うらにゃんのEOS M2システムがさらに進化して、EF 24-105mm F4L IS USMを導入しましたが、このほか、EF50mm F1.8IIとEF70-210mm F3.5-4.5 USMも購入してレンズが増えました。今回は、僕目線で使ってみた感想を書いていきます。
EF 24-105mm F4L IS USM
前編で、メインレンズをEF 24-105mm F4L IS USMにすることに決めたところまでお話しました。今回は、24-105mmを実際に使ってみて感じたことを書いていきます。
ちなみに、マウントアダプターは純正の「EF-EOS M」の他、新品5,000円くらいの中華製サードパーティーもありましたが、安心して使っていきたいので、純正の中古をチョイスしました。
大きい割には、かなり軽量です。この軽量感であれば、どこへでも持ち出せること間違いなし。もちろんLレンズだから、外装の仕上がりも上々。フィルター径はΦ77mmです。
なんと言っても、Lレンズの特権である赤ラインが鮮やかに入っています。ニコンのナノクリレンズの金帯よりも太くて、すごく目立ちますが・・・(笑)
ただEOS M2に付けるとレンズがでっかちになってしまいます。マウントアダプターは三脚座の脱着が可能ですが、24-105mmなら三脚座は付けていたほうが無難かなと思います。
もう一つ気になった点としては、持ち運び時にレンズのズームが伸びてきてしまうところ。まあこのあたりはニコンの24-120mm f/4Gでもあったことなのでこのクラスなら仕方ないのかな、と思います。2型ではズームが伸びないようにするロックが付いています。
実際使ってみると、AF速度はコントラストAFなので多少遅めですが、そこそこといった感じに思います。ただ若干精度が甘いのか、ピン外れの割合が高く、なかなか行ってほしいところにピントが行かないので、タッチシャッターやフルタイムMFと併用して使っていくスタイルが良いように思えました。
おそらくですが、コントラストAFのみで動いてるEOS M2の限界なのでしょう。
また、キヤノンのUSMはニコンのSWM(AF-Sレンズの超音波モーター)と比べると遥かに静粛で、動画撮影でも事足りそうな使い勝手になっています。
画質に関しては、絞り開放から良好で1段絞ると目覚めがはっきりしてきます。同じカメラボディで撮ってるとは思えないくらい改善します。キヤノンが明らかに並グレードとLレンズでクオリティの差をつけているのが一目瞭然です。EOS M2でこのクオリティなら、EOS Rシステムだったらより性能を発揮できるんじゃないですかね。
同じ高倍率F4通しでAF-S 24-120mm f/4Gと比較するなら、トータルではEF24-105のほうが高め。しっかりとした解像力があり、周辺減光も抑えられていて、便利ズームとはいえズーム比を抑えた分ムリのない仕上がりになったのかな、と思います。24-120mmはD610でもZ6でもウエットな印象で、それに対してEF24-105はドライに決まります。
実はブログでは明かしていませんでしたが、今のZ6の常用レンズはAF-S 24-70mm f/2.8Gで最上級グレード。流石にグレードが違うと立体感などスペックに現れない部分で比べ物にならないくらい差が出てしまうので、EF24-105はAF-S24-70よりはずっと下に見えます。
とはいえ、トータルバランスは非常に優秀で、キヤノンのイメージがちょっと上向きになった気がします。
EF 50mm F1.8 II
同じコメ兵の訳ありコーナーにAF不良のEF 50mm F1.8IIが置いてあったので、ついで買い。クモリなどはほとんどなく良好でした。
お馴染み、キヤノンEFマウントの普及を加速させた”撒き餌”レンズ。APS-Cだと画角的にちょっと物足りなさを感じますが、ポートレート撮影にちょうどいい焦点距離です。
ニッコールの50mmと比較して、柔らかいタッチが特徴。ボケ味が思ったよりうるさくなく、自然な仕上がり。ただ、解像感はニコンの50mmより劣ります。
このEF50mm F1.8IIはプラスチッキーで安っぽい作りな割には、写りはそこそこに感じました。
マニュアルフォーカスの練習台としても使えそうです。
EF 70-210mm F3.5-4.5 USM
またうらにゃんは望遠撮影をしないのですが、ジャンクコーナーにあった望遠レンズ「EF 70-210mm F3.5-4.5 USM」をチョイス。普段使わなくても、いざ望遠があるのとないのとでは全然違いますからね。
案外ネット上の評判がいいこのレンズ。確かに、他の望遠域の安レンズと比べると、繊細な写りをしていると思います。ごくわずかの眠たさはあるものの、18-55mmの望遠側とか以前使っていた70-210mm F4ほどのモヤッとした感じがなく、スッキリとした仕上がりは嫌いじゃありません。
それに外装も並レンズとはいえ金属外装でそれなりの重厚感があるのもこのレンズの良さではないかと思います。今どきの並レンズみたいに無駄に暗くない口径なのも魅力で、手軽に望遠を楽しむならアリじゃないでしょうか?
レンズフィルターをグレードアップ
これに合わせて、自分の手持ちを含めてレンズフィルター(プロテクター)を一気にグレードアップしました。
近所のリサイクルショップでレンズフィルターが大量に出ていて、グレード関係なく一律の価格で出ていたのです。
その中から、比較的グレードの高いケンコーのPRO1DやZetaのプロテクター、ソニーのZEISSプロテクター等がヤフオク相場よりもはるかに安く出ていたので、大人買い。
従来PRO1Dを付けていたAF-S24-70mm f/2.8GはZetaへグレードアップ。その他のレンズも並グレードのプロテクターやスカイライト系を置き換え、今までフィルターがなかったお遊び用のレンズにそれを移植する、玉突きによってフィルター装着率が上がりました。
Rシステムも夢じゃない?
Lレンズの投入によって、EOS Rシステムも視野に入ってきました。あくまでうらにゃんのカメラなので、うらにゃんの方針に従って今後機材拡張を進めていくつもりですが、EOS RPのデザインも気に入っているようなので、今あるレンズ機材を活かしてEOS RPというのも一手なのかもしれません。
まだまだカメラ趣味の世界は始まったばかりです!