【レビュー】ダイソーのType-C ACアダプタでMacの充電はできるのか！？

2021年1月20日(Wed)2022年7月16日(Sat)

今日はこんな記事です

ダイソーに550円の「type-C ACアダプター」が登場しました。このACアダプターを使えばM1チップのMacBook Airは充電できるか？、と検証しましたが、ダメという結論でした。意欲的な製品ですが、使い勝手的にはもう少し欲しいと思った製品です。

最近、ダイソー製品のレビューがよく読まれていて、嬉しい限りです。先日はダイソーVSキャンドゥのワイヤレス充電器対決の記事がヒットしていて、1日のPV数の最高記録をマークしました。みんなが興味ありそうな100円ショップの商品をこれからもどしどしレビューしていきたいと思います！

ダイソーにType-CタイプのACアダプターが登場！

いつものごとく怒涛のダイソーパトロール。

2日前には見かけなかった、「Type-C ACアダプター」を発見。お値段は550円（本体500円）です。

最近はMacBookのアダプターに代表されるように、ACアダプターにType-Cを採用することも増えました。従来のType-Aと比べて高速充電に対応しやすい点や、省スペース化、端子のオモテウラに煩わされないことが利点です。最近では、MacBook等から充電や通信が行えるType-Cケーブルも多数発売されています。

もちろん、電源供給元がtype-Cであることから、もとからType-Cの形状をしているACアダプターも増えてきました。Amazon等ではわりかし前から見かけていたのですが、ダイソー（100円ショップ）に登場したのはこれが初めてかもしれません。

これを見て、あることを思いつきました。

バッテリー効率の良いM1チップ搭載のMacBook Airなら充電できるのでは？、と（笑）

PDは非対応だが15Wの出力に対応

このダイソー550円Type-C ACアダプターは、同じ550円で2口のType-A端子が付いたACアダプターと同じサイズで、出力端子がType-Cとなっています。欲を言えば、同じサイズならばもう一口欲しかったところです。

輸入元はダイソー系のACアダプターではおなじみの㈱ラティーノ。

出力は、最大3A・5Vなのでワット数換算で15W。パワーデリバリー（PD）には対応しておらず、スマホとタブレットでの使用を前提とした作りです。

MacBook AirのACアダプターは30Wとなっています。過去のRetinaモデルではこれよりも低いワット数のモバイルバッテリーでも低速ながら充電できると聞いたことがあったので、インテルCPUの過去モデルよりバッテリー性能の良いM1 MBAでは低速だけど充電はできるんじゃないのか、そう思った次第です。

実際に検証！

ということで、今回、某喫茶店で客が自由に使用できるコンセントを利用して、現行（M1チップ搭載の）MacBook Airが充電できるかを試してみました。

今回用意したのは、この550円ACアダプターと、同じくダイソーで110円で購入できるtype-Cケーブル。このケーブルは両端がtype-Cとなっていて、充電だけでなくUSB2.0規格で通信もできるものです。ケーブルは硬めの素材で絡まりにくく、アルミプラグを採用している点が特徴です。

まず、Type-C端子を搭載したGalaxy A20で普通に充電できることを確認。スマホでの充電は特に問題ないでしょう。

このセットをMacBook Airに挿したところ、無反応でした。一方で、同じコンセントから純正ACアダプターでは充電が可能だったほか、純正ACアダプター＋ダイソーのケーブルでも充電したことから、550円のACアダプターでは充電できないという結果になりました。やはり、PDに非対応なのが要因と言えます。

ラズパイでは動作するとのことなので、機器の相性もあるのかと思います。

ダイソーで売ってる「Type-C ACアダプタ」。¥550では普通は買えない。ラズパイ4Bでちゃんと動いた。ただ、ダイソークオリティだから、予備を数個買っておく必要あるかも。#ダイソー #Type-Cアダプタ pic.twitter.com/CLO1osgcS6
— Advanced Super-HORNET🌸 (@hyper_hornet) January 7, 2021