ニコンD610の導入から1年半が経ち、そろそろメインカメラの買い替えをすることにしました。フルサイズミラーレスの「Z 6」が中古で破格になってきて、手が届くようになったので、フジヤカメラさんで購入してみました。今日は購入するまでの経緯を書きました。
もう一眼レフの時代は、完全に終わった
2019年秋の”機材ミニマム化計画”でのカメラとPCの置き換えから1年半。機材ミニマム化計画以降、”買ったものを長く使い切る”方針から、”一定のスパンで置き換える”方針へ切り替えました。これは、機材を買い換えるときの資金面の負担減を意図したものです。
このスパンについては2年を想定していますが、PC(=MacBook Air)については、定額給付金とM1チップ登場のフィーバーにより予定よりも大幅に切り上げて既に2回も置き換えをしています。
メインカメラは機材ミニマム化計画で導入したニコンD610のままで続いています。今年は置き換えから2年経つことから、機材の置き換えを年明けあたりより検討してきました。
カメラ業界は、次第に一眼レフからミラーレスへのシフトが急速になってきています。ニコンも例外ではなく、ラインナップのZマウントへの移行が進んでいます。D610の後継モデルが出ずに終わり、Fマウントで妥当なチョイスがないことから、次回の置き換えは最初からフルサイズミラーレスだろう、と思っていました。
去年はフルサイズのエントリーとして「Z5」(※Zマウントの機種名について、正式名称では「Z 5」のようにスペースが入りますが、当ブログではスペースなしで表記します)が登場し、加えて初代「Z6」の中古相場の下落が続いていることから、本命はZ5またはZ6と位置づけていました。
先月、フラッグシップモデル「Z9」の開発発表の報道を見て、もうニコンはレフ機(Fマウント)を出すことはないだろう、と確信。予定を前倒しして、Fマウントが暴落する前にフルサイズミラーレスへ置き換えることを決めました。
新品のZ5か、中古のZ6か
先月の時点でキヤノンの「EOS R」「EOS RP」とニコンの「Z5」「Z6」の計4機種が候補に。しかし画質やレンズラインナップの面でキヤノン機は早々に候補落ちし、最終的に、”本命”としていたZ5を新品で買うか、はたまたZ6を中古で買うか、の2択となりました。
キヤノンではなくニコンにしようと思ったのは、現在D610をプライベートのみならず商品撮影などの仕事でも使っていることから、どっちかというと仕事の面でニコンtoニコンのほうがシームレスに移行できるであろう、というのもありますし、仕事で常用している24−120mmを継続して使いたい、という思惑もあります。
「Z 5」の魅力は、新品がギリギリ手に届くことと、SDダブルスロットである点。ただ、EOS RPほどの値打ち感がなく、スペック的に見ると中古のZ6にかないません。ですが、キャッシュバックキャンペーンが開始され、メーカー保証のある新品もアリだな、と思ったのです。
逆に「Z 6」だとXQD/CFexpressのシングルスロットであることが足枷です。ですが、AF性能や動画性能などの他の性能でZ5を圧倒。10万円台〜という中古相場はZ5の中古よりも安くて魅力的です。
結局、購入検討のために実機を触れたいと思い、某中古店へ見に行ってきました。たまたまニコン党の店員の方と話ができました。その方も、”もうFマウントは出ない”と確信されていて、その方にZ5とZ6どちらが良いかと聞いても、やっぱりZ6がいいという回答なのでした。
この回答と実機を触っていた感触を受けて再度考えることに。質感の差や肩パネルの有無、Z6購入時にかかるメモリーカードの価格などを加えて天秤にかけたところ、Z6以外に選択肢はない、という結論に達したのです。
Z6とFTZを購入
ネット上から各店の中古を見ていて、フジヤカメラにある11万弱の並品が気になりました。グリップのスレ以外は状態が良く、元箱付きで11万円というお値段が、とても魅力に感じました。
ということで、フジヤカメラ店でこのZ6と、マウントアダプターFTZ(24,800円の美品)を注文。フジヤカメラでカメラ買うのは今回初めてのことでした。
予算とレンズラインナップの関係で、今回はFTZでFマウントレンズを使えるようにして、今後の発売が予定されている24-105mmの発売を待つことにしています。
メモリーカードは、Amazonのマケプレで14,800円で出ていたSUNEASTという日本ブランドのCFexpress Type-B 128GBモデルをチョイス。しこたま貯めこんでいたアマギフを使ったら実質約3千円の出費で済んだのもZ6を購入する決め手のひとつです。
というわけで、注文翌日に早速届いたニコンZ6。次の記事で触ってみて感じたことを書きたいと思います。