フルサイズに”先祖返り”・・・軽量フルサイズ「EOS RP」を使い込む

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みずにゃん

どうも、みずにゃんです。

先日、カメラ機材を「EOS RP」へ入れ替えました。買い替えに至ったきっかけと使ってみての感想を書いていきます。

リプレイスに至ったきっかけ

2年前からLUMIX G9(DC-G9)を使い続けてきました。
しかしながらコントラストAFしかないLUMIX G9では動き物を撮るのに限界があり、その前に使っていたニコン機たちのように使いこなすことができないまま、2年が経とうとしていました。

以前よりも明らかに撮れ高が落ちましたし、撮影のモチベーションも日に日に下がってきていて、日常撮影だけでなく旅先でのスナップですらスマホで済ませてしまうことも増えてきました。
もう、望遠コンデジひとつあれば良いのでは?と思うことすら。

・・・ですが望遠レンズを使用する撮影まではスマホでは代替できません。
加えてうらにゃんの強い要望で一眼カメラ機材の完全撤退は認可が降りず(笑)

今、主で使うシーンは競馬場かな。
競馬場での撮影に特化して、位相差AFが使えて、LUMIX G9よりもAFの速いカメラにしたいと思っていました。
となるとキヤノンかニコンに換えるのがベターだと思うんです。

ちょうどEOS 7Dを核にしたEFマウントシステムを持っていますから、キヤノンにしたほうがスムーズかなと思います。

EOS 7D MarkIIじゃなくて初代

一眼レフを今さら買うのはと思いRFマウントで行こうと思い、最初はAPS-CモデルのEOS R10を狙っていたのですが、懐事情もあって中古相場も安くなってきたフルサイズモデル・EOS RPに落ち着きました。

外装ランクが落ちてたおかげで相場より安かったです

超コンパクトなフルサイズ機

EOS RPEOS Rの下位モデルとして2019年に発売されたモデルで、RFマウントのフルサイズ普及機として、後継機EOS R8が出た今でもロングセラーが続いています。

フルサイズ機でありながら極端な軽量化徹底的な低価格化を実現。現在は新品でもボディ12万円を切りますし、中古でも8万円前後という魅力的なプライス。

もちろんこれによりオミットされている部分も多いことも事実。EOS Rで取り込まれた新機軸も多くは採用されず、シャッターは1/4000止まりで耐久10万回、バッテリーも小型化されバッテリー持ちも悪くなっているとか。

それでもミラーレスの利点を活かせるバリアングルモニター、2ダイヤル、USB-C充電にはちゃんと対応し、基本的な部分には妥協点はないと思います。

かなり久々に肩パネルのないカメラになったが、とくに不便はしていない
EOS 6D系と同様、ジョイスティックや背面ダイヤルは未搭載。再生ボタンの位置が絶妙でコレは高評価
バリアングルモニターはタッチ対応でボタンの少なさを補完
EVFはスペック的には平凡。倍率も低いが、LUMIX G9で気になっていた樽型の収差がRPにはないので、思ったよりは見づらく感じない

クロップでAPS-Cレンズが使える

EFマウント一眼レフではAPS-C専用のEF-Sレンズを着けることができませんでしたが、RFマウントミラーレスではフルサイズ機にもEF-Sレンズ・RF-Sレンズを装着することができるように。
自動的に1.6xクロップとなり、1000万画素相当にはなりますがケラれる心配なく撮影できます。

EF-S 55-250mm STMとの組み合わせ。EOS RPのサイズ的にコレくらいがバランス良い

ブログアップやL版プリント程度であればこの画素数で十分すぎますから、望遠レンズをコンパクトにさせたいときは意外にも重宝すると思います。
なんでもフルサイズ対応の望遠レンズを今持っていないので、今回EF-S 55-250mm F4-5.6 IS STMで望遠撮影をしています。

マウントアダプターは純正が高すぎてCOMMLITEにしていますが、使い勝手は遜色ないと思います。古いレンズEF28-80mm F3.5-5.6 USM Vも正常に動作します。

COMMLITE CM-EF-EOS R AFと手ブレ補正に対応し、脱着可能な三脚座付き。ヨドバシで¥5900(税込み)

AFは途上感があるも

肝心のAFですが、位相差AFとコントラストAFのハイブリッドシステム「デュアルピクセルCMOS AF」を搭載。
サーボAFはまだまだ発展途上な感じがしますが、ワンショットAFは体感LUMIXよりも速いです。

広い範囲を認識する「顔・追尾優先AF」はさすがに遅いですが、「ゾーンAF」にするとモタツキも少なくかなり速いし正確。タッチパネルでゾーンを移動させることで日の丸構図を回避することも可能になります。
鉄道車両、パドック周回中の馬、猫カフェにいる猫あたりは捉える能力はあると感じます。

連写性能がオミットされているので、ワンショットで狙い撃ちするスタイル。
連射してバシャバシャするのがあんまり好きではないので、ワンショット狙い撃ちがハマります。

写りは安定のキヤノンクオリティー

処理エンジンはEOS 6D MarkIIと同じく「DIGIC8」で今となっては旧世代ですが、既に完成域に達していた一眼レフ機と同等のクオリティーを楽しめるとも言えます。

フルサイズセンサーはEOS 6D MarkIIと同等のスペックとのこと

色合いなどはまさに王道のキヤノンらしく万人受けする仕上がり
生き物も、機械も、生き生きと表現してくれています。

もちろん、フルサイズということで多少のプラシーボは入っていますけどね(笑)

マイナス点を挙げるとすれば、フルサイズにしては結構高感度ノイズが乗りやすいなあという感じがします。もうちょっとノイズが少なければ良いのですが・・・。

いくらか作例を

ちょっと外に出てきたので、いくらか撮ってみました。

ノイズが多く、うまくボケてくれていない例
ノイズを抑えられれば、フルサイズの描写力を楽しむことができる
ISO4000の時点で輪郭ノイズが目立ってしまうのが疑問点
1.6xクロップでゾーンAF 低感度なら次第点といったところか
1.6xクロップ
1.6xクロップ 質感はうまく出せているほうか

使ってみて思ったのですが、懸念していたバッテリー持ちは案外悪くなかったです。
一日数百カットは切っていましたが、バッテリー表示の目盛りが減ることもなく、モバイルバッテリーからの充電も必要ありませんでした。
USB-C充電ができるので、自分の使い方なら非使用時(移動時など)にモバイルバッテリーから充電できれば予備バッテリーをじゃらじゃらさせる必要はなさそうです。

LP-E17を採用。上位機と比べるとバッテリーのスタミナは少ないが軽量化に大きく貢献している面も

思った以上にRPのクロップ+ゾーンAFの出来が上々で、EOS 7Dの出番、ほとんど無し・・・。

今後の拡張のロードマップ

まずはフルサイズ対応の単焦点が欲しいので、ストレートにRF 50mm F1.8 STMを手に入れたいところです(EF 50mm F1.8 STMでもいいですけどね)

まだ先の話にはなりそうですが、フルサイズ対応の望遠レンズの導入と、Lレンズ導入も考えたいところ。
Lレンズを入れるなら、手頃にEF24-105mmあたりかな?
あとはコンパクト性が生きる、EF40mmのパンケーキも気になります。

フルサイズに戻したのにコンパクトになった新たなメインカメラ。最近はあまり持ち出していなかったので、これを機にアチコチ持ち出してみようと思います。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!

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