去年発売された3000形に続き、鶴舞線の第2世代である3050形も鉄コレで製品化されました。なんと今回は通常編成の3151編成と、3000形との混成の3159編成の2本立て。ということで、”珍編成”のほうの3159編成をチョイスしてみました。
鶴舞線の主力 3050形
名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄)の鶴舞線は、名古屋の街を斜めに縦断している路線で、西区の上小田井駅から日進市の赤池駅までを結んでいます。沿線には庄内緑地公園、ビジネス街である丸の内や伏見、大須、鶴舞公園、八事の学生街、平針の運転免許試験場に至るまで、バラエティに富んでいます。
鶴舞線の面白いところは、両端が名鉄線に繋がっていて、上小田井側では犬山線、赤池側では豊田線と直通運転が行われている点。犬山線方面は犬山まで、豊田線方面は豊田市まで直通運転がおこなわれており、交通局の車両だけでなく名鉄の車両[1]100系と200系も出入りします。名古屋の地下鉄の中で、最も賑やかな路線だと思います。
庄内緑地公園から上小田井まで延伸し犬山線との直通が始まったのが1993年。これに合わせて交通局が投入したのが、鶴舞線で初めてVVVFインバーターを搭載した3050形です。
http://www.maruhachi-kotsu.com/subcar/3050.html
3050形は最終的に6両編成が10編成投入されました。それまで4両編成だった3000形や名鉄100系も編成の組み換えや中間車の新造によって6両編成へと組み替えられています。
新と旧が混ざる変則編成 3159編成
その3000形の組み換え段階で、所属両数[2]全92両の関係上、2両だけ(3706と3806)が余ってしまいました。そこで、3050形の両端4両を新製し、中間にこの2両を組み込むことで3000形と3050形の混成6両編成ができあがりました。これが珍編成の3159編成(以下、3159H)の誕生でした。
それから去年2019年に至るまでの26年間、鶴舞線と乗り入れ先の名鉄線で活躍していた同編成ですが、後継車N3000形の導入に伴い3000型が順次置き換えられていることから、残念ながら老朽化の進んだ中間の2両だけでなく、6両編成がまるごと廃車になってしまいました。
http://www.maruhachi-kotsu.com/subcar/3050_3.html
ノーマルよりも3159が欲しかった
今回、去年の6月に発売された3000形に引き続き、鉄コレで3050形の製品化が行われることとなりました。
前回の3000形の入線記事はこちらから。
ということで今回製品化された3050形ですが、一般編成としてトップナンバーの3151編成と、先程解説した珍編成・3159編成の2バリエーションとなりました。
http://www.maruhachi-kotsu.com/tanken/541goods_tetsukore.html#3050
もちろん、ごく普通の3151Hではなくて、3159Hが欲しくて予約していました。発売からちょっと遅くなりましたが、引き取ってきました。
3159Hのパッケージは鉄コレのデフォルトデザイン。3151Hのほうは前作3000形同様のオリジナルデザインになってました。
直線的でややいかつく感じる前面部の仕上がりはとても良いです。拡大してみるとややアンバランスさが出てるような気がするのですが、たぶん気のせいです(笑)実際、普通に走らせる前提で見てる分には破綻はないかなと思いました。
3159Hで逃せないポイントが、やはりここ、3050形と3000型が繋がっている姿でしょう。車体構造やラインカラーの帯の太さ、台車の差異などがよく分かりますね。
鶴舞線ステッカーが5本線ではなくて現行のまるはちマークであることから、前作3000形と同様、ここ最近、つまり晩年の姿で再現されています。
先輩3000形と並べてみます。実はですが、前作3000形で再現された3123編成は4次車で、今回の3159Hの3000型は1次車であるので、窓枠の支えの構造などに差異があります。写真を取り忘れましたが、今回の中間の1次車は金型を流用しつつも新規で作られています。
(↓ポポン大須店のブログに比較写真がありました)
https://popondetta.com/blog_osu/%e8%a3%bd%e5%93%81%e6%a1%88%e5%86%85/%e5%90%8d%e5%8f%a4%e5%b1%8b%e3%82%92%e8%b5%b0%e3%82%8b%e5%9c%b0%e4%b8%8b%e9%89%84%ef%bc%81%e8%b2%a9%e5%a3%b2%e4%b8%ad%e3%81%a7%e3%81%99%ef%bc%81.html
ここはぜひN3000も欲しい
これで、鶴舞線の第1世代と第2世代がNゲージで揃うこととなりました。もう次は、現行第3世代のN3000形しかないでしょう。
N3000形も、日立A-Train規格で製造されたN3101編成と、日車ブロック工法のN3102以降の編成でぜひバリエーション展開を期待したいところです。もちろん、顔を合わせる名鉄100系と200系も欲しいですよね。
今後も、鉄コレの快進撃を期待したいところです。待ってますw
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!
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