当鉄道初の”紙製フルスクラッチ車両”、ユーカリが丘線「こあら2号」が落成しました。
ユーカリが丘線とはなんぞ?
ユーカリが丘は千葉県佐倉市にあるニュータウン。このユーカリが丘を開発したのは「山万」というディベロッパーなのですが、比較的大規模なユーカリが丘内の交通手段として山万自らが運行を始めたのがこの「ユーカリが丘線」です。
ユーカリが丘線は数少ない純民間のAGT(新交通システム)路線で、日本車輌の「VONA」形式が採用されました。このVONAは谷津遊園の遊具を除けばこことかつてのピーチライナーこと桃花台線(2006年廃止)が採用しただけです。
ラケット型の路線であり、ユーカリが丘→公園→女子大(ここに車庫)→公園→ユーカリが丘の経路で一周します。データイムは20分間隔、ラッシュ時は7〜8分に1本、始発も4:30と早いのが特徴のようです。
このユーカリが丘線で使用される車両は3両編成が3本で、「こあら●号」の愛称があります(●には1,2,3のいずれかの数字が入る)
今では珍しい全車非冷房車ですが、乗車時間を考えれば特段必要性無いですよね・・・(笑)
ディベロッパーの山万自らがユーカリが丘線を運営することで地域に密着した運行ができるし、30年以上無事故で継続した運営ができていると言ってもいいでしょう。桃花台線なんか・・・(以下略)
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T車の製作
ユーカリが丘線車両は3両編成です。今回は両先頭車をT車、中間車をM車にします。
車体はペーパークラフトで、無料でダウンロードできます
旧デザインの2号です(現在はコアラのデザインが変更されて全体がラッピングされている模様)
車体長がちょうど河合やポポンデッタが出してる2軸貨車と同じだったので、ワムの足回りを履けるようにします。
といっても単純でプラ板をはっつけて終わり。カプラーを通すためスカートに穴だけ開けときました。
M車の製作
中間M車の動力は津川洋行TU-9Aにしました。もともと銚子デキ3用であり、その小ささがちょうどいいと思ったので。
このTU-9Aですが、単体では軽すぎてやや集電に難があるのでオモリが必要になってきます。
今回は入手性の高いボタン電池を絶縁してオモリとして積んでみることにしました。
試走したところ2個上に積むと、よりスムースに走るようになりました。
2個積むと高さがオーバーするので、屋根に穴を開けて対処しました。
あとは動力とプラ板を接着してカプラーを付ければ終わり。
床下は最終的にこんな感じになりました。
3両繋いでみます。
そもそもAGT車両が2本のレールの上に立っているというのは本当はおかしいことなのですが、
鉄道模型は走らせてなんぼなのでこれでいいのです(笑)
自作車両は大抵紙で作るかプラ板で作るか3Dプリンタで出力させるか、になると思うのですけどペーパー車体はその中でも作るのが簡単なので練習台として組んでみるのもありだと思いますよ。
早速レンタルレイアウトで走らせてきますw
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