永大の不動EF65 1000番台をKATO動力化

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蚊がウロウロしていて全然眠れなかったのですが、網戸もせずに窓が一日中開いたままになってるのに今さら気づきました。そりゃ蚊だって入ってくるわ。

数少ない上層階でよかった案件。下層階なら防犯の面で心配がありますからね・・・。

幻?のメーカー 永大

かつてNゲージブームのさなか颯爽と搭乗しすぐに消えていったメーカーの一つに「永大」と名乗るのがありまして。

永大はもともとパワーグリップなどの玩具を製造販売していた会社です。ちょうど40年前、1979年にNゲージブランド「エーダイナイン」を立ち上げ、トータルシステムの確立を目指して展開したものの、翌年4月に倒産。製品は学研へと引き継がれました。

 

エーダイナイン製品はKATO・Tomixに続けと積極的に展開したため短い活動期間の割にはタマ数がわりかし多く、古い製品の中では結構ヤフオクやメルカリにも出ており、比較的安価で取引されていますが、それでもKATOやTomix製品よりは貴重とみていいでしょう。

 

エーダイナインに関しては、『RM MODELS』173号掲載の「新・鉄道模型考古学N 特別編・エーダイナイン誕生から30年」にいろいろな開発秘話などが描かれており、古い製品のコレクターでなくても一読の価値があります。

 

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不動のEF65PFをゲット

永大がNゲージに参入していた時期はブルトレブームの真っ只中。そのため、登場して間もないEF65 1000番台(PF)を出すのは当然といったところでしょうか。

開発の遅れに苦戦したようですが、初の製品キハ58に続き第2段製品として世に出ました。単品だけでなく2両セットも出されたのは当時としては画期的でした。しかし、時を同じくしてKATOから同車が”当時の技術を集大成した決定版”として発売されベストセラーに。永大のPFは伸び悩んだと聞きます。

 

そんな永大のPFを某フリマで安くゲットしました。理由は、不動。不動というよりは通電はしているが正常に動かない、といったところか。

動力ユニットのエーダイナインの刻印

一応復活するかもしれない、と思って分解調整を試みるも、改善せず。そこで、KATOのPFの動力に履き替えることに。ヤフオクでKATOのPFを落としました。

ですが、残念ながらKATOのPFは永大のに比べて一回り大きく、KATOの動力ユニットを入れるには、現物合わせでの微調整が必要となってしまいます。

側面のガラス窓は取っ払い、ボディ内側だけでなく、動力ユニットも多少ですが削りました。前面のガラスはバラバラにカットし、接着し直しました。

KATOの旧製品はスカートが首を振ってしまいますので、KATOのスカートは切除して、もともとのスカートとカプラーを接着剤で付けました。

永大のPFはゴツい金属パンタグラフが特徴で、これが開発の遅れの最大要因でした。パンタは発売後も改良が続き、その後の傑作ED75に繋がったとのことです。

パンタは1基壊してしまったので、KATOのPS22を付けました。

押入レイアウトに入線する永大PF

動力換装はしたが・・・

動力の交換こそしたものの、走行性能は見違えるほど良くなった、というわけではない感じでした。

しばらく様子見ですね。

製品概要

製品名:EF65-1000形電気機関車

メーカーロット購入場所
永大1979年?メルカリ
定価購入価格購入形態
¥4,450約¥1,500中古ジャンク品
品番製品形態発売年
5150プラ製完成品1979年

出典 松本吉之著『鉄道模型考古学N』および以下サイト様

http://kojihaku.web.fc2.com/eidai/eidaitop.htm


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