キャンドゥから、550円の電子体温計が出たと聞いたので、実家が買ってきた550円体温計をオムロン製の体温計と比較してみました。気になる測定スピードや精度は大丈夫なのでしょうか!?
【お知らせ】
今週旅行のため、当ブログは26日まで更新はお休みさせていただこうかと思っています。27日以降、また旅行の報告記事などをnoteに書いていきたいと思っていますので、楽しみにしていてくださいね!
キャンドゥから100円ショップ初の体温計が登場!
このご時世で、毎日体温計を使っている人も多いかと思います。出勤前に体温チェックを義務付けられている方もいらっしゃるのではないのでしょうか?
ですが、体温計って、安くても2千円と結構な額がしますよね。しかも、今は改善していますがなかなか手に入らない時期もあって、その時期にセブンイレブンへ走って買いに行った記憶もありました。
そんな中、キャンドゥから、なんと550円の電子体温計が登場していました!
ちょうど実家に行ったら、「キャンドゥで買った」というので、自分も試してみることにしてみたのです。
その気になるキャンドゥの電子体温計の使い勝手は!?
オーム電機製。高熱だとブザーが変わるギミックも
今回のキャンドゥの550円体温計は、格安家電でおなじみのオーム電機の製品です。「Mr.Check」の製品名が付けられています。
この体温計は、測定結果が37.8℃以上の高熱だとブザーのリズムが変わるのが特長です。また、小型軽量で手軽に測れるだけでなく、抗菌処理や収納ケースの付属もちゃんとしています。「実測式」が採用されていて、時間はかかりますが正確な読み取りができるそうです(実測式について詳しくは後述します)
また、取扱説明書も付属しています。ただ、測定に関しては「時間をかけてください」的な記載があり、測定精度や速度に影響があるのが気になるものです。
体温測定は、わきの下だけでなく、口中でも測定ができる設計です。
実測式と予測式でのスピード差を感じる?
では、早速ですが、測定を試してみたいと思います。僕の平熱は自宅のオムロン体温計だとだいたい36.5〜37.0℃です。今回は比較対象として、オムロン製の20秒で図れるらしい電子体温計(2000円強らしい)に登場してもらいました。
測定スタートから、電子音(ブザー)が鳴りきるまでの時間をApple Watchのストップウォッチで図ってみました。
まずは、キャンドゥの550円(オーム電機)から。
測定時間は2分15秒と、かなり長めでした。体温は36.0℃で、普段の平熱よりも低めの結果に出ました。
続いて、オムロンの体温計。
測定時間はなんと30秒。体温は36.8℃と、オーム電機のものと大きな開きがあり、オムロンのほうが一見正確に見えます。
僕の母もこのキャンドゥのオーム電機の体温計で測定したら、やはり低めの測定結果が出てきました。
じつは、これにはカラクリがあります。
今回のオムロン体温計は、「予測式」の体温計です。「予測式」は平衡温を短時間で分析・演算した値を表示する方式で、数十秒で正確な体温を図れる仕組みです。今回のオムロンのも20秒とあるので、予測式ですね。
一方、キャンドゥの550円体温計(オーム電機)は昔ながらの「実測式」が採用されています。測定部位のその時の温度を測定、表示する方式で、体温計メーカーテルモさんの見解では、ワキで10分、口中で5分は図らないと正確な数字が出せないそうです。
詳しくは⬇も合わせてご参照ください。
僕は体温計は皆一緒だと思っていたので、実測式と予測式での違いを今回、初めて知りました。修正前、不公平な比較を掲載してしまったことをお詫びいたします。
ご指摘いただき、ありがとうございました。
キャンドゥの550円のオーム電機の体温計で正確な測定を出すには、取扱説明書にも記載のとおり、ブザーが鳴ってからもしばらく測定をし続ける必要がありそうです。となると、実質的に5分〜10分は測定に時間がかかると思ってみたほうがよさそうですね。
余談ですが、自宅のオムロンの体温計は予測式で、30〜40秒ほどで測定でき、そちらも精度に問題はありません。
じっくり測る時間が取れるならOK!
安いから速度は仕方ないにしても、じっくりと時間をとって正確に図りたい方には、今回のキャンドゥの550円の体温計はいいチョイスではないかと感じました。
スピードを気にするなら、オムロンの高性能なモデルをドラッグストア等でチョイスしたほうがいいかなぁと思います。出社前などの時間の短い場面では今回のキャンドゥの550円体温計は活躍の場がないでしょう。家にいる時間に、のんびりと測れるサブ機として置いておくと良いかもしれませんね。