動きモノにはやっぱり一眼レフ!?65点AF&10コマ連写の「EOS 7D Mark II」で改善なるか?(前編)

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みずにゃん

どうも、みずにゃんです。

この記事をお盆用の記事として仕込んでいたのに、写真の準備が遅れてすっかり遅くなっちゃいました・・・(汗)

G9 PRO、やっぱり動きモノに弱い

去年秋にLUMIX G9 PROに1本化したわけですけど、半年ほど使っていくうちに、このカメラの得意部分と不得意部分がはっきりと見えてきて、決してこのG9 PROがオールラウンダーではないと感じてきてしまいました。

静物撮影、とりわけ人物のポートレート撮影にはとても強く、自然な色合いにうっとりします。ポートレートに関しては、ニコンより上手だと感じます。

LUMIXは、ポートレートに最適の一台だ(SIGMA 30mm F2.8 DN Art)
この写真は、ヒグチ写真店さんのスタジオで撮影しています

その一方で、動体撮影にはめっぽう弱い。G9 PROはコントラストAFだけなので多少の速度・精度の低下は覚悟していましたが、想定以上でした。最初に捉えるまでは悪くないものの、追従性が低くピント合わせが厄介でした。ホワイトバランスも崩れがちに感じます。

また、システムが(以前のニコン+サンニッパと比較して)軽量なこともあり、手ブレが反映しやすくなってしまっているのもありそうです。

冬春と3回、中京競馬場へ持っていき撮影しているのですが、パドックの歩行シーンが満足に撮影ができませんでした。どうしても、隣の厩務員の顔にピントが行きがちで、馬をなかなか認識してくれません。ターゲット追従もイマイチだし。競馬撮影のほか、撮り鉄もいま一歩でした。

馬ではなく厩務員にピントが・・・
なんかピンが甘い・・・(3月のファルコンステークス優勝馬・ダノンマッキンリー)
鉄道車両もなんか甘い・・・(伊賀上野駅に近づいてくる関西線の普通列車)

もちろん、M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PROレンズは、静止している状態では素晴らしい写りをします。レンズというよりは、ボディの限界なのかな、と思い始めたのです。

スナップには面白いレンズなのは確か(清水坂)

G9M2に”直行”しなかった理由

G9 PROの後継モデル「DC-G9M2(G9 PRO II)」は位相差AFを搭載するようになり、オートフォーカスが強化されています。マイクロフォーサーズユーザーにとってはG9M2にチェンジするのが一番早いですし、パナソニックが公式に提供しているレンタルサービス(サブスク)があるので、導入の敷居もそれほど高くはありません。

ですが、G9M2へはあえて”直行”することは今回は避けることにしました。初代G9と比べてデザインが好みでないのと、G9M2の位相差AFがまだ安定域に届いていないとの評価も多く、動きモノ、つまり位相差AFの安定性を重視する僕には不安材料でした。

それに加え、ミラーレス一眼に多くの人が移行した結果、技術が成熟しきっている一眼レフの中古が比較的安く出回るようになってきました。新し目のモデルであれば性能的には不足はしないはず。
光学ファインダーとメカシャッターを楽しむなら、今が最終チャンスかな??

もちろん、G9 PROも静物やポートレートに関しては楽しく使えるカメラなのは間違いありません。ライブビューに強いミラーレス一眼のメリットを捨ててまで一眼レフに逆行するのは賢い選択とは言えないです。

そこで、M.ZUIKO 40-150mm F2.8 PROと動体・望遠用の新システムをトレードすることに留め、G9 PRO(マイクロフォーサーズシステム)は広角標準専用で残す方向で行くこととします。

EOS 7D Mark IIという、まさかの選択肢

そこで最有力に上がったのがキヤノンの「EOS 7D Mark II」です。

EOS 7D Mark IIは10年前の発売当時、キヤノンAPS-C一眼レフのトップモデル。65点オールクロスAFと秒速10コマ連写を実現し、アマチュアのみならず、プロの世界でも活躍した名機です。

そこまでの高速性能は正直要らないにしても、10年前発売で中古価格がこなれているほか、ロングランモデルだったため、メーカー修理サポートも2年ほど残っています。EOS 80DとかニコンD7000系列をチョイスするよりは、よっぽどバリューがあるはずです。
プロやハイアマチュアに認められ続けているモデルですから、動きモノもとくに問題ないでしょう。

いつものお店に、状態もそこそこで1年物損保証付の個体が新入荷していて、手に入れました。偶然にもジャンクワゴンに純正バッテリーグリップ「BG-E16」も発見しゲット。

BG-E16
BG-E16+EF-S 18-55/3.5-5.6STMの組み合わせ

白レンズに魅せられて

レンズは「EF70-200mm F2.8L USM」に。外観や中玉は好状態だが、AFリミッターに不具合のある訳アリ品。APS-Cの7D MarkIIでは35mm換算で112~320mm相当をF2.8通しでカバーします。

EF70-200mm F2.8Lシリーズで最初期のレンズで、F2.8望遠ズームで初めて白レンズとなった一本。IS(手ぶれ補正)はないものの、IS付モデルと並行して販売され比較的最近まで生産されていたため、2026年5月までメーカー修理が行えるのが逆に強みです(IS初代は終了済、IS IIは25年5月まで)

長いこと他社ユーザーだったため、意外に思われるかもしれませんが、“白レンズ”はこれがはじめて。サイズも軽すぎず重すぎずで取り回しの良いサイズです。

サブシステムとしても活用できるよう、標準レンズ「EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM」も合わせて入手しました。


ということで、EOS 7D Mark IIを使ってみた感想、画質評価については後日の記事でお見せしたいと思います。ちょうど中京競馬開催中なので、一度試してみてからですね~。 みず

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!

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