モデラーなら使っているであろう便利アイテム「塗装ブース」と「塗装クリップ」が、100円ショップのセリアで100円で手に入っちゃうことをご存知ですか?この100円ブースとクリップを買ってみました。Nゲージ工作では実用になるのか、検証してみます。
モデラー御用達アイテム「塗装ブース」がセリアにある!?
組み立て模型を作る際に、必須になってくるのが塗装の工程です。
とくにガンプラや艦船模型等のプラモデルでは、塗装の腕が完成したときの出来具合を左右すると言っても過言ではないかと思います。
そうそう、最近の話ですが職場の人がガンプラを始めましてね、たまたまジョーシンのキッズランドで選定をされてたので、”先輩モデラー”としてアドバイスしたのですよ。
※あ、ガンプラのことはHG/RG/MG(だっけ?)のグレード分けくらいしか知らない世界ですが、そのガンプラを制作する上での塗料選択や工作アイテムのアドバイスは可能ですよ(笑)
その方もガンプラに用いる塗料に悩まれていて、結局のところ塗料はミスターホビーからガンダムカラーが出ているので、それを買われたのですが、そのついでに話に上がったのが「塗装ブース(スタンド)」と「塗装クリップ」です。手を汚さずに塗装でき、乾燥場所にも困らない便利アイテムです。
そのキッズランドにはダンボール紙でできた塗装ブースが数百円、クリップは大小の種類があり800~2000円くらいで売られていました。
便利そうだな、ということでその方は塗装ブースとクリップだけで数千円出して買われていました。これは便利そうだな、と思い僕も後日買おうと思ったのですが、家に帰って衝撃の事実を知るのです。
セリアに売ってんじゃん、と。
そうです、あの100円ショップのセリアです。レビューを読んでみると、模型メーカーのものよりは小ぶりですが、実用性は充分なようです。
もちろん、早速セリアに行って、買ってきましたよw
これで100円なのがすごい!
この塗装ブースと塗装クリップは東京にある会社の製品でセリアPB商品ではないのですが、今のところ手に入るのはセリアだけのようです。発売は2018年夏。
塗装ブースはメーカー製と同じくダンボール紙でできています。作りはしっかりしていてメーカー製と比較しても遜色ない出来です。しかも100円なのに2個入っていてお得感があります。ただし、メーカー製と比べるとサイズは小さめです。
塗装クリップは5本入。挟むだけでなく、両面テープ等で固定させることも可能。こちらも小ぶりです。
同じメーカーなので、ブースとクリップの相性は抜群です。安定感はとてもいいと言えます。
まじでこのクオリティで100円なのは安すぎるでしょ!!
検証:Nゲージ工作には使えるか?
さて、今日の本題はここから。
この塗装ブースと塗装クリップが、Nゲージ工作で使えるのか検証してみます。
こういう類のブースやクリップはガンプラ等の一般的なプラモデルの工作を前提としているため、鉄道模型の工作ではなかなか使用されず、各々塗装台を自作して塗装をされていることが多いように見受けられます。
ちなみに僕も、過去にGMエコノミーキットを制作していたときは、蓋のない空き缶とブックケースのウレタンの端材で塗装ブースを自作していました。
■車体の固定は工夫が必要
Nゲージ工作で最も使用されるのが、車体の塗装です。エコノミーキットのような板キットですと組立前と組立後のどちらかで塗装しますが、組立後に塗装するほうが一般的でしょう。
クリップで挟んでしまうと、挟んだ部分だけ塗装できなくなります。なので、両面テープやマスキングテープを用いて車体裏側から固定するようにします。
1本でも固定はできますが、2~3本使うと安定すると思います。
■他のパーツはプラモデルと同じ使い方で
車体以外のパーツ、例えば屋根やクーラー、床下などは他のプラモデルと同じような使い方で、挟んだりテープ固定をすることで行けるかと思いました。
ただし、長いパーツが多いので、そういったパーツ類は、車体と同様に1本だけでなく2~3本使うと安定して固定させることが可能です。
Nゲージならこのサイズで充分使える
結論を言うと、セリアで買えるこの塗装ブースと塗装スタンドは、Nゲージでも充分に使用できそうだなという感触です。
メーカー品の塗装ブース1つ分の値段で、充分な数のブースとスタンドが手に入るので、安く塗装工程を効率化できます。
もちろん、大きめのパーツに対応させるためには、やはりメーカー品の大きいのを買ったほうが効率的なので、両方併用が一番ですね。
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