FXの原点となったフラッグシップ・ニコンD3を今更ながら購入!

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今日はこんな記事です

サブカメラが欲しくなり、ふと某フリマアプリを見ていて、なんとフラッグシップ機のD3を買ってしまいました(笑) ニコン初のFXフォーマットとなったD3も発売から10年以上が経ち、手頃な値段で購入できるようになりました。そんなD3の感想を作例付きで。

サブカメラの重要性

今年も去年と同じ場所[1]鈴鹿の白子にほど近い海岸へ初日の出を見に行きました。

陶芸家をされている先生のお車にイトケンさん含め3人で乗車し、僕はD610と28mm、イトケンさんはフジX-E1[2]僕が2018年夏に購入したものを、D610購入に伴いX-A1とセットで譲渡にツァイスレンズ、それぞれサブを持たず1台で望みました。

一方で、先生はD2Hを筆頭に、ニコン機とキヤノン機を数台もっておられました。

「サブがないといざというときに困る」

そうおっしゃっておられました。まさに、ちょっと前の僕の思想にそっくりです。

もうブログをお読みの方はご存知と思われますが、去年秋の「機材ミニマム化計画」によって、一眼レフは新しく導入したD610に絞り、サブはコンデジ(PowerShot S5 IS等)で賄う体制を整えています。

機材を統合するという意味で1台体制というのもアリだと思うし、サブを大量に持っていくというのも、これまたアリだと思いますから。

とはいえ、D610が使えないときの“一眼レフのサブ機”を欲しい、とはちょっとばかり思っていました。望遠に強いDXフォーマット(APS-C)で、ちょっと古いですがCCDセンサーの色が好きなのでD80を久々に買い戻す[3]2014年に購入し、友人の要望によりわずか3ヶ月で泣く泣く手放したのもアリかな?とも思ってました。

先生のオススメはD7000。中古相場が安く、かつ性能がいいからだそうです。

フラッグシップ・ニコンD3

イトケン邸へ戻り、サブのカメラはどんなのが良いのかな、と何気なしに某フリマを見ていただけのような気がしますが・・・

なんかスゴイのポチっちゃってたw

Nikon D3とかいうフラッグシップ機、を(笑)

Nikon D3は2007年秋に発売されたフラッグシップモデル。ニコンではじめてフルサイズセンサーを搭載。「FXフォーマット」初号機となったのが、このD3です。ニコンはD2シリーズで失敗[4]D2Hで採用された自社センサー「LBCAST」が大失敗に終わったしており、起死回生を図って登場したD3は、1220万画素と画素数は抑えられていますが、非常に高い高感度での描写力と連写性能の高さからヒットし、キヤノンから乗り換えたユーザーも少なくなかったそうな。

https://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d3/

FXフォーマットはこのD3で始まっています。以前使っていたD700も、今使っているD610も、もとを辿ればD3にたどり着くわけです。

とくに、センサーや画像処理エンジンについてはD700とほぼ同等のもので、D700は”D3ジュニア”とでも呼べるほどの兄弟機種だったのです。

実は、去年末に某フリマでバッテリーとチャージャー無し動作未確認と謳った2万円のジャンクD3があり、試してみようと思ってポチってみたのです。チャージャーはイトケンさんが互換品を持っていらして、バッテリーはAmazonで2,799円のを購入。

しかし、かなりリスキーな選択でした。案の定、届いた個体を見るとイメージセンサーが死んでいるという無残な壊れ方だったのです。

D610あるし修理サポートも終わっているFX機を無理に買う必要はなかったのですが、一回フラッグシップ機を握ってしまうと、やっぱり正常に動くやつを使ってみたい、という衝動に駆られ・・・。

年明けてすぐに動作品をポチり直し。純正バッテリーとチャージャー・取説付きで¥43,000+送料だったので、ヤフオク相場と照らし合わせてもそこそこ安い値段だと思います。某フリマは送料別にした途端に売れなくなるから、意外とそこが穴場なんですよねw

気持ちのいい使い心地

一週間ほどで届きました。

ペンタブにやや傷が目立ちますが、仕事とかで酷使されていたでしょうから、それを考えれば問題はないレベルです。前面端子のゴムキャップが欠損しているのが残念。

それにしても高級感のあるボディです。ただ、思ったよりは軽くて、D700+MB-D10よりも軽快さがあります。

使い勝手は前使っていたD700に近いです。ただし、10年以上前の機種ということもあって、D610では簡単に設定できる項目が、D3ではややとっつきにくいところもあります (ピクチャーコントロール、ISO感度など)

今の考えからすれば、かゆいところに手が届かないというか・・・

シャッター音は「シャッ」とした感じで、重厚でマジカッコイイ音です。対してD610は「シュッ」という感じで、軽快感があります。

液晶は3型で見やすいです。再生時の拡大縮小がややとっつきにくさがあります。慣れの問題でしょうけどw

今見てもスゴイと思わせられる高感度耐性

高感度については、D700のとき同様ISO3200でも破綻は少なく、常用できるレベルにあると思います。画素数が抑えられている分、画素ピッチが広いため、D610と比べても十分拮抗する高感度耐性に思えます。

センサーをD700と共用しているためか、D700に近い発色で、見慣れた感があります。今思うと、JPG撮って出しではやや硬く、あっさりのっぺりで面白くない出方をしています。

でも、プロ機材はRAWで現像してナンボの機種ですから、RAW現像さえ使ってしまえば何も問題ないでしょう。

D3はD700と違ってダブルスロットなので、RAW+JPEG保存が分割できてかなり捗ります。なので、D610同様、基本はRAW+JPEGで撮影するようにしています。

サブカメラにはもったいない

サブカメラとして導入したD3ですが、やはりその良さを知ってしまうと、サブとして使うにはもったいないような気がします(笑)

でも、その高速性能を生かして、鉄道撮影などでおおいに活躍できるのではないのかな、と思っています。

これからもD610とコンビで、いろいろなフィールドで活躍してもらおうと思ってます!

D3の作例

姉妹サイト「てつぱら!写真さんぽ」にて撮影データ付きで作例を公開しています。今後も順次公開していく予定です。


https://store.shopping.yahoo.co.jp/rowa/en-el4-pa.html?sc_i=shp_pc_search_itemlist_shsrg_title

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!

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脚注

脚注
1鈴鹿の白子にほど近い海岸
2僕が2018年夏に購入したものを、D610購入に伴いX-A1とセットで譲渡
32014年に購入し、友人の要望によりわずか3ヶ月で泣く泣く手放した
4D2Hで採用された自社センサー「LBCAST」が大失敗に終わった