retinaモデルはもとより、2018〜2019モデルと比べても発熱量が目立つ、というのが各所のレビューを読んで見受けられました。
発熱する、ということはそれだけ故障リスクも高くなります。MacBookの場合は修理代もかなり高額です。
なので、保証は必ず付けるべきです。アップル製品には、「AppleCare+」がありますし、月々700円の安価で掛けられる「モバイル保険」も選択肢としてアリでしょう。僕は購入時にAppleCare+を付けず、モバイル保険に加入しました。モバイル保険については、また別の機会でぜひ紹介したいと思います。
MacBook Airは、Macを触ってみたいビギナーの方や、タブレットでは物足りないという方にオススメです。
やっぱりMacは最高!!
脚注