所有するオーディオ環境を掲載しています。
更新履歴
- 2020.8.15 STAX SR-3を導入
- 2020.8.24 STAX SRM-T1Sを導入
- 2020.9.3 Aurex SC-Λ90Fを導入
- 2020.9.24 CDプレーヤーを中心に入れ替え
- 2020.10.6 AVアンプがONKYO製へ変更
- 2020.12.24 ヘッドホンの追加
- 2021.7.2 サブシステム周りの変更。RS-b売却
- 2022.1.14 REGZA等テレビ周りを刷新
- 2022.1.27 ベッドルームにもREGZAを追加
- 2024.4.27 静電型スピーカー導入に伴う大幅見直し。AVセレクター・XC-Z7は離脱
コンセプト
賃貸住宅(集合住宅)という音楽鑑賞に制約の多い環境の中で、
どれだけコンパクトに、スマートに、リーズナブルに、音楽を楽しめるか。
音色の響きを最重視する「イトケンオーディオ」や
伝説となったオーディオ店「多田オーディオ」のフィロソフィーを継承しながら、
上記の課題にも応えるためにみずにゃん流のアレンジを加えたのが
今のオーディオシステムである。
2019年春にAKG Q701&プリメインアンプで始まったシステムは、
セパレート化、静電型への切り替えなどを経て、着実に進化していった。
完成域とまではまだ来ていないまでも、
最初の頃と比べてかなり高品質な音楽を楽しめるようになったのは
間違いないであろう。
コンパクト&スマート
集合住宅に住む以上、騒音対策や設置スペースの制約がどうしても大きい。
現代のピュアオーディオは、リスニングルームを持つ一軒家で再生されることを
前提で作られているため、小音量ではなかなか音が取りづらい。
この環境を活かすため、比較的コンパクトで取り回しの良い
機材をチョイスし、ラックに収めることで、省スペース化を実現。
小音量でも豊かな音で聴けるよう、アンプやスピーカーをチョイスしている。
アナログ音源も、デジタル音源も、AV音源もシステムを統合することで、
必要な機材数を削減した。
これは、音源クオリティを平準化する効果も持っている。
これらの機材をコンパクトに集めることで、
使い勝手の向上にも一応の配慮を配った。
また環境を考慮し、マルチチャンネルなど過度なAV化は控え、
2ch音声の高クオリティ化にこだわった。
深夜の視聴も考慮して、STAXイヤースピーカー等のヘッドホン環境も完備している。
デジタルもアナログも、これひとつ。
現在のオーディオシステムは、
リビングに備わるほぼすべての音声ソースを再生できる。
CD音源はもちろん、HDD内の音源、アナログレコード、ストリーミング音源、
radikoの音声、果ては地上波テレビの音声に至るまで、
このシステムですべて音を出している。
デジタル音源に関しては、単体USB-DACを設置して、
コンバートによる音質劣化を抑える構成とした。
PC音源やSACD、テレビの音声はすべてUSB-DACを経由。
スマホやiPadからも、Bluetoothを通しての再生を可能にした。
アナログ音源についてはレコードに1本化し、
システムの煩雑化を軽減させている。
聴く楽曲ジャンルも広いため、ジャンルを選ぶような機材は避けている。
J-POPからアニソン、ロック、ジャズ、クラシック等の楽曲はもちろん、
YouTube動画やテレビの競馬実況まで、幅広い音声の再生をこなす。
音色の良さをできるだけ活かす
オーディオというのは、ただ音が鳴ればいい、というものではない。
それだったら内蔵スピーカーだったり、ミニコンポでいいじゃないか。
当オーディオシステムは、良質な音についても当然ながら追求している。
イトケン氏が構築されているシステムを参考とし、
「音色」の良さを当システムでも最大限重視している。
数値によるパワーアップではなく、実際に耳で聴いたときの
心地よさを追求し、試行錯誤した結果できあがったのが今のシステム。
もともと、音色を追求するイトケンオーディオの源流は
名古屋市にあった伝説のショップ「多田オーディオ」(2024年4月廃業)の
フィロソフィーから来ている。
当方も同店に幾度か通い、システム構築についてのヒントを得て、
同店の在庫機材も購入することでクオリティアップを果たした。
所有機材は古いものが主軸なのは、低コスト導入の理由もあるが、
なにより音色を追求した結果採用したものだ。
機材のグレードアップ以外には、壁コンセントの交換や
電源タップの自作など、電源部の改善による音質改善策を採用した。
静電型が奏でる、繊細な音色
上記のコンセプトを追求するなかで、出力装置の高音質化には頭を悩ませた。
ダイナミック型にはどうしても限界を感じ、静電型(コンデンサー型)を
導入することになった。
当システムはラウドスピーカーはQUAD、ヘッドホンはSTAXを採用し、
いつでも静電型による繊細な音を楽しめる。
もちろん、音の出方の違いを楽しんだり、バックアップ保管の用途で
ダイナミック型の再生環境も残している。
“プアオーディオ”だけど、ピュアオーディオ
多趣味で同棲住まい。オーディオだけに集中投資ができないなかで、
いかに安く、コストパフォマンスに優れた機材を揃えられるか。
その課題に応えたのも、このシステムだ。
大半の機材は中古品として導入している。
オークション、ハードオフ、多田オーディオなどで
機材チョイスをしている。
時と場合によってはジャンク品も活用。
新品のゼネラルオーディオを買うくらいの価格で、
このシステムはちゃんとピュアオーディオしているわけだから、
満足度は高い。
ジャパンブランドとともに
昨今の中華ブランドのオーディオ製品の高品質ぶりには驚かされる。
それでも、ジャパンブランド製品の魅力を活かしたいと思い、
ジャパンブランド製品主体でシステムを構築した。
スピーカーを除いて、主要製品はすべてジャパンブランドだ。
今後の課題
MCカートリッジへの対応
レコード音源をより良い音で再生するのに、
MCカートリッジは必須ではないかと考えている。
現状はMM・VMにしか対応していない。
ゆくゆくは、
MC対応機材(ヘッドアンプ)を投入して
音質向上を図りたい。
所有音源のハイレゾ化
随時HDD音源のFLAC化を行っているが、
まだまだ進んでいるとは言えない。
機材を良くしても肝心のソースが良くならなければ
音が良くなるわけがない。
音源を管理するためのPCを構築したので、
音源の高クオリティ化を加速させてゆきたい。
バックアップ用アンプの投入
Aurexセパレート導入から4年近くが経ち、
少しづつではあるが、調子が落ちてきているため、
アンプの”ドック入り”を考えている。
電解コンデンサ、リレーのメンテナンスや
再調整は必要と考え、アンプ修理ができる方に
預けたいと計画している。
Aurexアンプが入渠中の間に使える、代わりのアンプの
投入を現在検討中だ。
プリアンプとして使えるプリメインアンプは導入できそうなので、
パワーアンプの投入を今後検討していく。
ケーブル等アクセサリーのアップグレード
ケーブル等のアクセサリーのグレードアップについては
全然進んではいない。
古く性能が落ちてきたものから順次、スローペースにはなるが
取り替えてゆきたい。
自宅のリスニング環境
– 所有中のオーディオ機器 –
製品ジャンル | モデル名 | 備考 |
---|---|---|
PC | Let’s note SV6 (Core i5 / Win11) | 楽曲管理・再生用PC |
TV | REGZA 43M530X | Let’s note SV6のモニター としても使用 |
SACD/BDプレーヤー | DENON DBP-1611UD | SACD・DVD・BD再生用 |
CDトランスポート | KENWOOD DP-X9010 | DAC無 再生専用機 |
CDプレーヤー | DENON DCD-1000 | 通常CD再生用 |
Bluetoothレシーバー | ELECOM LBT-AVWAR700 | ハイレゾ対応 |
USB-DAC | DENON DA-300USB | ハイレゾ対応 ヘッドホンアンプ兼用 |
レコードプレーヤー | MICRO MR-611 | カートリッジ5本所有 |
イヤースピーカー用 ドライバー | STAX SRM-T1S | STAX専用 ヘッドホンアンプ |
プリアンプ | Aurex SY-Λ90 | |
パワーアンプ | Aurex SC-Λ90F | |
スピーカー1 | QUAD ESL57 | 静電型スピーカー |
スピーカー2 | Infinitesimal III | ダイナミック型スピーカー |
アンプ
Aurex SY-Λ90
東芝オーレックスのプリアンプ。CDの登場とともにこのアンプも発売された。デジタルオーディオにも適応した、すっきりとした音色が魅力の1台。Λコンデンサーは2本搭載。
スモークパネルを採用した都会的デザインも魅力で、オーレックスが最後に放ったプリアンプの集大成。
所有機はSC-Λ90F導入後にイトケンさんとトレードした、2代目。
Aurex SC-Λ90F
対となるパワーアンプ。100W+100Wと大容量の出力にも対応する。Λコンデンサーは4本搭載で、クリーンドライブにも対応。
ラックスマンあたりの並のアンプを遥かに凌駕していると言っても嘘ではないほど透明感のある音が出る。
大きなVUメーターを配した都会的デザインはとても美しく、グッドデザイン金賞を獲得している。所有機は2020年8月、オークションにて入手した個体。
LUXMAN SQ-505X(もしくは507X)(導入予定)
ラックス伝統の木枠に入ったプリメインアンプ。
BlackGateコンデンサーが入っている個体を、近日導入予定である。505Xか507Xのいずれかになる予定。
ONKYO TX-NA609
ARC対応HDMIなどを入出力に備えたAVアンプ。シルバーのルックスは現代的らしくて好き。
プリアウトがあるので、これをSY-Λ90に送ることでESL等で聴くことができるようにしている。テレビの音声を流す役割が主だが、CDトランスポートからの音源をアンプ内DACで出力する役割も担っている。当アンプから直でスピーカーには音を出していない。
所有機はイトケンさんより譲受。
プレーヤー
DENON DCD-1000
2倍オーバーサンプリングを採用した、デンオンのCDプレーヤー。当時の1000シリーズのエントリーモデルで、小型のボディでデジタル出力やリモコンは対応していないなど、機能面では省略が見られる。
古いCDプレーヤーだが、キビキビと動作してくれる。メリハリのある仕上がりの音で、オールマイティーに使える1台。普通のCDを聴くときはこれを使う。
所有機は多田オーディオさんから譲受。
KENWOOD DP-X9010
DAC回路を持たない、CDトランスポート。CDトランスポートとしては10万を切る価格でリーズナブルに購入できるモデルだったが、あまり売れなかったようだ。
接続するDAC次第で音が変わるのは事実。現在はAVアンプのDACを活用しているが、DACの独立化も視野に入れているとこ。
所有機はイトケンさんより購入。
DENON DBP-1611UD
デノンのエントリーモデルのユニバーサルプレーヤーで、SACD、DVD Audio、ブルーレイに至るまで、幅広いディスクに対応している。
音的には平面的な感じ方も強いが、SACDやDVD Audioはなかなかな音がする。
所有機はハードオフのジャンクで購入。
MICRO MR-611
ベルトドライブ方式のレコードプレーヤー。発売当時、マイクロの中では最高級機だったという。
所有機はイトケンさんより購入。LP盤を聴く際に活用。最近はMMカートリッジを増備し、カートリッジによる音の違いを楽しんでいる。
スピーカー
QUAD ESL57
QUADのエレクトロスタティック方式ラウドスピーカー。
場所やセッティングやメンテナンスの手間はかかるものの、ダイナミック型とは比にならないほど音の広がりがあり、素直なまでに音を出してきてくれる。
所有機は2024年4月、多田オーディオさんにて在庫処分品として購入。使用しないときは自転車カバーを被せてホコリ対策を取っています。
Infinitesimal III
インフィニティで最もコンパクトなピュアオーディオ用スピーカーで、Infinitesimalシリーズの3作目のモデル。構成こそオーソドックスなダイナミック型だが、金属製のサランネットが目を引くデザイン。
コンパクトだがパワフルで、かつ嫌味のない音が出る。透き通った透明度の高い音色が聴いていて楽しい。
所有機は2020年3月、オークションにて入手。
テレビ
- TOSHIBA REGZA 43M530X リビング
- TOSHIBA REGZA 43M540X ベッドルーム
ヘッドホン
- DENON AH-GC30 Bluetoothヘッドホン ダイナミック型
- STAX SR-3 コンデンサー型 エレクトロスタティック型
- Aurex HR-V7 エレクトレットコンデンサー型
STAXドライバー
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