僕の母校の高校の修学旅行先が沖縄でした。3泊4日の行程の中で、2日目はグループ別にタクシーに乗り込み、那覇から色々立ち寄りつつ島中部のリゾートホテル(!)まで北上。最初に立ち寄ったのが、首里城でした。朱と白が織りなすその出で立ちは、日本のどこのお城よりも美しかったのです。
その首里城が、焼失してしまいました。今年少なくとも2軒めの世界遺産の大火災。行ったことのある場所がこんなかたちで失われるのは、衝撃です。
近くを走るゆいレールが延伸したばかりで勢いに乗っている時期だけに地元のショックも大きいでしょう。再建されるのを待ちたいと思います。心よりお見舞い申し上げます。
キヤノンの望遠コンデジ「S一桁シリーズ」
キヤノンのコンパクトデジカメは「PowerShot」と「IXY」の2シリーズですが、「PowerShot」の中でも望遠域に特化したのが「S一桁シリーズ」と「SXシリーズ」です。
「S一桁シリーズ」は2004年の「S1 IS」でスタート。一眼レフをそのまま縮小したボディを採用する「ネオイチ」のカテゴリに入る商品です。
その後、S2 IS, S3 IS, S5 ISときて、それ以降は現在まで続く「SXシリーズ」へバトンタッチしています。
今回入手したのが「PowerShot S5 IS」です。「S5 IS」は2007年発売のモデルで、S一桁シリーズでは最後の機種です。先代S3 ISと比較して、CCDの画素数が800MPにアップしたほか、液晶も2.5型へサイズアップが図られています。S3 ISで好評だった手振れ補正(IS)やUSM(超音波モーター)駆動も踏襲されました。
中古カメラバーゲンで発見
このPowerShot S5 ISは、9月上旬の松坂屋の中古カメラバーゲンで発見しました。
ヤマゲンだったかイトウカメラだったかの均一コーナーで、ボディのみで¥2,000で売られてました。登場年やスペックを考えれば決して安くはない価格設定でしたが、これくらいしか買うものもなく、せっかくだから買ってあげることにしました。
専用バッテリーもいりませんからね。
余談ですが、そのカメラバーゲンで某TV局のインタビューを受け、夕方のニュースでチラッと僕が写ってしまうというおまけ付きでした・・・(笑)
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ギミックが豊富
本体を見てみましょう。
外装はプラ外装でやや安っぽさを感じます。表面のシボ処理があるともう少し質感があるのになぁと思ってしまいます。
上面から。他のネオイチやエントリー一眼レフにもあるようなボタンやダイヤル配置ですが、電源ボタンが変な場所にあります。キヤノン機はどうして電源ボタンが理解できない箇所にあるのか・・・。
キヤノンは昔からバリアングル液晶の採用に積極的でした。S5 ISは2.5インチへ大型化・高解像化され、使いやすさが(当時でいう)従来と比べて使いやすくなっています。僕としてはこれくらいが最低限実用になる液晶だと思ってます。
電池は単3電池。100円ショップで手に入るアルカリでもそれなりに長持ちですし、エネループを使えば数百枚は余裕。バッテリーが手に入りやすいのが単3駆動カメラの最高な点です。
一眼のような見てくれですが、一眼レフ(D610)と並べると、コンパクトで可愛く見えます。
超望遠&スーパーマクロが楽しい!
このS5 ISは、35mm換算で36-432mmの標準〜超望遠域をカバーしています。ISOはIXY900ISなどと同じで当時として普通だった最高1600で、高感度オートの設定も可能です。
超望遠の画質も悪くはなかったです。手ブレ補正がかなり強力で、高感度オートを使うことで、ノイズは乗りますが室内でも超望遠はギリギリ手持ち撮影ができました。
重い荷物がかさばりやすい旅行等では、高倍率は役に立ちそうですね。
S5 ISは望遠だけではなく、接写にも非常に強いです。スーパーマクロというモードが搭載されていて、接触するほど近くまで寄ることができます。今まで接写に強いと思っていたIXY900ISと比較しても、S5 ISのほうがはるかに接写スペックは高めです。
作例
というわけで、PowerShot S5 ISは10年以上も前のコンデジですが、ぎりぎり今でも実用になる画質・性能だと思います。サブカメラとして愛用してみようかな、と思ってます。
以下、作例です。