どうも、みずにゃんです。
ハードオフへ行ったら、以前買ったK-xが鎮座していたところに、シルバーカラーのPENTAX KPが置いてありました。そのまま衝動的に手に入れてしまったので、しばらく遊んでみました。
K-xのいたところに・・・
今月の頭のことです。
近所のハードオフの定例巡回。マイナポイントも早速入ったし、なんかめぼしいものないかなぁ~と入ってみたのですよ。
カメラコーナーのショーケースをちらっと見ると、以前PENTAX K-xが鎮座していたポジションに、シルバーの一眼レフカメラが箱付きで置いてありました。
その名は、「PENTAX KP」、そうペンタックスの一眼レフです。
元箱付、予備バッテリー2個付、別売のグリップLまで付属しているにも関わらず、キタムラの一番下のランクの同機より何千円も安かったのです。
もともと、シルバーのペンタックスいいなぁ、K-1リミテッドシルバーとかK-3 MarkIIIは高いしなぁ・・・と思っていただけに、このシルバーのKPに一目惚れ。
「これ、見せてください!」といった瞬間、もう陥落です(笑)
購入前のチェックでシャッター回数を見てみると、93000回超。KPの公称シャッター耐久10万回を考えると、うーんとも思ったのですが、リコーでのシャッターユニット交換は最大約25000円だし、6ヶ月保証付いてるからモバイル保険入れればいいか、ということで深く考えないことにしました。
それにしても、手持ちのFA43mm Limitedを付けたときのマッチングが最高すぎて、我慢するにもできませんでしたが・・・(笑)
PENTAX KPとは
PENTAX KPは、K-1が登場した翌年の2017年に発売されたAPS-Cセンサー搭載のモデル。APS-CハイエンドのK-3系とも、エントリーの2桁機とも違う、ミドルグレードの機種でした。
819200というド級の最高ISO感度を実現し、交換式グリップを採用するなど、面白い新機軸も。それでいてペンタックスご自慢の防塵防滴ボディ、視野率100%ペンタプリズムファインダー、ローパスセレクター、ボディ内手ぶれ補正など、ほぼ全部入りです。
それまで個数限定のリミテッドモデルとして展開されていたシルバー色がレギュラーカラーとして採用されたのはこのKPが初めてでした。DA Limitedレンズもまた、シルバーKPにマッチングするようにか、シルバーカラーがレギュラーになりました。
K-1とはまた違う、軽快なルックス
KPはK-1より後に出ていることもあり、K-1で採用された先鋭的なデザインが継承されています。ペンタ部の尖り方は、まさにK-1とそっくり。
でも、”重厚感”が前に出てくるK-1とは違い、KPは軽快でファッショナブルなスタイルに見えます。僕はあまり思わないのですが、レトロデザインと言っている人もいます。K-1もカッコイイけど、K-1とは全く違うカッコ良さがKPにはある気がします。
前ダイヤルもデザインのアクセントになっています。シルバーだから余計に目立つんですよね。
グリップは前オーナーの手でMグリップに替えられていてSグリップは入ってませんでした。Mだとちょっとホールド感に不安があり、Lに交換。付属の六角レンチで交換します。
K-1の安定したホールド感には遠いですが、まあまあには握れるように。
背面の液晶は普通のチルト式。ボタン配置はK-1とは違うところがありますが、迷う部分は特にありません。メニューUIはK-1と同等のものになっていて、併用しやすいです。
スマートファンクションは設定項目こそ減ったものの、カスタマイズできるようになっています。K-1ではゴリゴリに硬かった設定ダイヤルがKPでは軽快になり、K-1以上に重宝しそうです。
安心できる画質と高感度
KPはAPS-Cサイズ・2432万画素のソニー製CMOSセンサーを搭載。最高感度のISO819200はさすがに使い物になりませんが(笑)、ISO12800くらいは普通に使えます。K-1だとISO6400でも若干暗所ノイズが気になる感じでしたが、KPはもっと気にならないレベルになっているように感じます。APS-Cでこの高感度なのは素晴らしいです。
ローパスレスとだけあって、やはり切れ味が違います。K-1と同じ傾向でベースは落ち着いた傾向なので、カスタムイメージで好きなように味付けしていくと楽しいと思います。
FA 43mm F1.9 LimitedはKPでは64.5mm相当に。広くも狭くもなく、程良い焦点距離のスナップレンズになります。ポートレートにも使える画角になるので、FA Limitedのもつ柔らかさをより活かせるようになります。
DA 21mm F3.2 AL Limited(後日別記事で紹介予定)は32mm相当の広角パンケーキレンズで、広く切り取れるので風景撮りにも大活躍。
K-1と同じ傾向の画質ですが、画素数が低い分画像データサイズも比較的小さく、取り回ししやすいのもKPのメリット。Wi-Fiでスマホに飛ばしてSNSに上げるなら、KPのほうが使い勝手は優れているといえます。
その姿は、まさに”K-1ジュニア”
KPはもちろんメインカメラとしても使えるポテンシャルを持っているわけですが、K-1のサブ機としてもとても良いな、と思ってたりするんです。
K-1で取り入れられた多くの点を継承しているところを見ると、まさに“K-1ジュニア”と呼ぶにふさわしいのではないかと思っています。
残念ながら派生モデルの「KP J Limited」ともども後継機の出ぬまま去年生産終了してしまったのはとても惜しく感じます。
「KP MarkII」がお目にかかれる日は果たしてあるのでしょうか。”唯一の一眼レフメーカー”になっていくであろうペンタックスから、新しいミドルクラスモデルが出ることを期待しています。
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