深刻化する”引越し難民”問題
春に新生活を迎える方も多いかと思いますが、問題となっているのが「引越し難民」です。
引越し業界は過酷な労働と安給料なブラック企業が多く、人手不足がここ数年の課題となっています。
だたでさえ人材不足で捌けないのに、今年は更に事態は悪化しています。
一つは、大手の一社であるヤマトホームコンビニエンスが事業を休止していること。事業再開は4月以降となるため一番の繁忙期に大きな穴を開けざるを得ません。
加えて、レオパレスの施工不良問題で多くの入居者が退去を要請されるなど、引越し需要が急激に高まっていること。
この2つが、もともとの引越し需要逼迫に追いうちをかけ、多くの引越し難民を生んでいるとされるのです。
レオパレス&ヤマト不祥事で「引っ越し難民」激増危機! 早めの見積もりと予約必要 (1/2ページ) – zakzak
今年も「引っ越し難民」の発生が懸念されています。
引っ越し難民、今年も発生? 手間省く新サービスも続々登場https://t.co/3kHgNieVhM
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2019年2月28日
そんな中で気をつけなければならないのが、悪質な業者の存在です。
僕は去年末の逼迫する時期に引っ越しをしましたが、そこであたった引越業者は最悪な悪徳業者でした。
今回は僕の事例とともに、悪質な引越業者の見分け方をご紹介します。
なすのぞみずほの事例(2018.12)
転居日まで
僕は2018年12月中旬にいきなり引越しの必要が生じ、どうしても年内に転居する必要があったことから早急に不動産会社へ行き、部屋の申し込み。
最終的な確定までに数日かかり引越し日が決まるまでに数日を費やしました。
ようやく転居日が決まり、引越業者の選定に入りました。僕は「引越し侍」で一括見積を申し込みました。
しかし、年末は春に次いで引越し需要が逼迫する時期で、既に申し込み自体ができない業者も多かったのです。
最終的に、向こうから営業をかけてきたアート引越センターとローカルの引越業者「ワンツーランド」に絞りました。急いでたので電話をしてこなかった業者は選定から外しました。
アートさんの見積訪問が終わり見積もりが出て、価格も安いし以前も利用させてもらっているという理由でその夜に家族と話し合いアートさんにしよう!、となりアートさんの営業さんに電話。
しかし・・・翌日朝になって「タッチで先客が入り、もう案内できない」と電話が来てしまいました・・・。
結局、ワンツーランドという零細業者に頼まざるを得ませんでした。
アートさんの見積と同等条件で電話だけで契約が決まりました。引越し前日に念のため営業Sが下見訪問に来るとしていたものの、前日にアポがキャンセルとなり転居日当日にぶっつけ本番となってしまいました。
電話での交渉ではSから「スタッフ3人で税抜5万円」を提示されたのですが、当日来たのは3人ではなく2人のみでした。
そのくせ料金はきちんと3人分の5万円取られました。この時点で詐欺です。
転居当日、まだトラックに余裕があったので「これも追加で持っていってほしい」と頼んだところ、拒否られました。
おまけに壁や床の養生一切なし。アートさん等の大手なら必ずやるようなことがまずできていない時点で失格です。
悪夢はこれだけではありませんでした・・・。
折り返し電話が来ない!
前居に付いていたエアコンは当方が買ったもののため撤去せねばならず、移転先は備品でエアコンが取り付いているので、取り外したエアコンを実家の古いものと置き換えることにしたのです。
引っ越し前から、引越し後にエアコン交換と古いエアコンの回収をオプションとして依頼していました。
しかし、そのエアコン工事の日程調整にて営業のSが「明日中に折り返す」と言っても、その翌日に返答してくることはなく連絡はきません。こっちから何回も連絡してやっと日程調整ができるというお粗末さ。
結局エアコン撤去は引越しから一ヶ月以上後になってしまいました。
エアコンの回収に来ない!!
エアコン交換工事の際にエアコン回収も行ってくれるはずだったのですが、当日になっていきなり「エアコン回収は別料金で、今日は承れない」と父に言ったそうです。
というわけで、また再度日程調整を僕がSとするのですが、これまた折り返し電話が帰ってこない。
なんとか日程を決めるまではしたものの、なんと引越しから2ヶ月もあとになってしまいました。
そして、約束した回収の日、奴らは連絡を一件もよこさず来ませんでした!!
ここまで来ると最低です。奴ら詐欺師なんじゃ?と思うほど悪質にしか思えません。僕も激怒です。もう頼もうと思えなくなり、多少高くなりますがエアコン回収はケーズデンキさんにお願いすることにしました
(ケーズデンキさんありがとうございます。助かりましたm(_ _)m)
悪質業者を見分けるポイント
今回引っかかって分かった悪質引越業者を見分けるポイントを紹介します。
①電話口だけで契約にこぎつけようとする
これ怪しすぎます。電話だけで契約を成立させようと相手はしてきます。
必ず見積訪問を経て紙面で見積書を発行してもらってから検討すべきでしょう。それができない業者とは契約してはいけないです。
今回大急ぎだったので電話口で済ましてしまいました。これは反省すべき点だと思っています。
②固定番号なのに携帯につながる
今回のワンツーランドというところは尾張横須賀エリアの固定電話番号を用いながら、実態は営業Sのソフトバンク携帯電話に転送されていました(ソフトバンク呼び出し音が毎回してました)
この業者、営業が一人しかいない零細業者とわかりますが、営業所にスタッフが不在というのはかなりの不安要素ですよね。
③アポを守れない。ドタキャンをする
ビジネスマナーを守れない会社が、まともな仕事をするわけがありません。
管理がずさんなのは目に見えていますよね。もし契約前に期日が守れなかったり、ドタキャンをする、などにあわれた場合はその会社との契約をやめましょう。
契約してからトラブルにあわれた、という場合はお近くの消費者生活センターで相談するというのも一つの手です。
まとめ
今回の引越しでは自分も検討する余裕がなかったせいで軽く決めてしまいましたが、それが帰って仇となってしまったのが悔やまれるところで、次回以降は多少高くても大手の会社にする!と心の中で決めています(アートさんは案外高くなかったですし)
皆様もお引越しの際はお気をつけください・・・。
【後日談】
その後、2021年に引っ越しました。この記事で得た教訓をもとに大手業者のみで選定し、アート引越センターさんにて無事引っ越しができました。