鉄道模型関連で購読されている方、オーディオの話題ばかりですみません・・・。
明日の記事は鉄道模型ネタを予定してます。
ダイソーヘッドホンに新ライン登場!
新商品が出るたびに各所で話題になるダイソー製品ですが、とくに最近の電気小物系は注目度の高い製品も多く、ユニークな商品も数多く見られます。
電気小物の中で定番となっているのがイヤホン・ヘッドホンですが、先月辺りからダイソーの中では上級ランクにあたる、税抜500円のヘッドホンが新登場しました。
500円ヘッドホンは、筐体の違いでカラーコンビモデル、クロームモデル、猫耳モデルの3種類が存在します。
今回はカラーコンビモデルの一つ、「ブラウン×ブルー」を興味本位で購入してみました。
思えば100円ショップでイヤホンやヘッドホンを買うのは、実に10年ぶりです。
10年前に音楽鑑賞を始めたときに100円のカナルイヤホンを使ってましたが、一度ウォークマンの付属や1000円クラスのメーカー品と出会ってしまうと、低音スカスカ・高音キンキンの100円イヤホンにはもう戻れなくなってしまい、それ以来100円ショップでイヤホンを買うことは敬遠してきました。
今回はワンランク、いやツーランク上の“500円”であることから多少100円よりはマシなんじゃないかと思い興味を持ったので・・・。
<スポンサードリンク>
ファッション性の高いデザイン
さすが500円とだけあって、ブリスターではなくちゃんと箱に入っていて好感が持てます。
“超低音”の売り文句を見ると、気になっちゃいますよね!(笑)
デザインはなかなかおしゃれで女性向きな感じです。普段遣いにはもちろん、ファッションアイテムとして使うのも面白そうです。コスプレ等でも使えそうですね。
女性が付けても違和感ないように、コンパクトに、しかもめっちゃ軽く出来ています。AKG Q701と並べるとその小ささがおわかりになるでしょうか?
ですが、近くから見ているとバリが残っていたりしていて作りはチャチです。アジャスターは固く無理に動かそうとするとバキッと行ってしまいそうなくらい華奢なつくりなので頭の大きい方は注意が必要です。
このあたりのミニプラグももうちょっとしっかり作って欲しいものですが・・・。
パッドはメーカー品のローエンドモデルでも一般的な素材ですが色がついています。密閉型となっており、遮音性はそこそこ高めです。
側圧はそこまで強くなく、長時間のリスニングでも不快感は感じにくいかと思います。軽さも相まって軽快な装着感です。
気になる音質をチェック!
エージング前の評価であることに留意ください。
試聴環境
今回に限らず、イヤホン・ヘッドホンの音質評価については、以下で統一したいと思います。
- 3極プラグのヘッドホン:オーディオシステム1号を使用(iMac→UAB-DAC→パイオニアSA-6300)
- 4極プラグのヘッドホンと全ての有線イヤホン:iPhone4s直刺し
- Bluetoothモデル:iPhone4sとBluetooth接続
今回のダイソーヘッドホンは3極プラグですので①の環境でのレビューです。
楽曲ごとの評価
前回SANSUIのSEY-7レビュー時に試聴した4曲で今回も評価していきます。
ボーカルが力強く響きます。金管楽器はやや遠くで鳴っているような感じです。ですが全体的にこもった感じは少なく、落ち着いて聴けるな、と思います。
こもった感じが目立ってしまい、高音の伸びはイマイチです。太い音で、繊細感も物足りないのが残念といえば残念ですが、ピアノの流れはそこそこ綺麗だと感じます。高音の出しゃばりがない分あっさりしています。でも案外良いな、と思ってしまいました。
みゆきの声が遠く迫力感に欠けます。低音がよく出ているため、他のヘッドホンでは感じる伴奏の物足りなさを感じません。みゆきの声と伴奏がかち合うことなくバランス良く出ています。
低音がズンドコ出ます。その分ボーカルが埋もれ気味でキレはイマイチです。またスピード感というか疾走感にもやや欠ける印象ですが、全くもってだめというわけではなくそれなりには聴ける印象です。
音質 総評
まず、パッケージにあるような”重低音”とまでは行きませんが、低音がよく出ます。低音が出ないという百均イヤホンの常識を打ち破ってくれています。価格が価格だけに引き締まりが弱く、上品というわけではないですが、500円と考えれば充分すぎます。
全体的に見れば低音寄りのドンシャリ。曲によってはこもりの強い曲もありますが、すべてがダメ、というわけではありませんでした。
ジャズからアニソンまで幅広く聴いてみましたが、案外クセのないスッキリサウンドなので、オールマイティーに対応できるかと思います。逆に言えば、地味な出方なのでポップスやアニソンを楽しく聴くには向いてません。
僕のようにアンプに繋いで聴こうというもんなら物足りなさもいっぱい感じるでしょうけど、スマホやテレビに直刺しして動画を見るとかならこれでももう充分すぎる気がします。
500円ならアリ?
それなりにしっかりとした音が出ていて、コストパフォーマンスは高いと思います。ときどき家でノンビリ聴くには悪くありません。
とはいえ造りは百均らしくチャチで、外へ持っていくにはやや不安が残ります。外行きで使うなら携帯性も考慮すると1000円くらいのイヤホンのほうが良いでしょう。これとか。
税抜500円という価格帯。500円の価値は十分感じられますが、それ以上でもそれ以下でもないかなと言うのが僕の最終的な感想です。予算が500円なら十分アリです。
3倍にはなりますが1500〜2000円くらい出せばもっと良質なヘッドホンがあります。Panasonicのロングセラーモデル「RP-HT260」あたりは耐久性も優れていて音もぐっとクリアになります。この価格帯だとヘッドホンは家用のAVモデル多めにはなりますが、こちらも選択肢としては十分ありでしょう。
RP-HT260-K パナソニック ステレオヘッドホン(ブラック) Panasonic 価格:1,511円 |
まぁダイソーヘッドホンは安いので、ワンコインチャレンジで楽しんでみてはいかがでしょうか?(笑)
結論:500円だし買ってみるべし。