TOMIXの113−2000系近郊電車(JR東海仕様)が発売されたので、予約を受け取ってきました。
床下グレーがアクセントのJR東海車
国鉄時代に大量に作られた113系は、当然のごとくJR東海にも引き継がれました。JR東海が引き継いだのは0番台と2000番台で、大垣電車区と静岡車両区に配置され、東海道線をメインとした運用が行われていました。
313系が導入されると、老朽化が進んで簡素な冷房だった0番台の大半が廃車され、大垣所属車の多くが神領車両区へ転属しました。神領区転属後は、中央線の朝夕ラッシュを中心に運用され、6両+4両の10両編成も見られました。
2005年の愛知万博の際には静岡所属車も神領へ応援に駆けつけています。「エキスポシャトル」は定期運用こそなかったものの、臨時で運転されていたようです。
老朽化が進んだ113系は、313系の3次車が導入されると置き換えが進み、神領車は2006年11月、静岡車も2007年3月のダイヤ改正をもって運用を終了、JR東海からは全廃されました。
JR東海車は比較的新造時のオリジナルで残っている箇所が多く見られました。JR東海の他の車両同様に床下がグレーに塗られ、それがJR東海車の最大の特徴だったと言っても過言ではないかと思います。
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基本+増結で6両編成を購入
今回の113系は、5月の丸栄鉄道模型展で先行発表がなされ、10月発売予定として発表されていましたが、発売スケジュールの変更で今月に発売が繰り上がったものです。
ちなみに10月はKATOから313系3000番台(リニューアル)、GMから211系5000番台1次車の発売も予定されている他、TOMIXは373系が再生産とこの秋はJR東海車両が目白押しです。
製品は4両の基本と2両の付属の形態となっていて、静岡車も神領車も再現可能になっています。4両編成も6両編成も組めるほか、基本2つと増結1つで神領の10両フル編成も作れます。
今回は4+2の6両を導入しました。
HGではなく通常ラインですが、その分定価が抑えられていて導入しやすいです。
造形は安定していてカチッとしています。塗装も悪くないです。
【9月29日追記】塗装なんだけど、家に帰ってじっくり見てみると、ドア周りを中心に塗装ムラが激しいなぁと感じます。
最近のNゲージ製品の中ではかなりハズレな感じがしますね・・・。
信号炎管がユーザー取り付けになっていますが、穴が小さいのか途中で曲がってしまい取り付けが難しいです。要ピンバイス(写真では断念して取り付けていません)
信号炎管くらいいい加減KATOみたいに取り付け済みにするか一体成型で良いよもうw
ちなみに無線アンテナは取説では上級者向けの扱いとなっています。
ヘッドライト・テールライトの光り具合。電球色LEDです。ちょっと光りすぎてるかな?方向幕部が光りすぎて313系初期車のヘッドライトみたいな雰囲気。
前面方向幕は別パーツではなくシールでの対応になっています。
「快速エキスポシャトル 万博八草」というレア表記も(笑)
グレーの床下を覗くとまさかのTOMYの旧ロゴw
それだけ113系の床下パーツが安定した出来という証拠なのでしょうか。
共演できる車両が多い神領車
活躍期間が長いだけあって、神領車は共演できる車両も豊富。
引退間際の103系から、中央線の主211系、特急で頑張る383系、新しい仲間313系・・・。エキスポシャトルだと愛環100系や2000系とも並べられます。
神領にいたのはたったの8年ですが、設定時期によってともに楽しめる車両を変えられる点は大きな魅力です。
共演車両の211系と313系3000番台も来月GMとKATOからそれぞれ発売されるので、これらと合わせて2000年代初頭の神領車両区を楽しむのもあり?(笑)