キャンドゥとダイソーから、それぞれ防滴Bluetooth スピーカーの新モデルが登場しました。どちらも同サイズ、同デザインで全く同じように見えるこの2モデルですが、細かいところではどこが違ってくるのか、迫ってみます!
キャンドゥ初のBluetoothスピーカーはHIDISC製
100円ショップでBluetoothデバイスを見かけるのも、もはや日常風景となっていますね。ダイソーではイヤホン、マウス、スピーカー、とじわじわと増やしてきています。
ダイソーではすでにBluetoothスピーカーを多数リリースしていて、550円のノーマルモデルから、お風呂でも使える防水タイプや、770円のレトロタイプまで、好みから選べるのが魅力です。
そのダイソーに追いつき追い越せ、と今回Bluetoothスピーカーを引っさげてきたのがキャンドゥ。キャンドゥではHIDISC(磁気研究所)ブランドの防滴仕様のBluetoothスピーカーを550円で販売しています。
商品名は「ワイヤレススピーカー」で、型番は「HD-BTSPK11」です。同社のBluetoothイヤホンやワイヤレス充電器と同様に、6ヶ月のメーカー保証が付いています。
見てくれは前からダイソーで販売している「Bluetoothスピーカー2」(660円の大型の防滴タイプ)とほぼ同じボディです。ボディカラーはホワイト一色のみ。
充電端子は独自のもので、専用のケーブルが必要な点が惜しいです。残念。
本体に吸盤がついていて、ダイソーの防滴タイプと同様、お風呂やキッチンなどの水回りで使える点が魅力です。ただし防水仕様じゃないところには注意。
さて、気になる音質を評価する前に・・・。
ダイソーの新種(?)は従来より110円値下げ
ダイソーに新タイプのBluetoothスピーカーを発見!
ダイソーでは、これまで660円で防滴タイプを、小型の1型と大型の2型の2モデルで展開されていました。
今回見つけたのは、それよりも110円安い550円の大型の防滴タイプ。ダイソーオリジナル商品ではないものの、実質的に660円の2型の後継モデルと言っても差し支えないと思います。
販売元の㈱ラティーノさんは、ダイソーブランドのUSB充電アダプターの製造元なので、この社名は見たことのある人もいるはず。ラティーノさんの商品はワッツでも売られています。
価格も、デザインも、上記のキャンドゥで売られているHIDISC製とほぼ同じなのですが、何が違うのか、両機のスペックと音質で比較してみます。
ダイソー ラティーノ製 | キャンドゥ HIDISC製 | |
---|---|---|
Bluetooth バージョン | 5.0 | 5.0 |
使用距離 | 10m | 10m |
スピーカー周波数特性 | 60Hz~16KHz | 100Hz~18KHz |
バッテリー容量 | 400mAh | 250mAh |
バッテリー充電時間 | 1時間 | 2時間 |
再生時間 | 3~4時間 | 2時間 |
充電端子 | USB microB | DC2.0 |
ボディカラー | ホワイトとブルーの 2色展開 | ホワイトのみ |
バッテリーの容量に差があり、ダイソー(ラティーノ)はキャンドゥ(HIDISC)よりも容量が大きくなっています。これにより、ダイソーのほうが再生時間が長く、充電も短時間で行なえます。スタミナ重視なら、ダイソーのほうが高スペックです。
また、充電端子にも差があり、ダイソーは他のBluetooth スピーカーでも採用のmicroBタイプで汎用性が高くなっています。ケーブルを紛失してもケーブルだけ別途調達しやすいです。
一方でキャンドゥはほぼ専用の端子と言ってもいいでしょう。ケーブルを無くしちゃうと悲惨そうです。
ボディそのものは同じサイズで、同じ素材です。吸盤がある点や、防滴仕様である点、スピーカーの構造は両機とも同じです。
スピーカーユニットについては全く別のもののようです。ということは音質にも差がありそうなので、比較してみます。
音質は大差なし ダイソーのがややクリアか?
G8X ThinQはBluetooth スピーカーを複数台接続可能となっているので、両機を同時に接続して、Apple Musicで聴き比べしました。
実際聞いてみたときの音質は、どちらも大差ないようでした。スピーカーの構造上、一昔前の100円ショップのイヤホンみたいな、ボワッとした出方になってしまいます。場合によっては、スマホ本体のスピーカーの方が音がいいというオチ付きかも。
また、スマホ側で同じ音量で聴き比べた場合に、キャンドゥのほうが音が小さいです。おそらくスピーカーの大きさから来るものでしょう。
ダイソーのほうが、使われているスピーカーが大きいのか、若干クリアになっているように感じますが、僅差と言ったところで、ダイソーので満足できたならばキャンドゥ(HIDISC)のほうも満足いただけるかと。
ただ、音的にはダイソーの非防水のものと比べると今一歩というところで、防滴性を必要としないなら、ダイソーの550円のノーマルモデルとか770円のレトロタイプに軍配が上がります。
結論:ダイソーが一歩リード
比べた結果、バッテリーの持ちなどの使い勝手や音質などトータルの面でダイソー(ラティーノ製)のほうが一歩リードしていることがわかりました。
ただ、浴室で使ったりするぶんにはキャンドゥ(HIDISC)のスペックでも問題はありませんし、最終的には手に入りやすいほうを買うのが一番だと思います。
660円だったラインが、110円ではありますが安くなって手に入りやすくなったことは歓迎したいと思います。また次作にも期待です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。こちらもチェックしてみてください。
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