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![](https://asobu.blog/wp-content/uploads/2021/07/IMG-202107191406070.png-コピー.jpg)
有料テーマ「SWELL」の開発者が、新しい無料テーマ「Arkhe」をリリースしました。無料で使えますが有償で専用プラグインの購入やフォーラム参加ができる課金システムを持つシンプルなWordPressテーマです。CSSカスタマイズでどんなサイトにも仕上がるので、いじっていてとても楽しいテーマです。
このサイトも「Arkhe」テーマを使っていますので、サンプルとして見ていただければ幸いです。
「SWELL」開発元の期待の新星「Arkhe(アルケー)」
WordPressがブロックエディタに対応してはや5年が経とうとしています。最近では、クラシックエディタでの使用を想定していないGutenbergに最適化されたテーマも増えてきました。
その一方で、日本製の100%GPLテーマも増えてきました。WordPressコミュニティでは100%GPLテーマを推奨していることもあり、信頼性の高いGPLテーマを採用するサイトも増えてきました。当ブログが先日から採用してきた「Katawara」も、100%GPLテーマのひとつです。
そんなブロックエディタを前提とし、100%GPLの日本製テーマが新しく登場しました。
「Arkhe(アルケー)」という名のテーマです。
![](https://asobu.blog/wp-content/uploads/2021/08/スクリーンショット-2021-08-04-20.58.27.jpg)
「Arkhe」は、100%GPLの有料テーマ「SWELL」の開発者・了さんが開発した新しいテーマです。テーマの使用は基本無料としつつ、専用プラグインや年間ライセンスといった有償のオプションを有する、今までにない形の”準有料”テーマです。
![](https://arkhe-theme.com/ja/wp-content/uploads/2020/12/arkhe-ogp.png)
「Arkhe」はどんなテーマなの?
超絶シンプル 高いカスタマイズ性
Arkheの最大の特徴が、超シンプルであること。テーマには必要最低限しか入っていないため、PHPやCSSのカスタマイズが容易で、製作者の思うがままにデザイニングをしていくことが可能です。
テーマは必要最低限のリソースのみなので、テーマのバージョンアップの頻度は少なく、WordPressがバージョンアップしても大きな不具合が出ないよう配慮がなされています。
専用のプラグインを用意 WooCommerceにも対応
専用のプラグインが用意されています。プラグインは有料で追加ができ、後述のライセンスを購入することでバージョンアップにも対応します。
![](https://asobu.blog/wp-content/uploads/2020/11/b95b028f691d579f2bdf8a418957a7da.jpg)
プラグインは、2021年8月現在、以下が用意されています。
- Arkhe Blocks Pro:ブロックエディタを拡張
- Arkhe Tools:Arkheテーマの外観や機能面を拡張
- Arkhe Wookit:WooCommerceを拡張。買い切り版のみ。
- Arkhe CSS Editor:Arkhe専用のCSSエディタ。インライン処理で出されるので軽量。ライセンス所有者限定。
もちろんArkheでは、他社(他者)製プラグインも使用できるほか、Arkhe Blocks Proは他テーマでも使用できます(ただし、一部機能が使えません)
ライセンスを契約するとフォーラムの参加が可能に
Arkheは無料テーマですが、年契約サブスクのライセンスが用意されています。ライセンスを契約すると、各プラグインのWordPressダッシュボードからのアップデートが受けられます。ライセンスは、「Arkhe Pro Pack」(後述)に内包されています
買い切り版プラグインを買い直すことでも最新版を随時入手することはできます
この他、フォーラムの参加が可能になり、開発者の了さんや他ユーザーからのサポートが受けられます。Slackコミュニティへの参加も可能です。なお、ライセンスを持っていなくてもチケット購入でフォーラムへ参加できるよう配慮されている点も嬉しいですね。
ライセンスは自分のサイトでのみ使用する人向けの個人ライセンスと、委託で制作する人向けの制作ライセンスが用意されています。
Arkheの買い方について
Arkheはテーマそのものは無料でWordPress公式ディレクトリから入手でき、テーマのアップデートも無料です。
ですが、有料の専用プラグインやライセンスを用意してあげることで、Arkheの機能をより発揮させることができます。
2021年8月にArkheの有料課金のシステムが変更になっています。今回の改定で、ライセンスを内包した「Arkhe Pro Pack」と「買い切り型」プラグインの2つに集約されることになりました。
Arkhe Pro Pack
「Arkhe Pro Pack」は、専用プラグイン「Arkhe Tools」「Arkhe Blocks Pro」「Arkhe CSS Editor」に加え、年間ライセンスがセットになったオールインワンのサブスクパッケージです。
従来ではプラグインとライセンスをここで購入する必要があり割高でしたが、Arkhe Pro Packとなったことで導入費用が大幅に下がりました。ライセンス名も、「個人ライセンス」と「制作ライセンス」に名称変更されています。
個人ライセンス | 制作ライセンス | |
---|---|---|
Pro Pack価格 | 6,600円/年 | 9,900円/年 |
フォーラムチケット数 | 10枚 | 無制限 |
これまでは、Arkhe Pro Packと同等の内容で個人で導入する場合、ライセンス年間9,900円に加えてプラグイン代が必要でした。これがArkhe Pro Packとなったことで、年に6,600円払うだけで済むようになります。
値下げにより旧個人ライセンスの価格とPro Packでの制作ライセンスの価格が同額となったため、旧料金で抵抗のない方は制作ライセンスへのグレードアップも容易になります。
買い切り版のプラグイン
Arkhe Blocks ProとArkhe Toolsは従来どおり買い切り版の購入も可能ですが、ライセンス契約しないとアップデートが利用できない点やはこれまでと同様です。
単体購入での価格はArkhe Pro Packとは逆で、値上げされています。
Arkhe Wookitについては「完全買い切り型」となり、ライセンスがなくてもアップデートが行えるように変更されています。
超絶シンプルなのが良い
当方では2020年10月のベータリリースの時点で「Blocks Pro」「Toolkit」の2プラグインとライセンスを導入しており、現在は当ブログと「写真さんぽ」でArkheを利用しています。なので、どんなデザインができるかは、ウチのブログをくまなく回っていただけると大体はわかっていただけるのではないでしょうか。
![](https://asobu.blog/wp-content/uploads/2020/11/915cc886d0254d3f8e5a9c73479238f2.jpg)
▲テスト環境のトップページはArkhe Blocks Proを用いず、Arkhe Tools・子テーマへのCSSのカスタマイズと、VK Blocks Proで構築しましたが、モノトーンで落ち着いたデザインになったかと思います。
素の状態は超絶シンプルです。CocoonもKatawaraもシンプルだったけど、それをはるかに超えるくらいにシンプル。専用の要素はほとんどないので、CSSのカスタマイズで自由自在にできます。
Arkhe Blocks Proブロックサンプル
「Arkhe Blocks Pro」はArkheに最適化されているものの、他テーマでも使用できます。ここでは、Katawaraに付属しているVK Blocks Proのものと並べてみました。
アコーディオン
Arkhe Blocks Pro
VK Blocks Pro
VK Blocks Proには同様のブロックはありません。
FAQ
Arkhe Blocks Pro
- Arkhe Blocks Proはいくらですか?
¥5500(単体購入)です。
- Arkhe Blocks Proは他テーマでも使えますか?
はい。
VK Blocks Pro
Katawaraはいくらですか?
¥11,000です。
VK Blocks Proは他テーマでも使えますか?
はい。
通知
Arkhe Blocks Pro
これはサンプルです。
VK Blocks Pro
注意
VK Blocks Proでは枠線ボックスで代用します。
ステップ
Arkhe Blocks Pro
これはサンプルです
![](https://asobu.blog/wp-content/uploads/2020/10/3316002_m-600x400.jpg)
これはサンプルです
これはサンプルです
VK Blocks Pro
てすと
これはサンプルです
![](https://asobu.blog/wp-content/uploads/2020/10/3316002_m-600x400.jpg)
てすと
これはサンプルです
てすと
これはサンプルです
タイムライン
Arkhe Blocks Pro
![](https://asobu.blog/wp-content/uploads/2020/10/3415898_m-600x450.jpg)
VK Blocks Pro
始業
![](https://asobu.blog/wp-content/uploads/2020/10/3415898_m-600x450.jpg)
お昼休憩
退社
「SWELL」「Cocoon」「Katawara」と比較してどうなの?
ここからは比較編として、同じ開発元の「SWELL」、無料の高性能テーマ「Cocoon」、そして「Katawara」の3テーマと比較してみます。
Arkhe | SWELL | Cocoon | Katawara | |
---|---|---|---|---|
テーマの価格 | 無料 | ¥16,800 買い切り | 無料 | ¥11,000 買い切り |
テーマの バージョンアップ | 〇 | ○ | ○ | ○ |
公式ディレクトリ | ○ | × | × | × |
専用プラグイン | Arkhe Blocks Pro ¥5,500 他テーマOK | SWELL Blocks同梱 専用ブロック | 専用ブロックを 同梱 | VK Blocks Pro が付属 |
フォーラムへの参加 | 制作ライセンス保有者は無制限 それ以外は要チケット | ○ | ○ | ○ |
ヘッダー位置 | ページ上部 | ページ上部 | ページ上部 | PC版のみ左固定 モバイルはページ上部にボタン |
SEO機能 | × | ○ | ○ | ○ |
WooCommerce | ○ Wookit(¥5,500)対応 | × | × | × |
どのテーマも完成度の高くシンプルなものですが、テーマによって嗜好が異なるので、その点を加味しないといけません。
無料でアフィリエイト等を想定している場合はArkheではなくCocoonがおすすめ。Arkheがアフィに向いてないのは了さんもTwitterにて公言なされています。ただし、別プラグインの導入で賄える点や、テーマそのものが軽量であることを考えると、Arkheも悪い選択肢ではないと個人的には思っています。
SWELLやCocoonは高性能でよくできたテーマですが、使わない機能も多々あると思っている人も多いのではないでしょうか?その点、Katawaraや同開発者のLightningはちょうどいい感じではありますが、個人的にはカスタマイズ性がやや一歩劣るような感じがします。
Arkheは服で例えるなら、ユニクロのヒートテックだけを着た状態。そのままでも外へ行けるし、もちろん重ね着で上着を着せられる、そんな感じです。
どんな風にするかは、自分次第。好きな機能を追加してあげることで無限大に広げることができる、良いテーマだと思いました。
じゃあ、どれを選べばいい?
以下、箇条書きでおすすめのテーマを紹介します。
- 個人でアフィブログを始めたい人 → Cocoon
- 初心者で多機能なものを使いたい → SWELL または Cocoon
- 初心者でシンプルなものにしたい → Katawara または Lightning
- 無料で始めたい人 → Cocoon または Lightning
- 有料にしたいけど買い切りで買いたい → SWELL または Katawara
- CSSカスタマイズで自由自在に使いたい → Arkhe
- 超絶シンプルなのを求めている → Arkhe
こんな個人的はこんな感じだと思っています。
Arkheは無料で使えるテーマなので、一度使ってみるとその良さがわかるかもしれません。
![](https://arkhe-theme.com/ja/wp-content/uploads/2020/12/arkhe-ogp.png)