「安曇野フィニッシュ」のノートPC「VAIO Pro PG」再生計画

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みずにゃん

どうも、みずにゃんです。

いつもの話なんですが、結局、”休筆宣言”をしたときに限って、ブログを書いているような気がしなくないです(笑)
今回もいつもの通りブログを進めていきます(笑)

VAIO製のVAIO

先日、法人向けビジネスノート「VAIO Pro PG」を手に入れました。2017年発売の初代モデルなのですが、あとから追加ラインナップされた、第8世代インテルが搭載された個体です。

VAIOは日本を代表するパソコンブランドではあるのですが、ブランド力ゆえか高価なモデルが多く、今まで手にして使ってみる機会がほとんどなかったので気にはなっていたのです。
ソニー製な「Type-C」を1台買ってはいるのですけど、あれはそもそもWindowsマシンではなかったし、間もなく譲渡してしまったのでVAIOをマトモに触った経験は本当にありません。

とはいえ、ソニーからの分社以降、法人モデルに注力してきた甲斐があってなのか中古流通が増えていて、以前よりは中古品を手軽に買いやすくなってきたように感じます。

今回、そんなVAIOをわけあってジャンク品として入手する機会がありました。知らぬうちにノジマ(神奈川を拠点とする家電量販店)のVAIOの買収が完了した直後のタイミングということもあり、VAIOへの興味は深まるばかりでした。

が、あまりにも状態が悪く、

  • バッテリー劣化大
  • SSDはリカバリー領域を残して全消去
  • 天板の劣化がめっちゃひどい

という有り様でした。

ボロボロの天板

OSはリカバリー領域まで消されているので、USBからクリーンインストールをする手間を強いられることになります。幸いなことにマイクロソフト自身がWindows11のインストールメディア(ISO)を配布してくれているので、手持ちのThinkPadでUSBメディアを作り、USBからクリーンインストールをするだけで済みました。

ありがたいことにVAIOのシリアルナンバーが検出できたからなのかWindows11のエディションはProで検出されて、VAIOの独自の設定もそのままインストールできていました。ライセンスもバッチリです。

外装がひどいなら塗れ!

天板の外装があまりにもひどい汚れ具合で自宅専用で使うにしても心地よくないので、天板再塗装にチャレンジしてみることにしました。

シルバーカラーの個体ですが最近のVAIOはブラックの印象がしたので、ダイソーのブラック水性塗料を手塗りで試してみることにしました。「ALL BLACK EDITION」の存在を意識して、同モデルのようにロゴも黒く塗りました。

アフター

この塗料は速乾性があり、1時間でほとんど乾きました。あえて手塗り感を感じられる仕上がりとしてみたのですが、まあまあ満足な仕上がり。水性塗料なので塗装の剥がれが心配ですが、持ち運びはしない予定なので、大丈夫でしょう。クオリティ的にはジャンクの外観だとは思いますが、最初の状態よりははるかに好印象に見えます。遠目から見るには問題ないですよ(笑)

中身はスタンダードなビジネスPC

スペック的にはCore i5 8250U、RAM8GB、SSD256GBとビジネスマシンとしてスタンダードな性能です。第8世代インテルなのでWindows11にも対応しています。液晶はこちらもスタンダードな13.3インチでフルHDの解像度。軽量化最優先なのか、バッテリー容量は他社の同等機種よりも小容量です。

2017年モデルで今では当たり前のUSB-C端子がないのが多少不便ではあるものの、それ以外の面では日常的に使える能力を持っています。

一見安っぽく見えるキーボード周りですが、ThinkPadほどではないもののストロークが深めで、実際売ってみると誤タイプは少なく、快適にタイピングできます。タイピングの感覚はMacBook ProよりもVAIO Pro PGのほうが好みです、明らかに。

キーピッチの余裕があり、ゆったりとタイピングができる

ソニー製のVAIOとは雰囲気は別物ですが、“オレはVAIOだぜ”ってオーラは解き放たれています。シルバーのスタイリッシュデザインや各所のヘアライン仕上げは高級感を生んでいて、他社のビジネスパソコンとは線を画しています。同じく日本で作っているパナソニックのレッツノートとは考えが真逆のベクトルを行っているのです。

ヒンジチルトアップ機能

VAIOはVAIOであり続けろ

経営こそノジマ傘下に入って再建を目指しているVAIOですが、法人向けモデルなど、ソニー時代とはまた異なる魅力や強みを放ちながら今も続いているのは事実です。

経営の苦しさは否めないものの、撤退などのカードを切らず、魅力ある高品質な製品を安曇野の地から出し続けているVAIOのことを今後も陰ながら見守っていきたいと思います。VAIOはVAIOであり続けてほしいです。

独立ブランドとして歩み始めて早10年。今後、めっきり数少なくなってしまった”純日本パソコンブランド”として、他社とどこまでやりあっていけるのか、注目ですね。 みず

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!

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