どうも、みずにゃんです。
ウイポの進行速度が牛歩なので、お盆を使ってちょっとペースアップしていきたいところです。今回は1983年春シーズンを振り返ります。
中東遠征は規模縮小でも戦果充分!
83年も引き続き、サウジとドバイ遠征を行うことに。今回はアズマキング・トウケイホープ・デュラエモンの3頭が招待されました。遠征費用や1着賞金、前哨戦の兼ね合いなどでドバイ遠征は規模を縮小し、ダート3頭とハギノトップレディだけにしました。
サウジカップはアズマキングの末脚が光る展開に。前年覇者トウケイホープも3着に食い込み、約12億を稼ぐことに成功。
ドバイワールドカップもジョンヘンリーがいなくなったことで決定的な強豪が参加せず、アズマキングとトウケイホープのワンツーフィニッシュ。6歳のアズマキングが連覇です。
ハギノトップレディはジェベルハッタを快勝。本番はハーフアイスト(史実で82年ジャパンカップを勝った海外の強豪)にジリジリ差をつけられるも、凌ぎきり連覇を果たしました。ドバイターフ連覇も視野に入れたものの、ドバイターフには駒を進めず大阪杯を選択しました。
前年ドバイ参戦したシバフィルドーは国内に留まり、フェブラリーステークスへ。8歳とは思えない引き離し方で勝ち、続く帝王賞も地方の強豪を競り落としてくれました。
国内でハギノトップレディ&メグロモスグリーンが大暴れ!
ドバイから帰ってきたハギノトップレディが次に挑んだのが、これまた連覇を狙う大阪杯とヴィクトリアマイル。いつもの溜め逃げをこなし後続を大きく千切ってのゴールイン。これでGI3連勝・すべて連覇のかたちです。
メグロモスグリーンは久々の高松宮記念へ。輸送費が高くかかるアルクオーツスプリント(1着賞金1.2億)よりも高松宮記念(1着賞金1.4億)のほうがコスパが良いんです。
レース展開は完璧なもので、相手に叶うもの無し。後続をはるか遠くで置き去りにしてのゴールインでした。
続いてメグロモスグリーンは安田記念へ参戦。同馬自体が8歳と高年齢であるのと、次世代のスプリンターが徐々に頭角を現してきていて着差はレースごとに小さくなってきているものの、安田記念は難なくクリア。秋のスプリンターズステークスでラストランの方針でいます。
宝塚記念は非所有馬も含めて上位陣がすべて回避という寂しい結果になりそうだったので、ハギノトップレディを出すことに。さすがに相手が手強い存在では無かったものの、かつてのハギノトップレディの強い勝ちっぷりでは無く、1馬身強の着差でした。衰えが隠せないこともあり、この宝塚記念で有終の美を飾らすことに決めました。
春のGIを連勝!期待の3歳牝馬 ダスゲニー
ミスターシービーとダイナカールが蹂躙する年とあってクラシック戦線は出さないと決めていたのですが、牝馬のダスゲニーがデビューから無敗で力を見せていたので、距離適性を考慮して桜花賞→NHKマイルカップのローテを組みました。この馬には友好度が徐々に上がってきた河内洋さんを主戦にあてがうことに。
ともに後ろからのレース運び。4コーナー手前で仕掛けに行って完全に差し切ってのゴール。NHKマイルカップは牡馬相手でも通じました。(史実での)ラインクラフト陣営の考えは間違っていなかったんすね。
夏はサマーマイルに挑戦し、秋もスプリント・マイル路線で重賞を狙います。
架空馬・アルルナジャ 無敗でJDD制覇!
自家生産した架空馬も侮ってはいけません。父トウショウボーイ・母テイタニヤの組み合わせで産まれた牝馬「アルルナジャ」がダート戦線で順調に勝ち上がってきています。馬名の由来(元ネタ)は見てのごとくで、ピンとくる人も多いでしょう(笑)
3歳未勝利戦がデビュー。兵庫チャンピオンシップ、関東オークスと交流重賞を駆け上がり、無敗でJpnIジャパンダートダービーを制する絶好調の勢い。ただし成長度早熟のため83年いっぱいでの引退を見込んでいて、殿堂入りはちょっとしんどい気がしますが…。
ちなみにアルルナジャと同じ元ネタ作品から名前を採った架空馬「オマエガホシイ」(「お前が欲しい!」のセリフに由来)は同じトウショウボーイを父に持つ半兄(母パークナシラ)で、こっそり82年のアイビスサマーダッシュや北九州記念を勝ってサマースプリントシリーズ優勝を飾っています。
徐々に世代交代が始まってきています。次の主役となるのは誰か、秋も注目です。 みず