どうも、みずにゃんです。
この記事は前回からの続きです(一応w)
悲劇は、突然訪れる
ある日の昼下がり、快晴の堤防道路をビーノで快走している僕がいました。この日は仕事が休みで、用事を済ませたあと気分をリフレッシュしようと名古屋の中心部へ向かっていたのです。
堤防道路から外れ、側道を経由して南下しようと合流部にたどり着きました。合流車線ではなく、とまれ標識のある”斜めT字路”でした。
初めて通るところで道路状況を掴めていなかったので、徐行しながら交差点へ進入し一時停止線で止まったのですが、斜め交差で右は下り坂。ガードレールに阻まれ右がよく見えませんが、車が数台走ってきているのは確認ができます。
そこで、横断歩道の手前でもう一度停止して左車線への合流に問題がないことを確認して、いざ行こう!というタイミングで・・・。
後ろの車から追突され、右側にビーノごと転倒。もらい事故でした・・・。
相手方は現場近くに拠点を構える事務所の社用車。社用車のドライブレコーダーで状況確認ができ、相手方ドライバーもすぐに前方不注意であることを認めた(時間に間に合わすため急いでいたとのこと)ため、警察の処理はスムーズにいきました。相手方保険会社の対応も円滑に進んでいったのは幸いでした。
この事故で右脚を打撲して今もリハビリに通っている身なのですが、それ以上に被害を受けたのが車両(ビーノ)でした。
(相手車はバンパーを破損)
カウルは転倒で大きなキズを負う羽目に。もともと傷の多かった車体ではありますが、奇しくも前日に撮影したビーノの姿があり、今回の事故でついた傷はすぐに判別が付きました。
自走で帰宅はできましたが、フレームなどにダメージができているとまずいですから、まずは破損範囲を診てもらうために購入先のバイク店へビーノを入庫させました。
代車はスズキ・レッツ4
今回の修理見積もりは保険会社の査定が入る関係で、入庫期間が長期に渡るため、代車をお借りすることになりました。幸いなことに相手方の保険に代車特約が付いてました。
水色のスズキ・レッツ4がやってきました。年式は自分のビーノとほぼ同じものです。
かつてのレッツ4はスズキの50ccの主力モデルでした。現行レッツが出てから久しくなった今、街なかで見る数は減ってきているものの、それでも走っているのをよく見かけます。
幅広い人に使ってもらえるようにか、シート高が低く、軽量コンパクトなボディになっています。ビーノより一回りは車幅がスリムで押し引きも軽く感じます。
車体がスリムな分、ビーノと比べると若干各部が窮屈に感じる部分はあります。ステップボードは狭く足元のタイト感はありますが、シートに関しては思ったよりも疲れを感じさせない作りです。
最大の不満点だったのが、メットインの積載量。ビーノは14インチChromebookが入りますが、レッツ4は収まりません。ヘルメットホルダーもなく、ヘルメットの置き場にも悩みました。ビーノと比較して2割くらいは積める量が減った気がします。
不足感を感じないエンジンパワー
レッツ4はフューエルインジェクション方式なので、寒冷下でのエンジン始動もスムーズで走り出しの取り扱いは楽でした。
発進はトロいですが、加速力は充分。スロットルをあまり回さなくてもグングン加速していきます。登り坂のパワーも力強く、キャブレターのビーノを圧倒しています。愛岐道路(県道15号)もスルスルと登ってくれました。
法定厳守で公道を走る分には、申し分ない性能でしょう。
エンジン音は”頑張っているな”というのが第一印象(笑)
ヤマハエンジンのような上品さはないものの、頼もしさを強く感じられる走りっぷりです。
その分、デメリットがないわけではありません。レッツ4は廉価な主力モデルだったがゆえ、各所にコストダウンの跡が伺えます。ステップボードが最たる例で、エンジンからの振動がダイレクトに伝わってきます。あまりにも振動が来るので、この振動で足痺れるんじゃないか、と最初思ったほどです(笑)
燃料計がないのも走行距離が長い僕にとっては頭を悩ませるポイントでした。名古屋都心部は意外なことにガソリンスタンドが少ないから、ガソリン残量には気を使いました。
実は、意外と楽しかった
結局、ビーノが出庫するまで約1ヶ月を要し、1000kmほどレッツ4を乗り回したかと思います。長期的にお借りしていたので、普段乗ることのないレッツ4という乗り物をいろいろな視点で感じることができて意外と楽しかったりします。
でもやっぱりビーノと比べると・・・な部分はありました。ビーノ早く戻ってこないかな、と。
それでも、普段乗らない車種に乗ってみるのも楽しいということに気づいたのも事実です。
今度は事故、とかではなくてレンタルバイクとか試乗とかで他車種に乗れるチャンスがあったら乗ってみたいものです。
ということで、ビーノの出庫についてはまたの機会で語りたいと思います。(つづく)