“京アニ”こと京都アニメーションの放火事件には言葉を失いました。10人以上死亡の報道もあります。もう、放火殺人というよりは、企業テロとしか言いようがありません。
僕たちのできることは、京アニ作品を愛し、円盤、CD、グッズ・・・いろいろ買って支援していくことだと思います。
支援用のリンク置いときます。京アニ作品、よかったらお買い求めくださいませ。
貨車ではなく客車
マニ44形はパレット輸送用の荷物車として1978年から導入され、荷物列車や旅客列車への併結などで広汎に運用された車両です。荷物車、つまり“客車”でありながら、貨車のような見た目が特徴でした。
しかしながら、国鉄民営化直前の1986年に荷物列車が廃止されると本来の用途を失い、16両を除いて、一度も全般検査を受けることなく廃車となってしまったのでした。
その残った16両はすべてJR東海の所属となりました。これら16両は民営化前から運行されていた「カートレインユーロ名古屋」用の車両で、ユーロライナー客車に合わせた専用塗装がなされていました。
「カートレインユーロ名古屋」は熱田駅から九州の東小倉駅までを走行していたカートレインのひとつで、電源車(スハフ12 or スロフ12)・ユーロライナー中間車2両・マニ44形4両の編成で運行されていました。数あるカートレインの中でも、ワキ10000ではなく唯一マニ44を起用したことや、ジョイフルトレインの車両を使用したことなど独自色の濃い列車だったのです。
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完成品がリニューアル
マニ44のNゲージはグリーンマックス(GM)から1986年に未塗装キットとして発売されたのが最初です。ユーロライナー塗装も作れなくはなかったのですが、ボディが凸凹しているのもあってか綺麗な塗り分けは難しいものでした。その後、1997年になってユーロライナーカラーは塗装済キットとして世に出されたのです。その後2011年に完成品として再登場が叶っています。
今回、その完成品がリニューアルしました。台車が正規のものになるなど下回りを中心とした改良がなされており、一部は新規金型が起こされているのだそうです。
ユーロライナーのカマと客車を導入している当鉄道にとって、これは見逃せず予約していました(笑)
パッケージはいつものGM製品と同じです。
今回製品のトピックは台車の改善です。これまで近い形状ということでTR50が採用されていたのを、マニ44専用のTR232台車が新規で起こされました。なかなかシャープな出来栄え。車高も従来品より改善されているように感じます。
屋根上もベンチレーターを一体成型として配置を改善しているとのことです。
色ですが、キットで出たときからいろいろ言われてるようですが、やっぱり青みがかかった感じで、TOMIXの客車とつなげると違和感あるのが残念。色についても見直して欲しかったな、と。
あと残念ながらテールライトは未搭載です。夜中を走る車両なだけに、可能であれば搭載してほしかったところなのですが・・・。
カートレインを楽しむ
「カートレインユーロ名古屋」の編成ですが、電源車+ユーロ中間車2両+マニ44形4両という基本編成は登場から消滅までほぼ不変だったようです。
電源車については、一般色のスハフ12が基本だったようですが、ユーロライナーの先頭展望車のスロフ12が電源車代わりに充当されたこともよくあったようです。
当方はスハフ12も持っているので、どちらの編成も楽しめます。
ただ牽引機関車は原則EF65ですが、専用塗装機だけでなく、一般色も使用されていたので、色々なバリエーションが楽しめるのも、「カートレインユーロ名古屋」の楽しみだと思います。
いい加減ユーロライナー色のEF65も欲しいのですがなかなか巡り会えません・・・(苦笑)
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