ミラティブ用に手軽なヘッドセットが欲しいなと思っていたら、ダイソーに220円(税抜200円)のヘッドセットがありました。220円のヘッドセットは実用に値するのか!?気になる音質とマイクの性能を一緒に買ったセリアのイヤホンマイクとセットでチェックしていきます!
ミラティブの難点
ピグパ(ピグパーティ)仲間が続々と「ミラティブ」というゲーム実況配信アプリをやりだしているので、僕もミラティブを始めてみました。
スマホのマイクは周囲の音を拾ってしまうことが、以前のピグパへのボイスチャット試験導入の際や、RODEのマイクを購入する直前でヨドバシの店員さんの解説でわかっているので、外部マイクを挿してみようと思い、イヤホンジャックに以前レビューしたセリアのスタンドマイクを挿してみたら、問題なくミラティブでも使えました。
一人で実況するだけならもうこれだけで充分でしょう。
ミラティブには「コラボ電話」なる機能があり、これを用いると最大3人までボイスチャットへの参加が可能になります。ピグパのボイチャは残念ながら公認ライバーのみの特権となってしまったため(※俺はあの公認ライバー制度は好きになれん)、ミラティブを使って代用が効くかな、と思いました。
ですが、イヤホンジャックに外部マイクを挿してしまうとマイクの音は入れられますが、端末から音が出なくなってしまいます。
こういう時に活躍するのが、ヘッドセット・イヤホンマイクです。
とはいえ、お遊びのミラティブ用にそんなお高いのは買ってあげられないので、今回は100円ショップで売られているヘッドセットとイヤホンマイクを購入して、ミラティブ配信が使い物になるか試してみたいと思います。
ダイソーの220円ステレオヘッドセット(E Core)
まずは、先日からダイソー各店舗で展開されている、220円のステレオヘッドセットです。
ダイソーで販売されていますが、ダイソーオリジナル商品ではなく、株式会社E Coreさんの製品です。このE Coreさんの製品といえば先日レビューしたキャンドゥの550円ヘッドホンや、330円デュアルドライバーイヤホンを手掛けている電気小物系の輸入業者で、これ以外にもHDMI関連製品などを100円ショップ各社に製品を提供している、最近勢力を拡大中の会社です。
そのヘッドセットは、同社のオーディオ製品シリーズの一つで、「E-12」の型番が付与されています。
このヘッドセットのスペックは、3.5mmステレオミニプラグと1.2mケーブルで、とてもオーソドックス。パッケージを見る感じ、需要が拡大しているテレワークでの使用に主軸を置かれているようです。
PC用・ゲーミング用のヘッドセットと異なり、プラグが入力と出力に分かれていないのでスマートフォンでも使用できます。今回のようなスマホアプリでの配信や通話でも使えるように設計されているようです。プラグは4極となっています。
ヘッドホンとして優秀だった
この220円のヘッドセットですが、普通にヘッドホンとしても使えます。ヘッドセットということもありあまり期待はしていなかったのですが、自分の期待した以上に音が良く、価格以上の鳴りがします。いい意味で裏切られました(笑)
若干ドンシャリ気味ですが、ドンシャリ特有のコモリ感があまり出ておらず、ストレートに出ています。低域はドスドスした安っぽさはありますが、220円なら全然許せるレベルの音です。
下手に500円クラスのヘッドホンをチョイスするよりも、安上がりで良いかもしれません。少なくとも、ダイソーの550円や同じE Coreさんの550円のヘッドホンよりは良好に感じます。
装着感も上々
軽量なので頭部への負担が少なく、軽快な装着感。安物はイヤパッドに難があることが多いですが、このヘッドセットのソフトイヤパッドはカサカサ感がなく、耳あたりが良好です。
セリア マイク付イヤホン(アットキュー)
もう一つチョイスしたのは、セリアで売られているアットキューさんのマイク付イヤホン(型番AT-EMS05)です。アットキューさんは主にセリアやローソンストア100に音響製品を供給している会社で、最近評判が高くなってきています。”ポスト丸七”のポジションを不動のものにしています(笑)
こちらは専らゲーミング用途を主軸にしており、ゲーミングでよく使われているレッドカラーのデザインが楽しいイヤホンです。こちらも4極のステレオミニプラグで、R側にマイクが組み込まれています。
こちらもイヤホンとして聴いてみたのですが、こちらは100円イヤホンそのものでした。コモコモキンキンで、一曲聞いてギブアップしました(笑)
イヤホンとしてはまずチョイスにならないと思っていたほうが良いと思います。
肝心のマイクの音質は?
さて、今回ほしいのは音よりもマイクの性能です。今回も先日のセリアのスタンドマイクのときと同様に、V60 ThinQ 5Gのレコーダーアプリで録音してみました。
比較用に前回公開済のRODE VIDEOMIC GOとサンワサプライ製マイクのサンプルも再掲しています。
うーん、実はマイクの方も220円ヘッドセットの勝ちではと思っていたのですが、マイクに関してはセリアのイヤホンマイクが一歩抜きん出ています。
ヘッドセットのほうはこもった感じで声が入っていました。加えて、入力レベルが低いのか、ビビリ音も気になります。
一方、セリアのイヤホンマイクは、ノイズも少なく無難に仕上がっています。ただ、スタンドマイクと比べるとクリアさというか透明感は及びません。同じセリアの110円のイヤホンマイクとスタンドマイクでも、その差は歴然。一方的に配信するだけならばスタンドマイクで充分でしょう。
ミラティブではどう聞こえる?
ミラティブで視聴者さんの方にテストをお手伝いいただいたのですが、その方はダイソーのヘッドセットのほうが綺麗に聞けたそうです。
ミラティブの配信環境や通信回線、使うスマホとかで変わってくると思うので、個人の好みの部分になりそうですね。ダイソーのヘッドセットのビビリ音はミラティブでは気にならないレベルだと思いました。
結論:100円ショップで揃えても問題ない
個人的には、100円ショップのヘッドセットでとくに問題ないかな、と感じました。
音ゲー実況とか、音質に多少気を使うものであれば有名メーカー製をチョイスしてあげるのが無難だと思いますけど、ミラティブクラスのレベルであれば、安いので問題ないです。声もちゃんと聞けてますし。
Amazonで得体の知れない中華製を買うくらいなら100円ショップで揃えてもいいのではないでしょうか。かけられる予算が少なくて家電量販店とかで日本メーカーのものを買うのが難しいのならば、100円ショップに頼ってあげてください。
たしかにAmazonで販売の中華のものと中身は同じかも知れません。ですが、Amazonで中国業者から買うと日本への経済の潤いはほぼありません。100円ショップで買えばお店にはもちろん、日本の輸入業者、テナント出店先などにもお金が落ちて、少しばかりは日本経済への貢献にもなります。それでいて、Amazonの下手な業者より安く手に入る。
100円ショップは上手く利用すれば良質なものを欲しいだけ手に入れられる場所です。だからこそ、各チェーンで切磋琢磨して、Amazonの中国無名ブランド業者が泣きを見るくらいに高クオリティの商品をこれからも出していって欲しいなと思います。
ミラティブはじめました
ということで、このたびミラティブ配信をはじめました!
ピグパでは残念ながらボイチャが一般ユーザーに正式実装されなかったので、ミラティブとゲーム実況を通じて僕の生の声をお届けできれば、と思っています。
Youtubeだと動画の撮影も編集も面倒ですけど、ミラティブならスマホ1つ、それも短時間でいろいろできそうなので、ピグパや雑談配信だけでなく、おもろいことができないかと思っています(過去にやってたゲームをもう一度やり直そうかな、と思ってます)
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