どうも、みずにゃんです。
ちょっと間が空いてしまいましたが、先日のお出かけレポをアップしていきます。
2023秋の”夢”旅
今回の旅程は4ヶ月ほど前に決まったものです。ディズニーハロウィンに行ってみたいという話から始まったもので最初は全く乗る気がしなかったのですが、カレンダーとにらめっこして「10月1日に中山競馬場に行きたいからそれに付き合ってもらえるなら」の条件のもとでゴーサインを出すことにしたのです。
そうです、10月1日はGIスプリンターズステークスの日。スプリンターズステークスを現地観戦することがディズニーに行く条件でした。
ということで10月1日中山競馬場訪問、翌10月2日にディズニーランドへインする日程で組みました。
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グリーン席でノンビリ
今回は行き帰りとも新幹線にしました。体力的に高速バスが昼行でもしんどく感じてきたので。
スマートEXの「EXこだまグリーン早特3」で予約。こだまグリーン早特なら東京・品川~名古屋間を9,170円(税込)と「ぷらっとこだまグリーンプラン」より安く移動できます。もちろんのぞみ自由席よりもはるかに安いです。
これからはあの”シンカンセンスゴイカタイアイス”も駅ホームで買えるようになるので、こだま号でもアイスを楽しめますね(笑)
座席は行き帰りとも最前列。荷物を置くのに余裕があり、号車によってはトイレも目の前でテーブルも大型。その代わりフットレストはありません。グリーン車は車種関係なく全席コンセントがあるからか最前列も空いていることが多く、新幹線に乗るならココ!って気がします。
EXこだまグリーン早特は「ぷらっとこだま」と違ってシートマップで細かい座席指定ができるので、よほどの繁忙期でなければ相席の心配もありません(5月にぷらっとこだま使ったときは空いてるのに相席でした)。しかも変更も可能です。ドリンク代加味してもEXこだまグリーン早特のほうがお得ですね。
ということで9月30日13時台名古屋発の遅めのこだま号に乗り、ノンビリと2時間半グリーン席を満喫し、東京駅に定刻で滑り込みました。日本橋口を出て、東西線へ移動します。
1泊目は「東横イン東西線西葛西」で、名前の通り東西線西葛西駅の近く。西葛西は快速通過なのがちょっとマイナスですが、飲食店も多く不便しない場所でした。その名も「まんぷく食堂」という個人のお店でたらふく腹を満たして翌日に備えます。
熱狂に包まれる中山競馬場
西船橋を経由して船橋法典駅に7時55分着。8時ちょうどに中山競馬場へ通じる臨時ゲートがオープン。9時15分に現金入場も含めてすべての人が入場できるようになりました。
ヴィクトリアマイル当日の府中のような激しい混雑ではなく、ターフィーショップも待ち時間無し。パドックへ向かいますが、まだ朝一番のパドックはまだまだ空いてました。運良く最前列が一人分空いていたので確保します。
うらにゃんと交代交代で中山競馬場の中を探索。東京競馬場と比べるとスタンドはコンパクトに凝縮されていて、大きすぎない分回りやすいのがいい感じでした。地下にはフードコートの他、セブンイレブンもあります。
この日はGIデーとあって、フランス渡航中のルメール騎手を除けばトップジョッキーがほぼ勢ぞろい。川田将雅や武豊はもちろんのこと、坂井瑠星や西村淳也などの若手有力ジョッキーも。そして”横山一家”は親子3人揃って中山で騎乗。いろんなジョッキーが見れるのも大レース日の楽しみの1つです。
←横山家のおにーちゃん(和生) 横山家のおとうと(武史)→
この5Rは兄弟で同じ枠に入って2着3着としっかり馬券圏内に収めてるからしゅごい
実力が拮抗する有力メンツが参戦!
今年のスプリンターズステークスですが、去年覇者のジャンダルムも高松宮記念を制したファストフォースも引退で、王者不在の混戦ムード。
その中でも有力と目されたのが高松宮記念2着のナムラクレア、セントウルステークス2着で末脚自慢のアグリ、夏重賞を逃げ切りで2連勝のサマースプリント王者ジャスパークローネ、そして白毛馬ソダシの全妹で”世界の川田将雅”と挑むママコチャ。
そのほかには過去のスプリントGI覇者のナランフレグやピクシーナイト、前走セントウルで復活を遂げたテイエムスパーダ、そろそろGIタイトルがほしい白毛一族のメイケイエールなども顔を揃えます。
ママコチャとメイケイエールによる“白毛族だけど鹿毛馬”対決が実現したのも面白いです。
人気上位馬は実力はどの馬も拮抗している感じで、どの馬を本命にしてもいい感じですが、僕の予想印はこんな感じ。この5頭以外は馬券内には来ないと確信までしてました。元騎手(田原成貴・細江純子)と呪いに定評がある粗品の予想を参考にしつつ、個人的な見解を加えたのがコレです。
◎ ナムラクレア:最内枠がちょっと不安は残るものの、実力の不安はいっさい無し。まあ3着以内には来るでしょう。
◯ ママコチャ:実力充分。川田騎手との相性さえあれば馬券圏内は堅い。ナムラとの差はほとんどないように感じるが、スプリントのキャリアの差で対抗扱い。
▲ アグリ:実力はあるが、逃げ馬多数の展開で封じ込めるかが不安材料。あと粗品が本命視したので本命からは外しとく(笑)
△ ジャスパークローネ:夏2連勝の好調ぶりで怖い存在。中山の馬場が最終週なのに前が残る傾向があり逃げ切る展開も充分あり得る。
△ マッドクール:前走CBC賞は着外も安定した成績を持ち、展開次第で2着3着争いもありそう。鞍上の坂井瑠星も魅力。
★人気馬4頭と、なぜか誰も推してこないマッドクールを加えた5頭をチョイス
15時すぎ、出走馬が満員のパドックに姿を現しました。雨予報もあったものの、GIの熱気もおかげか、この日の空は降雨もなく耐えてくれました。
写真も撮りながらでしたのでサクッと見た感じですが、ママコチャの仕上がりが一歩抜きん出ているような。ナムラクレアも完璧。マッドクールもキマっている感じです。ジャスパーもいい馬体してますね~栗毛カッコイイ。
写真判定の末・・・
15時40分。超満員の観客を前に、スプリンターズステークスのゲートが開きました。予想通り、ジャスパークローネがハナを切り、逃げ馬2頭がその後を追う展開に。4コーナーに入るあたりで先行策を取っていたママコチャが先頭に。その直後、マッドクールが猛烈な脚で追ってきます。
最後は、2頭のデッドヒート。映像ではママコチャ若干有利か?という決着に見えたものの、写真判定に委ねられることに。写真判定の結果、ママコチャがハナ差で優勝。マッドクールが2着。3着が1番人気ナムラクレア。ジャスパークローネは4着と粘り、5着にはメイケイエール。想像通り、有力馬が上位を占める結果になりました。
ナムラクレアは最内だっただけに白毛族の2頭にマークされ、3着止まり。アグリは7着で掲示板を外し、後にいた女性が発した言葉が「”粗品の呪い”来たぁ!」(笑)
ママコチャは川田騎手の完璧な手綱で粘り、マッドクールの坂井瑠星の手綱も素晴らしかったのですが、ここは実力差でママコチャに軍配という感じですね。
ソダシの全妹ということでママコチャを推していたうらにゃんも、写真判定が終わって1着6番の表示が掲示板に出ると、涙を流していました。”夢”が”リアル”に変わった瞬間です。
ソダシも応援してるよ
最後に、馬主の金子真人氏や川田将雅騎手が表彰式に臨む姿を見守ります。ママコチャはスプリントは3戦目、重賞勝ちは今まで無く、重賞初制覇がGIのビッグタイトル。シラユキヒメに始まる白毛一族の血が、ただ単に見た目だけではなかったことを改めて教えてくれました。
その夜、金子氏の意向を受けてソダシの電撃引退が発表されました。これからのママコチャはGI馬として、そしてソダシの後継としての重責もかかりますが、今後のスプリント戦線、注目していきたいです。来年の高松宮記念、ぜひいらしてください。
個人的にはブリーダーズカップに参戦するジャスパークローネが楽しみです。
そして今年絶好調の川田将雅騎手はリバティアイランドの3冠のかかる秋華賞を前に好調ぶりをアピール。秋華賞も楽しみにしています!
中山でいい夢を見ることができた僕たちの”夢”はまだまだ続きます! (後編へ続く) みず