今更ですがUSB-DACとは?
最近「USB-DAC」というデバイスの名前をよく耳にするようになりました。
USB-DACというのは、一言で言うと音楽データをデジタルからアナログへ変換するものです。
パソコンなどとUSBで接続する「DAC」というオーディオ機器です。DACとは「デジタル・アナログ・コンバーター」のことで、音楽のデジタルデータをアナログのオーディオ信号に変換します。パソコンなどにもDACは内蔵されていますが、ハイレゾ音楽の再生に対応せず、音質もあまり高くないことが多いため、高音質で音楽を再生したい場合にはUSB DACを使うようになりました。
USB-DACの使いみちとしてよくあるのは、以下のようなシーンです。
- より高音質で再生したいときに
- (自作PCでよく使われる)サウンドカードの代わりに
- PC本体のイヤホンジャックが故障したときの代用として
- プリメインアンプ等と接続したいときに
- MD機器などと接続してデジタル録音
最近ではハイレゾ音源が普及し、ハイレゾ音源を高音質で再生させるためにUSB-DACを買われる方が多く、USB-DAC機能を備えたコンポやアンプも登場してきています。
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ONKYOのSE-U55
そんなUSB-DACの歴史は長く、2000年初頭あたりから数々の機種が送り出されています。
黎明期のUSB-DACは音質の強化よりも録音することへの需要が強かったようです。
今回、イトケンさんよりONKYO「SE-U55」を譲っていただきました。いつもありがとうございます。
SE-U55は2000年発売で、その後続くU55シリーズの初代モデルです。
シルバーのボディーは、iMacと並べても違和感なくスタイリッシュです。
USB接続で音声を出力できるほか、他のオーディオ機器をデジタルないしアナログ接続をすることでPC内に録音編集したり、その逆でPC音源をCDやMDに録音が可能です。アナログ接続でアンプ経由でスピーカー出力もできます。
iMacで使う
このSE-U55をiMacで使います。iMacのOSはHigh Sierra(10.13)ですが、標準のドライバで動作しました。おそらくですがWin10やLinuxでも充分動くかと思います。
iMacに直刺しするよりもホワイトノイズが大幅に少なく、すっきりでクリアな音です。フラットな出方で、透き通った高音とそこそこ上品な低音がマッチしています。
バランスも解像度も良好で、20年近く前の機種とはとても思えないです。
数千円〜1万円台のイヤホンで聴くのであれば、これだけでも充分すぎるのではないかと思います。
復活!PCオーディオ向上計画
3年前に「PC音源向上計画」なる黒歴史企画を打ち出していますが、今回このSE-U55を手にしたことでPCオーディオを向上させようという気持ちが再燃してきました。
3年前はコンポを買って終わってしまいましたが、3台あるMacとSE-U55を活用して、アンプやCDプレイヤー、イヤホン・ヘッドホンなどを揃えていきたいな、と思っています。賃貸なのでスピーカーまではちょっと無理かもしれませんが・・・。
最終的にはBluetoothを導入して、ワイヤレスかつ高音質なのにチャレンジしてみたいですね。
まずは音源の良質化からやっていこうかと思います。