小牧基地のブルーインパルスは盛況のうちに終わりましたね。
来年も来てくれると良いなぁ・・・。
ゴハチの塗色バリエーション
国鉄の名車EF58には時期や充当列車によって様々な塗色のバリエーションがあるのが人気の理由の一つだったりします。
登場時は他の型式同様にぶどう色(茶色)で登場しました。
その後、東海道線電化に伴ってそれまでC62の牽引だった「つばめ」「はと」がEF58牽引に変更される際に、緑を基調とした“青大将色”が登場。青大将色の登場にあたっては、4機にそれぞれ別の塗り分けをした試験塗装が用意されています。
20系のブルトレ牽引が増えてくると、ブルトレ用の塗色として、青+白の特急色の塗り分けが一部車両になされました。
その後新性能電機が投入されますが、新性能電機に近い高性能ぶりを発揮できるEF58も、青とクリームの直流標準色に変更されていきました。
お召し列車用として製造投入された60号機と61号機はぶどう色をベースに銀の帯を全体に巻いた“お召塗装”となりました。
このように大量に生産され本州で幅広く活躍したEF58は様々な色を与えられたのです。
当然ですが、模型でも様々な塗装バリエーションのものが発売され、ヒサシ有無や細かい差異でのバリ違いも含めて、ゴハチだけでも”底なし沼”だったりするのですが(笑)
ぶどう色の原型
今回はTOMIXのEF58・茶色大窓を某フリマアプリでゲットしました。
流線車体になった後のゴハチとして基本的なスタイルをしています。なぜかナンバーが青大将のになってます。交換パーツがどっかで手に入れば交換したいところ。握り棒も紛失されている・・・(悲)
走りはさすがTOMIXで、古い製品ですがスムースで快調に走ります。
何だこのパンタ?
今回のゴハチで気になったのが、このパンタです。
当然ですが製品についていたパンタではなく、どこかから移植されてきた全金属パンタのようです。
一見エンドウのゴハチからの移植かとも思ったのですが、上昇高さやシュー形状などを見ていると別物のようです。
そこで、Yahoo!知恵袋で訪ねてみることに。
パッと見ではEF65-500番台やEF60などの機関車付近のパンタに見えますね
会社はKATOではと思います。
出典:写真の車両(Nゲージ)についているパンタはどこの会社の本来なに用のものなのでしょうか? – Yahoo!知恵袋
なんと!
『KATO Nゲージ生誕50周年記念誌』とか『鉄道模型考古学N』とかグーグル先生で出てきた画像とか見ていると、確かによく似ていて同じもののように見えるのです。
この“関水金属”極初期の金属パンタは、1960年代のEF70とEF65(P形)で採用されています。1971年のEF65の2代目からはパンタが変更されていて、製造時期や生産数からしても比較的レアなものと思われます。
前オーナーさんがどういう経緯でこのパンタを入手されたかは不明ですが、1パーツのみとはいえ貴重なものを拝見できたのでなんか不思議です。
とはいえシューの数とかが本来のEF58とは全く違うので、パンタを交換しようか迷うところですね・・・(笑)
[鉄道模型]カトー 【再生産】(Nゲージ) 3056 EF58 35 長岡運転所 電気機関車 価格:5,194円 |