動きモノにはやっぱり一眼レフ!?65点AF&10コマ連写の「EOS 7D Mark II」で改善なるか?(後編)

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みずにゃん

どうも、みずにゃんです。

今日の記事も前回に続いて、キヤノンの一眼レフ「EOS 7D Mark II」に付いて深堀りしていきます。今回が最終回です。

今年もCBC賞を見に中京へ

さて、機材テストも兼ねて、中京競馬場へ足を運ばせることにしました。今夏は阪神競馬場リフレッシュ工事の影響で、例年7月の中京と例年8月の小倉が開催時期が入れ替わり、距離がともに1200m・GⅢの「北九州記念」と「CBC賞」は時期がトレードに。さらに9月は阪神代替分の開催もあります。

ということで、CBC賞の日に行くことにしました。この日は「札幌記念」も開催される、夏競馬で一番盛り上がる日です。

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現地は快晴でしたが、灼熱の陽気がスタンドを照りつけます。そのためか日陰には多くの観客がいますが、パドックやスタンド前の日なたは、人がまばらな時間が続きました。あまりの酷暑で、”ミストを吹いてるレディ”が場内を周回していたほどです。
パドックが午前から熱気に包まれていることもあり、今回は人のまばらなウィナーズサークル周辺をメインに撮影しました。

10Rではルーキー西塚洸二騎手が勝利
怪我で騎乗休養中の今村聖奈騎手の姿も
合間合間でパドックへ。1勝クラスにジャスタウェイ産駒ヒヒーンが出走

推しウマ、昇級戦にチャレンジ!

この日の第9レース「濃尾特別(2勝クラス・ダート1800牝)」では、「サトノアイオライト」という馬が出走しました。この馬は、僕の今の”最推し馬”です。

「サトノ」の冠名が付いている通り、この馬はサトノダイヤモンドのオーナーとして知られる、里見治氏の所有馬です。
里見氏は素質馬を多数所有し、近年はG1勝ちこそないものの、重賞戦線に有力馬を送り続けていて、先日のキーンランドカップ(G3)は所有馬サトノレーヴが勝利しています。

というのも、3月開催で行った際に、イベントでこの馬の新馬戦の実物ゼッケンを貰うことができてからのご縁。
奇遇にも、その翌日にはこの中京ダートで勝ち上がり、5月の次戦4着を経て、安田記念前日の1勝クラス(京都)でも逃げ切り勝ちで2勝目。
2歳芝では着外続きも、ダート転向後、1800m牝馬限定戦にターゲットを絞ってのローテで安定した成績を見せる同馬。主戦の若手の角田大河を背に、これから飛躍が待っているのかと思った矢先・・・大河騎手がこの世を去ってしまう、悲しい出来事もあったばかり。

実物ゼッケンを現地に持っていったら隣の人に驚かれました

今戦は、西村淳也騎手との新コンビ。オッズは昨年のCBC賞デーでデビュー勝ちした「ルージュスタニング」との一騎打ちでしたが、距離短縮の不安が大きいルージュスタニングの人気はだんだんと薄れていき、最終オッズではサトノアイオライトが1番人気の支持を受けました。

スタートもうまく行き、マイペースの逃げを展開。終盤まで楽に逃げ粘り、2着アコークローの猛追も3/4馬身きっちり抑えての一着ゴールイン。人気に応えました!

暑さで口取り写真は地下で撮影なされたようですが、特別戦ということでウィナーズサークルでは簡単な表彰式があり、西村騎手も顔を揃えました。

サトノアイオライトの次走予定は、9月26日の重賞マリーンカップ(JpnⅢ・船橋ダート1800m・3歳牝限定)とのこと。
(まだオープン馬ではないので)収得賞金などの面から出走が実現するかは未確定なものの、出走が決まればついに重賞挑戦です。
期待しています!

福永祐一厩舎、重賞初勝利!

正午は酷暑だった中京も、14時前から日陰エリアが増えて過ごしやすくなりました。CBC賞はサウンドビバーチェが放馬するアクシデントはあれど、全頭が無事発送しました。

レースは内で有利に進めた幸英明騎手騎乗のドロップオブライトが優勝。春に厩舎開業を迎えた福永祐一調教師に、嬉しい初重賞タイトルをもたらし、場内がどよめく瞬間も。

ウィナーズサークルには福永調教師の姿が。表彰式のあと、福永先生による”サイン会”が始まるも、その裏で札幌記念が発送時刻を迎えます。レース中はサインの手を止めファンたちと札幌記念を見守るシーンも。レースにはかつて手綱を取りダービータイトルを獲ったシャフリヤールも出走していただけに、どうしても気になりますよね(笑)

プレゼンターのぺこぱと福永調教師・幸騎手

レースが終わると”サイン会”は再開。中京最終レースがダート戦ということを確認し、サイン会は通常よりも長い時間になったようです。

ファンのサインに応じる福永調教師

僕がたまたま持っていったコントレイルくんのアイドルホースぬいぐるみにも、サインいただけました!
福永先生、ありがとうございました!

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LUMIX G9 PROと比較して

と、ここまで作例として参考になるかは分かりませんが、EOS 7D Mark IIとEF70-200mm F2.8L USMで撮影した、先日の中京競馬の写真を出してみました。

G9 PROで撮影するのに比べたら、動体撮影時の歩留まりは大きく改善したと思います。このあたりは位相差AFの力があってのことでしょう。
ただ、この日は絞りを開き気味でISOを抑えての撮影スタイルだったため、前回記事でも述べたような70-200mmのレンズ特性をうまく生かしたカット(絞ったカット)についてはあまり撮影できなかったのが悔しい部分です。
EF 70-200mm F2.8シリーズで動体写真をうまく撮れてる人もいるわけですから、これ以上の部分はもっと僕の腕を上げていくしかないな、と思います。また、リベンジします。

色に関しては、G9 PROのほうが生き生きとしていて好きですが、AWBで撮る分には思った以上の差は出ていない感じでした。
ただちょっと、(7D Mark IIに限らず)EOSの色や露出は固く出がちのような気がします。露出制御には気を使う必要がありそうです。

操作感や全体的な使い勝手に関しては、後発だしミラーレス機のG9 PROがどうしても勝ってしまう部分が多いものの、撮っていて気持ちいいなあと思えるのは、やはり7D Mark IIのほうだと感じます。

まさに、性能や描写力だけがすべてじゃない、と教えてくれているようでした(笑)

EOS 7D Mark IIは完成度の高い一眼レフカメラ!

3回に分けてサブカメラの魅力をアツく語ってしまったわけですが、7D Mark IIはそれだけ語れる魅力が多い名機であることは間違いないでしょう。

一眼レフはこれから徐々に姿を消していくはずです。一眼レフの光学ファインダーを覗いて撮影する歓びは、ミラーレスが勝ることはできません。だからこそ、一眼レフの魅力を今たっぷり味わっておくことにします。(おわり) みず

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!

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