ニコン党の俺が、いまさら「EOS 60D」を買った理由

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みずにゃん

ニコンからキヤノンへカメラの乗り換えを検討しはじめ、大口径レンズ「EF 28-70mm F2.8L USM」を買いました。”本命”が来るまでのつなぎとして、このEF 28-70mm F2.8L USMとも相性が良さそうだった、EOS 60Dを導入しました。

キヤノンへの乗り換えを企む

どうも、6年半にも渡ってニコン党のみずにゃんです。途中サブとしてキヤノン機をいくつか使っていた時期はありますが、D610導入の際に縁を切り、先日のEOS M2導入までキヤノンとはノータッチでした。

ニコンZ6の導入から半年、Z6の画質にも、AF-S 24-70mm f/2.8Gの写りにも感動している僕ですが、ここでぶち当たったのが今後のレンズグレードアップに関する弊害でした。

24-70を手に入れると、今度は70-200mm F2.8が欲しくなるわけですが、ニコンの場合初代VRは画質が眠く評判がイマイチで、VR2モデルだと中古価格が一気に跳ね上がります。しかも初代VR以前のモデルはメーカー修理期間がすでに終わっています。
対して、キヤノンの場合はISありとIS無しがあり、IS無しであれば運が良ければ良品が5万円前後で入手でき、現行品なのでメーカー修理も効きます。安上がりですね。

うらにゃん用に導入済みのキヤノンシステムのグレードアップも加味しなければいけないのであれば、両社を維持する体力面・資金面も乏しくなることから、レンズを共用しやすいように、僕側のボディをキヤノンへ移行したほうが得策かなと考えるようになりました

そこで今回、Z6と同等年式・スペックである「EOS R」を本命と捉え、キヤノンのF2.8標準ズームとEOS Rを買うまでのつなぎのボディをひとまず導入する”フェーズ1”に着手することにしました。

EF 28-70mm F2.8L USM

RFに移行したとしても、Z6でFTZ前提だったのと同じで、マウントアダプターでEFマウントレンズ運用を前提に考えています。そこでまずは、AF-S 24-70mmに相当する、F2.8標準ズームを試験導入してみることに決めました。

キヤノンのF2.8L標準ズームは、「28-70mm」「24-70mm IS」「24-70mm IS2」の3モデルありますが、後者に行けば行くほど高くなります。さらに言えば、24-70初代はメーカー修理期間が終了しています。
対して、28-70mmはクモリの持病こそあれど、以前お世話になったヒガサカメラサービスさんでクモリ修理に関しては可能なことや、有鉛レンズによる色の評価の高さ、そして中古相場が安いという理由もあり、「EF 28-70mm F2.8L USM」を導入してみました。

この個体も残念ながら盛大にくもってますが・・・まあ3~4万でクモリは取れるみたいなんでいいかな、と。

本命が来るまでの”つなぎ”

もちろん既存レンズはEOS M2でも使えるわけですが、本来うらにゃん用のカメラを陣取るわけにもいかないし、非常にアンバランスすぎるので、EOS Rまでのつなぎとして安めのEOS一眼レフをあたってみたところ、「EOS 60D」が浮上しました。

EOS 60Dは、APS-CセンサーとEOS初のバリアングルモニターを搭載したミドルクラスモデル。ボディがエンプラになったことで軽量化を達成しています。

今年5月にメーカー修理が終了したため中古相場が暴落しています。栄にあるキタムラの中古買取センターに18,000円強の個体があったので、ネットで取り置きして実際に行ってみると、ショーケースに「SD読み取り不良」で14,500円の別個体の60Dが置いてあったのです。

どうやら、UCS(カメラのメンテ会社らしい)で点検したときに、エラー発生でファームウェアアップデートができなかったのが不調判定の原因だったらしいです。元箱はじめ付属品が完品で、この問題さえなければ29,800円の予価だったらしいのですが・・・。

自分の東芝製SDカードでは試写の時点で何も問題なく、エラーも吐きませんでした。むしろ18kの個体よりもSDの読み込みが早いくらいです。せっかくなら安い方、ということで”元箱付ワケアリ”をゲットしました。

購入以降、特に不調となる症状は見られず、自宅でファームウェアアップデートを試したら成功しました。UCS側の機材不備なだけだった可能性もあるかもしれません(笑)

バリアングルモニターはめっちゃ便利なのはわかってますけど、光学ファインダーを覗いて撮る前提のモデルなので、動画も撮らないし正直あってもなくてもいいかな、という印象を受けます。
操作性に関しては、だいぶ変わっていて、十字キーが追加されているのが便利です。その反面、相変わらず露出補正はシャッター半押ししないとできない仕様だったりするのはちょっと物足りなさを感じます。あとはサブ電子ダイヤルの回しにくさと再生ボタンの位置が(笑)
ホールディングに感じてはとくに問題ないですが、サブダイヤルと電源スイッチの位置がやはりマイナスポイント

OVFは明るくて見やすいものに仕上がっています。正直、D610よりも見やすいと感じます。多少暗いキットズームでも難なく撮影をこなせます。

サーボAFの追従性は悪くなかった。フィルムKissのキットレンズでもこの通り(EF 75-300mm F4-5.6 III)

AFに関しては測距点9点と少ないだけでなく、多少迷いやすく感じたので、中央一点が最も使いやすいのかな、と感じます。

濃厚な発色がキヤノン人気の秘訣?

EOS 60Dの描写は、やはりといいますか柔和で彩度が高く、キヤノンらしい明るい発色ですね。キヤノンは暖色系、ニコンは寒色系による傾向があり、暖色系の発色のほうが万人受けはしやすいと思います。これがキヤノン人気の一番の決め手だと思います。

ソフトなタッチなのはくもってるせいでもあるが、もともとから柔和な出方だからだ(EF 28-70mm F2.8L USM)

Lレンズを付けてあげることで、シャープネスな描写を維持しながらも柔らかい印象も加えることができます。ナノクリレンズ付きのニコンとは印象が異なるように思います。

とはいえEF28-70mmは解像度の高さと青の発色が素晴らしく、シティスナップに好適な一本に仕上がっています。ここまで濃い色が出せるのも有鉛ガラスならではの味なのでしょう。ただ、クモリが進行しているためにフルの描写を発揮できないのがもったいないところでした・・・。

キヤノン機が出す青空は過度に薄くも濃くもなく、自然な仕上がりだ。解像度も十分あり、順光ならイケる(EF 28-70mm F2.8L USM)
残念ながらクモリのせいでゴーストやフレアが出やすい(EF 28-70mm F2.8L USM)

思ってたよりも完成度高かった

ニコンユーザーの目線で見てみれば、キヤノンは少しちゃちいイメージがどうしてもあったけど、思っていたよりも完成度が高くて、触っていて新鮮な気持ちになれる一台に感じました。

EOS M2は全然ワクワクもできなかったけど、60Dでワクワクできたのは、やっぱりファインダーの存在があるからなんだと思います。そしてM2よりも快適・快速な点も、ワクワク出来た理由の一つです。

”本命”が来たあとはどうするかはまだ決まっていませんが、EOS Rならバッテリーの共用が効くので、サブ機として活躍してもらうのもアリなのかな、と思っています。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!

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