どうも、みずにゃんです。
世界最安！？なダイソーの550円ハイレゾイヤホン
先日ダイソーへ行ってみると、550円（税込）の「ハイレゾ対応イヤホン」なるものを見つけました。以前の330円イヤホンのように、多彩なカラーリングとデザインバリエーションが特徴で、パッケージには確かに「Hi-res Audio」認証ロゴマークも入っています。
メーカー品ではすでに2000円台前後でハイレゾ対応のイヤホンは何年も前からありましたし（例：ALPEXのHSE-A2000）サトレックスのように”国産”をアピールした低価格モデルも揃っていましたから、コスト的にはダイソーでも1,100円くらいでは出せそうな気がしてましたが、550円という安さで出てきたのがちょっとビックリ。
おそらく、世界中で見ていても最安クラスではないでしょうか？？
発売から少し経っていて、検索してみるとアフィブロガー達の残念なレビュー記事が並んでいて普段ならレビューする気力もここで失せる（要するに、ダイソー製品の記事は早いもん勝ちなんですよ…）のですが、”ハイレゾ対応”ってところがちょっと気になったので、試してみることにしました。
従来の330円イヤホンを踏襲しつつ進化
まずダイソーのハイレゾイヤホンで特筆するポイントの一つが、なんといってもバリエーションの多さでしょう。僕が行ったダイソーでは7種類ほど並んでいました。330円イヤホンと同様、ハウジングのデザインも4種あるのですが、330円のそれと違って形状や色ごとで音質チューニングが違う、ということはパッケージに記載がなく、どれを買っても特段の差は感じなさそうです。
見た感じ、どの形状もどこかで見たような、というデザインですね。ブラックなんかはパッと見ALPEXのイヤホンのようにも見えます。実際ALPEXさんもOEM事業をしてますし、中国の工場で作られた汎用製品をダイソーのパッケージに入れて、というところでしょう（でないとこんな低価格で売ることなどできないはずです）
ハイレゾ対応の部分以外は従来からの330円イヤホンの性能を踏襲しています。ボタンとマイクも引き続き搭載されているので簡易的なヘッドセットとしても活用できます。330円ラインの実質的な後継機になるのかも。
今回はブラックとゴールドのツートーンデザインをチョイスしてみました。音質はどれも似たようなものだと思うので、1種類だけ。
イヤーピースが1サイズのみ（各メーカーのMサイズ相当）なのは他のダイソーイヤホンと同じです。小さいサイズではないので男性でもすぐ使えます。イヤーピースの軸は標準的なので、交換するならソニーのハイブリッドイヤーピースを僕はオススメします（※自己責任でどうぞ）
フィット感はこれまでのダイソーイヤホンと同等レベル。イヤーピースも悪くないので、上出来だと思います。4極のプラグは金メッキで抜かりありません。
ハイレゾ音源はきれいに鳴らせるか？
ハイレゾ対応とだけあって、気になるのは、おそらく音質の部分でしょう。今回もソニーXperia 5 IVとApple Musicのロスレスストリーミング音源と、Xperia内ローカルに保存したFLAC音源（ONKYO HF Playerを使用）で実際に聴いてみました。
結論から言いますと、ハイレゾ音源を聴いていても、従来のダイソーイヤホンと比較して劇的な音の変化を掴むことは難しかったです。
全体的な音のバランスとしては昔の言い方で言うならば“弱ドンシャリ”というところ。元気のある鳴りっぷりは良いと思うのですが、ハイレゾイヤホンには欲しい部分でもある繊細さには欠けていて、明らかに線が太いです。
330円イヤホンのクオリティが高かったがゆえに、今回のハイレゾイヤホンは物足りなさを感じてきます。
1100円でも良かったのでは？
さすがに550円のイヤホンでは、ハイレゾ音源をそれなりにキレイに鳴らすのは難しいのかな、というのが僕の印象です。
それならば安さにこだわらずに1,100円のラインで出していても良かったのでは、と感じます。1,100円にしてもうちょっと音に拘ったのであれば、もっと良かったかもしれません。
とはいえ、550円という非常に安価な額でハイレゾ対応として出してきた努力は素晴らしいです。物価高騰で人々の暮らしは大変ですが、ダイソーさんにはぜひ庶民のQOLを爆アゲするアイテムを今後も出してくれると信じているので、応援してます。 みず
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