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自由自在でシステマチックな分割式レイアウトを実現できる今回のモジュールレイアウト。今回は、各モジュールの組み合わせ例をご紹介。お手持ちのテーブルなどに合わせて、レイアウトの拡張具合を決められますよ。
自由自在に組み合わせが変更できるシステムがウリ
現在制作中のモジュールレイアウトは、以前の記事でも紹介しているように、モジュールを組み替えることで自由自在なジオラマにすることができる点が特徴です。
従来自分が制作しようとしたレイアウトがその場所に固定するものだったのに対し、モジュールレイアウトではモジュールだけでなく建物などの配置も変更できるように設計してあるので、建物の建て替えや、都市の成長、レイアウトそのものの拡大も可能で、とてもシステマチックにできています。
当モジュールレイアウトでは最小構成を6面として、ダイソーのパンチングボードとレールの在庫がある限り、どんどん拡張していくことができます。
今回は、現状のモジュールレイアウトの組み合わせパターンと収納例を紹介したいと思います。
モジュールの組み合わせ例
基本6面構成
基本6面構成は、基本モジュールのみで構成したパターンです。75cm角の正方形テーブル上で展開でき、単行~2両程度が走行するのに向いています。
中心駅「三枝」を中心としたレイアウトは、ローカルな駅前から中心部のビル群まで、多彩な風景を凝縮させています。これだけ小さくても、生き生きとした町並みを堪能できるように作られています。
フィーダーは”人間の里”の下にある給電部から供給するため、このパターンではTOMIXのパワーユニットを使用するかたちとなります。
オプション6面構成
基本6面構成から「人間の里」モジュールを外し、代わりに「西園寺駅」モジュールを組み込んだ例です。このパターンでは通常引き込み線(留置線)になるTOMIXのミニカーブレール部分をエンドレスの一部として使用するため、走行車両はミニカーブレールを通れる車両のみです。
このパターンの特徴は、街の中心駅「西園寺駅」を組み込んだこと。駅が2つになり停車や発進がより楽しめるようになることや、基本パターンでは物足りない都市部の再現を拡充できます。
フィーダーはTOMIXのフィーダーコードをTOMIXレール部分の任意のところに挿し込むことで、TOMIXのパワーユニットを使用する前提となっています。
走行車両に限りはありますが、ミニカーブレールを通れる短編成の近郊形車両や、Bトレなどを楽しむにはもってこいの構成です。
8面構成
基本6面構成に、拡張モジュールを2面足した構成。これであれば長辺1mの長方形テーブルで展開でき、6面の時よりも情景が賑やかになります。
図では鉄橋モジュールを追加していますが、鉄橋モジュールの代わりに神社モジュールを組み込むこともできます。神社モジュールを組み込む場合はKATOのパワーパックも使用できるようになります。
10面構成①
現在ある10個のモジュールを全て使用した、現時点で最大サイズのパターンです。このサイズでも長辺120cmのテーブルにギリギリ設置することができます。
鉄橋と水田を織り交ぜることで、のどかなローカルのイメージを拡充。より賑やかになるだけでなく、ロングコースになることで列車の走行や撮影ポイントが増え、楽しみが倍増します。
とくに鮮やかな鉄橋を通る姿は、単行の気動車から近郊型車両、特急車両、貨物列車まで、どんな車両にもマッチ。鉄橋手前のモジュールをストラクチャーがほとんどない汎用モジュールとしたことで、好きな方向から撮影しやすいようにしています。
フィーダーは、人間の里モジュールのTOMIXのフィーダーだけでなく、神社モジュールにKATOのフィーダー線路も組み込んでいます。なので、TOMIXのパワーユニットだけでなく、KATOのパワーパックも使用できます。当方ではTOMIXのN-1001-CLとKATOのパワーパックハイパーDを置いてあるので、走行車両に応じて、常点灯を楽しめるようにしています。
10面構成②
直線モジュール2つを回転させて、1m角の正方形テーブルで展開できるように配置変更したパターン。図では神社モジュールと水田モジュールを回転させていますが、神社の代わりに鉄橋モジュールを回転させることもできます。
気になるモジュールの収納は?
このモジュールレイアウトでは、ボードには、地面表現となるフェルト・レイアウトシートとレールのみを接着し、ストラクチャー(建物など)は固定させないようにしています。
こうすることで、収納性が良くなるだけでなく、建物の配置などを自由自在に変更できるためその日の気分で町並みを変えてあげることができるメリットが出てきます。
モジュールやストラクチャーは、ホームセンター等で購入できる大型のランドリーバスケットに収納しています。もともとこのバスケットはいただきものなのですが、フタがない分すぐに出し入れできる点に優れているし、なによりも容量が大きいのでモジュールを6面+ストラクチャーを入れても余裕がありました。
来客等で使わない時は、バスケットに入れてコンパクトに収められるのが、今回のモジュールレイアウトの最強の武器だと思います。
手軽ではじめられるレイアウトにチャレンジしよう!
今回のモジュールレイアウトは、ダイソーのパンチングボードさえあればサクッと手軽に、安く、そしてコンパクトに作れるので、レイアウトをこれからチャレンジしようと考えているビギナーの方にもおすすめです。
もしレイアウト制作に飽きてレイアウトを解体しても、パンチングボード自体は本来の用途などで再利用もできますし、手軽に作って、定期的に町並みを見直してみるのも面白いかもしれません。
ひょっとしたら今後のRM MODELSでレイアウトシートの第3弾以降も登場してくるかもしれません。もし魅力的な物が出てこれば、また購入して拡張していきたいと思っています。今後も楽しみのレイアウトですね。