どうも、みずにゃんです。
今回も、ダイソーで見つけた新製品をレビューしていこうと思います。
今回は、1100円の「完全ワイヤレスイヤホン2」を試してみました。
「2」はType-C充電に対応
去年の10月に、ダイソーの1100円「完全ワイヤレスイヤホン1」(株式会社ラティーノ製)をレビューしたことは皆さん覚えていらっしゃいますでしょうか?
税込1100円という低価格を実現しつつも、AACコーデックに対応するなど、ダイソーの完全ワイヤレスイヤホン2つ目の製品として、かなり意欲的なモデルだったと思います。
「完全ワイヤレスイヤホン1」という商品名でしたので、これをレビューしたときから、”2”以降のモデルが来るんじゃないかと思っていました。
待つこと約半年、ついに”2”のモデルが登場したのです。
新型「完全ワイヤレスイヤホン2」は、価格は変わらず1100円(税込)で、ダイソーで購入できることには変わりありません。
今回大きく変わったのが、充電端子。今回の「2」では、充電方式がUSB Type-Cに変更されています。スマホやPCの充電端子がUSB Type-Cになりつつある今、これらと同じケーブルを共用できるのは嬉しい限りじゃないでしょうか?
早速、買って試してみることにしました。
なにかかもがコンパクトに
前モデル「1」は、完全ワイヤレスイヤホンとしては結構大柄なサイズでした。新モデル「2」は、ごく普通のサイズへダウンサイジングしています。デザインもシンプルなホワイトのボディカラーで、普通の完全ワイヤレスイヤホンといった感じです(笑)
パッケージの中には、ケース、本体、Type-C充電ケーブル、そして取扱説明書が入っています。「1」の取扱説明書がものすごく丁寧な印象を受けましたが、「2」の取扱説明書も100円ショップの製品とは思えないくらいに親切に書かれています。
先述の通り、充電はUSB Type-C経由になりました。最近のスマートデバイスはiPhoneを除けばType-Cを採用しているのが当たり前の世界。もちろん、Type-C端子のスマホと充電ケーブルを共用できちゃいます。わざわざイヤホンのためだけに専用のmicroB充電ケーブルを用意しなくても済むようになった点は、褒めたいところです。
その一方で、困った部分もあります。それは、イヤーピースまでもがダウンサイジングしていること。メーカー製ので言うならば、SMLの3段階でSサイズ。ソニーのハイブリッドイヤーピースSサイズよりも小さく見えます。
このイヤホンのターゲット層は女性とか子供なのでしょうか?
このサイズでは、僕も含め男性の耳には全くもってフィットしません!!
交換用の別サイズも付属していないので、わざわざ換えのイヤーピースを別に買ってこなければ満足に使えないのです。
しかも、イヤーピースを固定するための軸が細いので、メーカー製の汎用のイヤーピースが安定してハマりません。ソニーのハイブリッドイヤーピースはなんとか付きましたが、ユルユル。ゼンハイザーのに至っては軸穴が太いので適合しませんでした・・・。
さらに、ケースのイヤホン本体を填めるスペースが、小さいイヤーピースありきの形状になっていて、大きいイヤーピースを付けたまま入れようとするとうまく填らず正常に充電できないのです。蓋もきちんと閉まらなくなりました・・・。
音質も残念・・・
残念なことに、「1」で対応していたAACコーデックが廃されてしまいました。最初はAACコーデックを付けるつもりだったようですが、パッケージを印刷後に急遽変更になった(それとも印刷ミス?)なのか、パッケージのスペックの部分、シールで修正されています。よく見ると、シールの下側に「AAC」の文字が見えます。
「1」ではAACで接続できたLG V60 ThinQでも、「2」はSBCコーデック接続でしたので、本当にSBCコーデックしか積まれていないのでしょう。
しかも買った個体、左右のバランスが明らかにおかしく、右の出が弱く感じます。もう、音質以前の問題です。
あまりアンバランスに聞こえないように装着ポジションを調整してApple Musicを流してみましたが、聞くに堪えないノイズだらけの音。明らかに、去年出たダイソーオリジナルモデルのほうが良い音出していたと思いますけど。
小さければいいって話じゃない
この完全ワイヤレスイヤホン2に限らず、330円のEVシリーズでも、1650円フルワイヤレスイヤホンでもそうでしたが、最近の100円ショップ系のイヤホン、コスト高騰のせいなのか知りませんが、イヤーピースが全体的に小さすぎです。
この完全ワイヤレスイヤホン2では、パッケージにイヤーピースサイズが小さいとの記載がなく、買って家で開封して、その事態に気付かされます。不親切にもほどが過ぎます。せめて、小さいイヤーピースを使うのなら、EVシリーズのようにパッケージに記載して注意喚起すべきじゃないですか?
大は小を兼ねるとはいいますけど、小は大を兼ねないのです。耳の大きさは人によって違うんだから、その点を配慮してほしかったです。
今回の完全ワイヤレスイヤホン2には、予想を悪い意味で裏切られました。充電端子以外は「1」からスペックダウンしていて、ガッカリ。770円だったらまだ納得できたかもしれませんケド。
昨今の物価高騰でいろいろ大変なのかもしれませんが、次のモデルではブラッシュアップされているように作ってほしいものです。