「ウマ娘」風の体操服を作ってみた!

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みずにゃん

どうも、「体操服イラスト全国図鑑」プロジェクトのみずにゃんです。

このプロジェクトは「実在する指定体操服」のモデル再現・資料化を主目的としていますが、「体操服」そのものの研究もあわせて行っています。
「汎用タイプの体操服」や、「アニメ・マンガ・ゲーム等に出てくる体操服」についても今後資料化を並行して行い、まとまったものはプロジェクトのウェブサイトに掲載していきたいと考えています。

今回、その一環で「ウマ娘」風(あくまで”風”です。理由は後述)の体操服を作ってみたので記事にしました。

作ろうと思ったきっかけ

僕が3DのVRMモデルを使って体操服資料を作るときに使うのが「VRoid Studio」なのですが、このVRoid Studio内で使えるパーツやアバターをクリエイターさんが制作し、「BOOTH」で頒布・販売されているものがあります。

今回、たまたまBOOTHでウマ娘のトーセンジョーダンのアバターを見つけました。「墨谷」さんという方が制作なされたもので、無料で頒布されているものでした。

ところが、BOOTHでVRoid Studio用のトレセン学園の制服はあれど、体操服やジャージは出てないんですよね。
せっかくなので、作ってみようと思ってみたわけです。

ウマ娘の体操服とはどういうもの?

リアル競馬の知識はそれなりにありますが、競走馬を擬人化した「ウマ娘プリティーダービー」なる作品については、あまり詳しくありません。ゲームもやったことないのですが、ゲームではGⅡ以下のレースで体操服を着用するモードに設定できることについては知ってました。

ここでいう「ウマ娘の体操服」というのはレース時に着用するもの。学園内でトレーニングするときは上に赤い学園指定ジャージを羽織るようです。

トップス(半袖シャツ)は枠色に応じて8種類存在するだけですが、アンダーは牡馬モデルのウマ娘はショートパンツ、牝馬モデルのウマ娘はブルマーを着用し、これも枠色別で8種ずつ存在します。
このほか、ウマ番とウマ娘名が記載の外付けゼッケンを装着しますが、これはレースの格に合わせて複数種あります(レースの格はほぼほぼリアルの中央競馬に準拠していて、ゼッケンカラーもリアルと同色になっています)

ウマ娘のトーセンジョーダンは名前のごとく「トーセンジョーダン」という牡馬がモデルのため、ショートパンツを着用しています。
ということで、今回は牡馬モデルの体操服でいきたいと思います。

モデル馬「トーセンジョーダン」

モデル馬のトーセンジョーダンは、裂蹄による故障に悩まされながらも2011年の天皇賞・秋をレコードタイム(当時。昨年、イクイノックスに破られました)で勝利したGIウィナー。おなじみの”迷馬”ゴールドシップに毛嫌われた馬としてもよく知られる存在ですね(笑)

現時点では、まだ正確ではありませんが・・・

ということで、ウマ娘の体操服を再現させてみたのですが、VRoid Studioや自身の技術的な制約もあり、完全な再現には至りませんでした。

まずトップス(半袖体操服)ですが、VRoid Studioのテンプレート(型紙)では、半袖の袖絞りをうまく表現できません。
現実の体操服でもこの部分は表現が難しく十分な再現にまでは行っていませんが、ウマ娘体操服ではよりオーバーな表現となっているため、この程度が限界でした。

また、トップス(半袖体操服)をシャツインさせた状態なのか、裾絞り(裾リブ)がありシャツインはとくにしていないのか、ゲーム内の表現だけでは判別が難しいところでした。ゲーム内イラストの表現的にはどうも後者な気がするのですが、その場合トップスの丈が短すぎてウマ娘の身体とのバランスが崩れてしまう気がします。そのため、今回のVRoidを使った再現では、あえてシャツイン姿で再現してあげることにしました。

後ろも再現しています(※アンダーの尻尾部分は再現を見送りました)

ゼッケンは実際のレース格に応じてバリエーションがあるため、複数作ってみました。ウマ番のフォント(字体)についてはAdobe Fontsの中から最も実際のJRAゼッケンの字体に近いものをチョイスしてみましたが、正確な字体ではありません(丸みを帯びていないです)

メイクデビュー・条件戦
特別戦・OP
G3
G2
作品内では出てこないですが、もしG1を体操服姿で出すならこんな感じですよね??

トップス(半袖体操服)の襟・袖絞りとショートパンツは枠色で変わる仕組みで、これは8種類あります。全種類一気に用意するのは大変ですので、今回はトーセンジョーダン(実馬)の実際の出走レースと枠に合わせた物を中心に作っています。
ちなみに最内枠の1枠はリアルの競馬では白色ですが、ショートパンツ等は水色で表現されているようです。

2枠2番
6枠6番

蹄鉄形の靴を用意するまではさすがに余力がなかったため、VRoid Studioのデフォルトパーツを使い、体操服プロジェクトで再現する3Dモデルの標準規格としてあります。

今回は正確性は二の次で、雰囲気重視で制作しましたが、我ながら思ったよりは悪くない仕上がりにはできたと思っています(笑)
権利の問題もあり読者の皆さんに自由に操作いただくことはできませんが、この記事でウマ娘の雰囲気を感じてもらえたなら僕はそれで充分です(笑)

ウマ娘には体操服だけでなく、トレセン学園の指定ジャージも存在します。こちらも、またの機会があれば制作にチャレンジしてみたいと思っています!

アニメの体操服も依頼があれば再現します!

アニメや漫画などのフィクション作品に出てくる体操服も、もしご依頼があれば不定期で作っていけたらと思います。

「体操服イラスト全国図鑑」プロジェクトはこれまで指定体操服のみを資料化の対象としてきましたが、日本特有の「体操服」文化を総合的に調べていくために、無地の「汎用体操服」や、フィクション作品に出てくる体操服なども、今後資料化してお役に立てていければ、と思います。今後の展開もお楽しみに!

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