先日から画像の表示が遅かったり不完全だったりする現象が、PC版とスマホ版両方で確認できています。
原因を調査中です。申し訳ありません。
MF機向けのAFレンズ
時は1980年代後半、カメラ界は大きな転換期を迎えていました。
マニュアルフォーカスから、オートフォーカスへ大きく舵を切ったのです。
しかし初期のAFカメラはまだ成熟してるとは言えず、信頼性の高かった従来のMFカメラを維持する方も当時は多かったと聞きます。
そんな”混乱期”の中で、レンズメーカーのコシナが、変わったレンズを出してきたのです。
それが、“MFカメラでオートフォーカスができるレンズ”というキワモノだったのです(笑)
そのうちの一本が、今回紹介する「75-200mm F4.5 AF」というレンズです。
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付くボディと付かないボディがある
75-200mm F4.5 AFは1987年頃に出たとされています。1987年初頭時点でミノルタ、ペンタックス、ニコンが既にAFカメラを発売しているものの、キヤノンは開発が遅れEOSが登場したのはこの年の3月。大手メーカーがだいたいAFへメインを切り替えている時期でした。
(余談ですがこの時期はちょうど国鉄民営化の時期。鉄道模型業界でもTOMIXとKATOがブランドロゴを切り替え、スプリングウォームやフライホイールなどの新基軸を取り入れてきた時期だったりw)
ネット上で確認できる限りでは、KマウントのほかF、OMなど各種あるようです。
このレンズのKマウント用を買ったのは数年前。どこでいくらで買ったかは全く覚えてません(笑)
当時所有していたK10Dにはなんと取り付けることができず、そのまま放置状態にしていました。
先日から運用を再開したK-7には普通に取り付きましたw
このレンズはオートフォーカスだけでなく、ズーミングも電動化しています。単4電池を3本使用。フォーカシングは速いとは言えないものの、わりかし正確なピントを見つけることが可能で、K-7のフォーカスエイドよりも正確な気がしますw
ウィーンウィーンとゆっくり合焦するさまが見ていて楽しいです。
もちろん電源オフの状態ではマニュアルフォーカスレンズとして使用できます。マニュアル操作時のトルクは良好で気持ちいい感じでフォーカシングに集中できます。
純正のAレンズに準拠しているのでK-7でもシャッター優先などの各種モードでの撮影が可能です。
その描写性能は?
去年末の雪の日に試し撮りに行きました。
開放からなかなかシャープな描写です。周辺減光なども抑えられていて、中心部以外もしっかりと描写されています。古い設計のレンズながら、今のデジタル機でも充分な描写を期待できる一本ではないかと思います。
レンズ単体でAFができるという面白い一本。意外とハードオフのジャンク籠でよく見かけるので、ぜひ拾い上げてやってほしいです(笑)
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