どうも、みずにゃんです。
先週は有馬記念を見に中山競馬場へ行ったのですが、その道中、行きを空路にしました。関東へ行くとき、東海道新幹線ばかりで飽きてきましたからねぇ。
空の旅は8年ぶり。LCCのジェットスターで中部国際空港から新千歳空港へ飛んだのが最後なので、ちょっとワクワクしながらセントレアこと中部国際空港に向かうワタシがいました(笑)
名古屋→東京 空の旅の選択肢
名古屋から東京への移動手段は新幹線と高速バスが定番ではあるのですが、わずかながら空路も存在します。
中部国際空港(NGO)から羽田空港(HND)行きと成田空港(NRT)行きが出ているのです。
ANAは羽田行が1往復、JALは羽田行・成田行がそれぞれ2往復ずつで、2社合わせて5往復が確保されています。
圧倒的に新幹線有利の短距離。にもかかわらず路線が設定されているのは、HNDやNRTで国際線に乗り継ぐための乗り継ぎ便としての役目を果たしているから。中部は国際線の路線が少なく、アメリカ・欧州へ飛ぶには羽田や成田で乗り継ぐ必要があるのです。
なかでもJALの3083便(中部行)・3084便(成田行)の1往復は、原則として国際線仕様のワイドボディ機が運用(いわゆる「間合い運用」というやつです)に入ります。今回、その「JAL3084便」に搭乗することに決めました。
30年生きてて、JALに乗ることが今回はじめてです。
JALでは障がい者割引が設定されています。JALの場合はセイバー運賃(早割運賃)からさらに割引になるため、空港までの交通費を加味しても、普通席は新幹線のぞみ号よりも安く、クラスJでも12,000円前後で乗ることができます。
「クラスJ」は新幹線でいうところのグリーン車に相当する、ミドルグレード座席。JAL3084便は国際線仕様機材のため、ビジネスクラス座席がクラスJ座席として用意されています。国内線クラスJ座席よりもゆったりとした座席で移動ができます。
ただし、国際線用機材では機内Wi-Fiや機内エンターテイメントが対象外。とはいえ移動時間が短いのでこの点は目を瞑れます。
もちろん、折角の機会なのでクラスJにしますよ!
成田行きにしたのは、宿泊地が浦安市の舞浜エリアで、成田からのほうが行きやすいから。成田からだと、乗り換えが一回(東松戸)で済みますからね。中部14:20発でのんびりと出発でき、到着してそのままホテルをチェックインできる使いやすいスケジュールにできるのも決め手でした。
いざ、テイクオフ!
中部国際空港のターミナルはわかりやすい配置で、スムーズに搭乗ゲートまで到達できます。障がい者割引運賃は障害者手帳の提示が必要のため自動チェックインができず、有人カウンターでのチェックイン。搭乗券が昔ながらの紙で出てきます。
搭乗時は、各ステータス保持者→窓側席→その他の順で順番が決まっています。
最近になって窓側席の人を先に入れる搭乗の順番に変わったと、ちょうど機内誌に記載がありました。
この日の機材はボーイング787-8で、初期型の「E03」タイプ。ハワイやアジア等の短距離国際線で活躍している機種です。
この機種は普通席(エコノミークラス)176席、ビジネスクラス座席が30席。ビジネスクラス座席はシェルバックタイプの「JAL SHELL FLAT NEO」で、このシートが国内線ではクラスJ扱いになります。
シートピッチは新幹線グリーン車よりも余裕がありますね。近鉄特急ひのとりプレミアムシートが感覚として近いかも。
クラスJとしては当たり、ですが国際線で乗るときはきっとハズレシートですね(笑)
定刻に出発。離陸までスムーズにいきました。機体は一気に高度を上げていきます。
座席のモニターは安全ビデオ以外には活用されていませんでした。壁掛けのモニターだけが、飛行状況を表示していました。
成田行はドリンクサービスがあります(羽田行はドリンクサービスがありません)
搭乗率は5割くらいでしょうか、空席もそこそこあります。そのおかげかクラスJエリアは静かで快適。普通席にいる赤ちゃんの泣き声がはっきりと伝わってくるほどの静けさ。
この日は雲が多く富士山は拝むことは叶いませんでしたが、九十九里浜や霞ヶ浦が眼下に広がると、来たぞ!とテンションが上がります。
ちょうど左主翼や左エンジンが見える位置で、フラップの開閉のウィーン~って音がダイレクトに伝わってくるのも、見ていて面白かったです。
飛行時間約60分のうち、シートベルトサインが消灯する時間はわずか15~20分ほど。リクライニングできる時間も短いので、ちょっと物足りなさは感じます。
この日は天候不順のためか遠回りの飛行ルートが選ばれ、成田第2ターミナルには10分ほど遅れての到着。
その間、30分ほどずっとトイレへ行けなかったのは頻尿持ちには大変。降りてすぐのトイレに駆け込みました(滝汗)
もっと、空の旅がしたくなる!
わずか1時間強の空の旅でしたが、思った以上に楽しく過ごせました。やはり、フルサービスキャリアの便なのでLCCでよく見る質の低い乗客もほとんどいないですし、キャビン・アテンダントの対応もさすがJAL、という感じでした。
ちょうど隣国での着陸失敗事故で多数の死者を出していることが報じられていますし、JALに関しても年初には羽田での衝突事故があり、航空事故への不安が拭えない方も数多くいらっしゃるのではないかと思います。
もちろん僕だって事故への不安をもっていないわけではありませんが、日本の航空マンたちが非常に高い安全意識を持っていることは確かです。123便(1985年)以降、日本の航空会社は有責事故による乗客の死者を1人も出していないのです。安心して乗っていいと思います。
大事故が続発するタイミングで言うのは不謹慎かもしれませんが、僕は今後も機会があれば安心してJALをはじめ日本の航空キャリアを利用していきたいです。
個人的に唯一の問題となるのが、離着陸時の尿意ですね(笑)
あと、飛行機に乗るのはチェックインや保安検査の手間もあり、新幹線がいかに手軽な乗り物なのか、を改めて感じる機会にもなりました。
もっと、空の旅がしたくて仕方なくなってきましたワタシです。福岡とか九州方面は新幹線も結構運賃高いですし、JALを使うのはすごくアリかも! みず
おまけ
せっかくなので有馬記念のパドックをちょこっと。
レガレイラが復活勝利をここで遂げるだなんて予想もしてなかったです・・・(汗)