どうも、みずにゃんです。
年々厳罰化が進む飲酒運転対策。事業者でのアルコール濃度の確認が義務化される予定となっていますが、これにあわせてか、個人ユーザー向けのアルコールチェッカーがダイソーから発売されました。
飲酒運転をなくすために
飲酒運転はとても恐ろしいもので、過去にはたった1人の心無い飲酒によって一家が揃って亡くなってしまう惨劇も度々起きています。
2000年代はじめに起きた、東名高速での追突炎上事故以降、飲酒運転への罰則は随時強化され、今では酒を飲んだドライバーの代わりに自家用車を代行で運転する運転代行もよく見かけるようになりました。しかし、それでも飲酒運転の根絶にはまだまだ程遠いのが現実なのです。
今年4月、改正道路交通法施行規則が運用をスタート。「安全運転管理者」に、実際に運転する人の目視での酒気帯び運転の有無の確認と、酒気帯び運転の有無の記録を1年間保存することが義務付けられました。
10月以降はさらに強化され、安全運転管理者には、アルコール検知器を用いての酒気帯び運転の有無の確認と、酒気帯び運転の記録を常時保存することが義務付けられる予定となっています。
ここでいう「安全管理管理者」というのは、定員11人以上の自動車(≒バス)を1台以上、それ以外の車を5台以上持つ事業者(法人)に選定するように義務付けているものです。個人のドライバーさんには影響する法改正ではないものの、酒気帯び運転・飲酒運転がダメなのには全く変わりありません。
アルコールチェッカーがダイソーに降臨
この法改正に合わせてか、アルコール検知器(アルコールチェッカー)の需要は大きく増しています。これに合わせる形で、個人ユースでも手軽に使える安価なアルコール検知器も登場していますが、ついにダイソーにも「アルコールチェッカー」が登場しました。お値段は770円(税込)です。
このダイソーのアルコールチェッカーもまた、プライベートで使うことを想定して、シンプルな操作性や安価な価格設定となっています。電池は単4電池を2本使用します。
電源ボタンを長押しすると、「発熱」と出る15秒の待機時間があります。このカウントダウンが終わり、画面に「呼気」と出たらこのカウントダウンの間に行きを3〜5秒くらい吹き込みます。その後、アルコール濃度が出てくる仕組みです。
このアルコールチェッカーは家庭向けの商品で、事業所では使用できません。
実際に飲酒前後で測ってみた
今回、実際にアルコール濃度を飲酒前後で2人で測ってみました。飲食店(某ファミレス)の中で、飲酒前(注文直後)と、飲酒後でそれぞれアルコール濃度がどう変化するのかを見てみよう、というのです。
まずは、飲酒前。
- うらにゃん:0.07mg
- みずにゃん(僕):0.08mg
すでにお酒は運ばれてきていたからか気化したアルコールを吸っちゃったのか、飲んでなくともちょっと数値が高い感じですが、警告音や表示はありませんでした。
さて、お酒を一杯飲んだあとで再度計測。
- うらにゃん:0.11mg
- みずにゃん(僕):0.10mg
いすれも「警告ブザー」が鳴り、画面にも「警告」表示が出ました。ちゃんとアルコールが入っていると認識しているのは間違い無し、です。間違いなく「警告」表示の状態でドライブしてしまったら、検問に引っかかったらアウトでしょうねw
飲酒前と飲酒後のアルコール濃度の比較
飲酒前 | 飲酒後 | |
---|---|---|
みずにゃん(プレミアムモルツ生ビール) | 0.08mg | 0.10mg(警告) |
うらにゃん(レモンサワー) | 0.07mg | 0.11mg(警告) |
うらにゃんの飲んだレモンサワーのほうがビールより若干度数が高いからか、うらにゃんのほうが濃度の上昇率が高いという結果となっています。
更に何杯も飲んだりすると「危険」のステータスも待ち控えているようです。
単純に数値だけでなく、おおまかな状態を文字で示してくれることで今ドライブして問題はないのか、を判断する材料になりそうです。
個人的に気になったのが、ボタンの硬さです。2秒位押すと反応したり、10秒以上押していても反応しなかったり、わりとじゃじゃ馬な部分があります。ダイソーで売られているようなものですから、しょうがないですよねそのくらいのガタはw
ご家庭に1台あると便利
今回の改正は事業所(法人)に向けたものなので一般ドライバーの方が影響を直接受けることはないのですが、これをきっかけに飲酒運転・酒気帯び運転が根絶するきっかけになれば、と僕は思います。一般ドライバーさんの関心も変わってくるのではないかと思うのです。
今回の動きをきっかけに、一般ドライバーの方でもぜひセルフチェックしてみたい、という方にこそ、ダイソーのアルコールチェッカーは家に一個置いておきたい存在です。ドライブの前に、10秒でチェックが終わるシンプルなチェッカーですのでぜひ使ってみてください!
飲酒運転は法律で固く禁じられております。このアルコールチェッカーでの数値が法的な規制値を下回った場合でも、アルコール類を摂取した場合は運転は行ってはいけません。
- このアルコールチェッカーは家庭向けの商品で、事業所では使用できません。
- 体調や使用環境などにより数値には誤差が発生するときがあります。
- 測定結果は運転可否を判断するものではありません。目安の一つとしてお使いください。