どうも、みずにゃんです。
ダイソーから好評を得ている330円イヤホンのALシリーズと同等スペックの新ライン「EVシリーズ」が登場!低域・迫力重視という「EV-001」を聞いてみたら、これまた凄い音でした!低価格帯のイヤホン選びがさらに楽しくなりそうです!
ダイソー330円イヤホンの新ライン「EVシリーズ」
2020年12月に登場したダイソーの330円イヤホン「ALシリーズ」は、330円という価格なのにアルミニウムハウジングを採用し、アルミニウムハウジングならではの高音質が高評価され、ロングセラーモデルになっていますね。チューニング別に5種類のモデルを用意したことも特筆に値しました。
このALシリーズの”派生モデル”なるものを今回、発見しました。今回発見したのは、ALシリーズと同等のパッケージ・アルミニウムハウジングを採用した新ライン「EVシリーズ」です。
EVシリーズには、これまでに「EV-000」「EV-001」「EV-002」「EV-003」「EV-008」の4モデルが確認できています。「EV-001」と「EV-002」のチューニングは「AL-005」と同じように低域・迫力重視にチューニングされているようですが、デザインはAL-005とは別物です。「EV-001」は紫、「EV-002」は赤色で2モデルの違いはカラーリングの違いだけのようでしたので、今回は紫色の「EV-001」を購入しました。
そもそもALシリーズとは?
もう一度おさらいしますと、「ALシリーズ」は2020年末に発売されたアルミニウムハウジング採用の330円のラインです。チューニング別に5モデルが発売され、好評を得ました。僕のブログでも全種を聴き比べして、多くの方にこのレビューを読んでいただけました。ありがとうございます!
AL・EVシリーズ モデル一覧
今の時点でのAL・EVシリーズのモデルはご覧のとおり。もしかしたらまた増えていくかもしれませんね。
機種名 | パッケージの説明 | パッケージ色 | ハウジングのカラー |
---|---|---|---|
AL-001 | 迫力低音+ヴォーカル伸びやか(低中域重視) | 水色 | 青・赤 |
AL-002 | 迫力低音+ヴォーカル伸びやか(低中域重視) | 青 | シルバー・黒 |
AL-003 | すっきり クリアな高音域(高域・解像度重視) | 赤 | 黒・ローズ |
AL-004 | オールマイティ バランスタイプ(バランス重視) | 金色 | 黒・ゴールド |
AL-005 | リズム際立つ 迫力の重低音(低域・迫力重視) | 灰色 | グレー・黒 |
EV-000 | 心地よい、中高音域(中域・高域重視) ※ミニサイズイヤーピース | オレンジ | オレンジ |
EV-001 | 臨場感ある、楽曲再生(低域・迫力重視) | 紫 | 紫 |
EV-002 | 臨場感ある、楽曲再生(低域・迫力重視) | 赤 | 赤 |
EV-003 | すっきり クリアな高音域(高域・解像度重視) | 赤 | 黒 |
EV-008 | 心地よい、中高音域(中域・高域重視) ※ミニサイズイヤーピース | ピンク | ピンク |
※AL-001と002、EV-001と002はそれぞれ同じハウジングでカラーリングの違いのみです。
「EV-001」を聞いてみる
さて、今回は紫色の「EV-001」を聞いてみます。このアルミニウムハウジングのシリーズで紫のカラーはお初ですね。
スペック的にはALシリーズと同等。リモコンマイクも付いていますし、基本構造はALシリーズと同じようです。EV-001・002のハウジングデザインは、以前の主力「HQシリーズ」を彷彿とさせるデザインですね。シルバーのラインが入っているのが、今までとはデザイン面で違うところでしょうか。
やっぱり迫力が凄い!
エージング前の評価です。
音質チューニングは「AL-005」と同じ迫力重視。今回もMacBook AirでApple Musicのロスレス音源を聞いていますが、AL-005出来いたときと同じ、ズンドコドコドコ来る感触が凄い!
高域はAL-005に比べるとやや引っ込み気味ですが、わりかしきれいに出てきます。これがアルミニウムハウジングの恩恵でしょうか。
330円とは思えないくらいの高音質であることは確かです。
解像感や透明感などは流石に求めちゃいけないレベルではありますが、これまでの低クオリティな100円ショップイヤホンを見ていると、充分グレードアップしたんだな、という感触がヒシヒシと伝わってきます。
迫力が凄いので、ライブ音源を聴くと、パッケージ通り臨場感あふれる音が出てきそうですね。
中高域重視&ミニサイズイヤーピースの「EV‐000」「EV-008」
後日違うダイソーへ行くと、EVシリーズの新種を発見!型番は「EV-000」と「EV-008」で、どちらも中域・高域重視のチューニングとなっています。
今回のは単純に色が違うだけでなく、イヤーピースがミニサイズになっています。女性向けモデル、ということなのでしょう。
「EV-000」がオレンジ、「EV-008」がピンクでチューニングは一緒のため、「EV-000」を購入。イヤーピースをノーマルサイズへ変えたうえで試聴してみました。
ボワッとした締まりのない音
「EV-000」の音質ですが、スッキリしません。全体的にボワッとした拡がりで、眠い描写です。低域の押しが強いのか、肝心の中高域が引っ込んで聞こえます。個人的にはこの「EV-000」のチューニングはハズレだと思いました。
「AL-003」の良さを継承した「EV-003」
「EV-003」の存在も判明しました。チューニングは「AL-003」と同様の高域・解像度重視となっています。
また、パッケージカラーやデザインもそのままで、AL-003のリパッケージ品とも言えそうです。
実際に聞いてみたところ、音もAL-003に近い傾向にあります。というか、ほぼ同じです。ドンシャリなのでポップスも楽しく聴けます。AL-003のときと同様に、ジャズ等のインスト曲を聞いていると面白いかもしれません。
まとめ:やっぱりダイソーのイヤホンは裏切らない!
今回出てきたEVシリーズが派生モデルなのかALシリーズの後継なのかは不明ですが、新EVシリーズはALシリーズの良い部分をそのまま継承できている点が魅力です。
ひょっとしたら他のチューニングのモデルもEVシリーズで出してくるのでしょうか?今後が楽しみなイヤホンかもしれません。
さすが、ダイソーの330円のアルミニウムハウジングは裏切りませんね。昔だったら考えられない音が出てくる、これがダイソーイヤホンの本気なのかもしれません(笑)
もちろんですが、「音がいい」というのは過去作のダイソーイヤホンや2千円以下のイヤホンと比べての話であり、数千円以上するイヤホンとは差を付けられているのは確かです。過度な期待はしないようにしましょうね(笑)