金欠マジやべぇ・・・。
久々の着色済みキットが登場
グリーンマックスから、“着色済みエコノミーキット”のシリーズが順次リリースされています。
これは、長らく発売されている未塗装のエコノミーキットを車体色に合わせて着色済みとしたもので、板キットの形態はそのままで、塗装が苦手な人でも塗装なしで簡単に組めるようになっています。
実はGMの着色済キットは今回が初めてではなくて、何度も非定期で出ているものですが、更に遡ると、GMの前身であるホビーショップMAXの時代から出ているものです。というか、最初のMAXキット〜GM初期は着色済として出ており、灰色成形の未塗装のほうが後出しなのです。
MAXキットは以前スハニ35を丸の内の安井模型さんでGETして制作済で、その後オハ61も追加で買っています。
そんな中、先日GMストアで着色済みエコノミーのオハ61が並んでいたので、買いました。
果たして現行キットの実力は?
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GMキットの”創始車” オハ61
ホビーショップMAXは44年前の1974年(昭和49年)に自社車両キットの展開を始めました。その記念すべき第1号がオハ61であり、GM製品のルーツでもあったりします。
ちなみに1974年のできごと・・・
- 志村けんドリフ正式加入
- 名古屋市電全廃
- 湖西線開業
- 米ニクソン大統領がウォーターゲート事件で辞任
- 「宇宙戦艦ヤマト」放映開始
ブルトレブームがまだ始まる前で、トミーもまだナインスケールでTOMIXブランド誕生前・・・今から見れば大昔ですw
さて前置きが長くなっちゃったけどこの両者を並べてみましょう。
成型色が茶色系なのは同じですが、違う色です。MAXキットの説明書には「プラカラー使ってね」とあるので、ユーザー側で塗装することが前提となっていたようです。
基本的に大元の金型は床下等を除けば同じものと思われます。MAXキットは車番刻印(オハ61 15)があり、それに対してエコノミーでは別売りの車番インレタを使用します。妻面の銘板はどちらも表現されています。
現行エコノミーの床下は別パーツ化されています。MAXキットの床下はダイキャスト製でウエイトを兼ねています。
組み立ててみる
両車を組み立ててみました。
基本的な車体構造は同じですが、床下構造部分は大きく異なります。MAXキットのほうは床下ウエイトを取り付けるネジが欠品していて接着剤で付けました。スハニ同様GMのTR11が使用できるように一部加工しています。
屋根の成型色にも差異があったりします。
40年以上の差があるとはいえ、MAXキットのプロポーションはかなり良いと思います。
ですが現行エコノミーも負けちゃいません。貫通路部はドアパーツが追加されてよりリアルな雰囲気が出ています。色も実写にかなり近くなり生き生きとしています。
MAXキットは非常に完成度の高い製品。現行エコノミーではその良さを活かしつつ改良してきてるなという印象。どちらも甲乙つけがたい出来映えと思います。
安いので、ちょっとした暇つぶしにいかがでしょうか?