どうも、みずにゃんです。
前回の記事でメイン回線をahamoからワイモバイルへ乗り換えた話を書きました。これに合わせて端末側の見直しも行ったので、いくつか記事にしていきたいと思います。
前回の記事はこちら
Xperiaがサブに欲しくなった
今回ははワイモバイルのSIM契約に伴い、子回線のシェアプランで使うサブ機の運用を完全に見直すことが目的です。
iPhoneは8からSE(第2世代)へ変更したことは前回の記事で軽く述べているのですが、Androidサブ機も今回手を加えることにしました。
実をいうと、ちょっと前からソニーXperia 1と5の初代がかなり手頃になってきていたので、DAP、つまりウォークマン代わりにどうなのかな、と思い始めたのです。Xperiaなら音質にそこまで不満を持たなくて良いかも??、って。
最近はスマホを家に忘れてきてしまうこともたまにあり、職場にスマホを忘れて出勤しても問題ないように、1台サブを常備することを検討した結果、適当なAndroid端末を職場においておこう、という結論が頭の中で出ました。
前回の記事で記したMNP前後での構成図にもある通り、サブ機が1台増えているのはこの”職場常備”を反映した結果なのです。
ジャンクコーナーに潜んでいた”禁断の果実”
初代1はイオシス名古屋大須店でドコモ版がCランク17,800円、ソフトバンク版だと14,800円。初代5はイオシスではドコモ版が13,800円、大須エリアのじゃんぱらにもソフトバンク版が11,880円くらいで置いてあることがわかりました。
ただ、ひょっとしたら大須新天地通にあるワールドモバイルとかで良質なジャンクがあるのでは、と期待して週末の仕事上がりで大須へ足を運んでみることにしたのです。(残念ながらワールドモバイルさんには良質なのがありませんでしたが・・・)
前調査の通り、イオシスやじゃんぱらには掲載の品が展示してありました。1か5か、と悩んでいたところ、
“あつまれジャンクの森”と記されたイオシスのジャンクコーナーに、それはありました。
Xperia 5 Ⅳのジャンクです。
そうです、現行モデルのアレです。
ジャンク理由は前面画面の割れ。前オーナーさんが現在月賦支払い中でネットワーク利用制限が▲になっているのも安くなっていた理由です。
ドコモ版の「SO-54C」で、オンラインショップ限定のパープル色。
でも、気になる画面の割れは左上の隅っこで留まっています。充電して画面店頭を見てみると、液漏れもタッチ切れもありません。他の機能は正常そうです。
普通に買ったら、新品は12万、中古でも8~9万はする現行モデル。サブ機を買うと思えば高いのですが、AQUOS R6から乗り換えると考えるなら、全然あり!ということでレジを通してきてしまいました(笑)
コンパクト。だけど思ったより熱は出ない
大柄のスマホに慣れてしまっているので、Xperia 5系のサイジングはかなりコンパクトに見えます。画面は6.1インチと割と標準的なサイズであるものの、ゆとりがなく操作感は若干の窮屈さを覚えます。
SoCはAQUOS R7やXperia1 Ⅳと同様にSnapdragon 8 Gen1ですが、小型のボディの割には発熱は抑えられていてバッテリーのヘリが激しくなるなどは感じられません。
使いやすいカメラ
Xperia 5 Ⅳのウリの一つが、カメラ機能です。超広角(16mm)・広角(24mm)・望遠(60mm)のトリプルレンズを搭載し、即座に切り替えが可能。いずれも1220万画素と抑えめではあるものの、その分高画素スマホカメラのようなキツイ描写を回避できています。
ソニーらしく動画にも力が入っており、撮影用のアプリが目的別に3つに分かれていて、本格的な動画撮影が行えるアプリも入っています。
Eマウントカメラのアイコンをした「Photography Pro」が純正のカメラアプリ。基本のBASICモードだけでなく、一眼レフ同様の「P/S/M」モードも備え、UIもαシリーズ譲り。本格的な撮影を楽しめます。
右側面にXperia伝統のシャッターボタンがあり、半押しでAFが動くのもカメラそのもの。AFはシングル、コンティニュアスのほか、MFも可能。しかも人と犬猫に対応した顔AF・瞳AFまであります。実際に試したところ、スマホとは思えない高い追従性で、充分カメラの代わりになり得ます。
感覚としてはα系というよりはCyber-shotのようなコンデジに近いのですが、一昔前のコンデジのようなトロさがなくキビキビしている所が良いです。カメラアプリは間違いなくAQUOSよりもXperiaが上手。
表現性もソニーのカメラそのもので、色の嫌味や露出が暗めに出るマイナスポイントはあるものの、周辺まで高い解像感はありますし、AI超解像ズームを使っても大きな劣化を感じられない点はかなり大きく、スマホカメラの中で上々の出来栄えに感じます。
夜景や暗所、猫ちゃんなどではAQUOS R7のズミクロンレンズのほうがきれいに出そうですが、風景や物撮りなど周辺まで解像感を保ちたい被写体はXperiaの出番。
Xperia 1 Ⅳ向けの「Gcam」も使用できました。Gcamを使用すれば無音撮影も可能になります。
(※Gcamをインストールする際は自己責任でお願いします)
感動さえする音
Xperiaはソニーですから音にもこだわった設計。イヤホンジャックを採用している点は素晴らしい!
ワイヤレスで繋いだときよりもイヤホンジャックで有線で聞いたときのほうが、ハッとさせられる味付けの音なんです。
立体的な膨らみのある音で、今まで音楽を聞いたスマホの中ではダントツ。高音質を得るにはソニー製である必要はなく、DENON AH-GC30でもSOUNDPEATS Opera 05でも長時間浸れます。とくにHSE-A2000は面白いくらいに化けました(笑)
YouTubeカンテレ競馬チャンネルの競馬実況を聞いてみると、馬が駆ける音、観客の大歓声、実況アナウンサーの息遣いはもちろん、ジョッキーの叫びなど、細かい部分までをきちっと捉えてくれます。もちろんステレオで、です。
本体スピーカーも上下両サイドのステレオで、クリアです。ただ縦向きで見るならAQUOS R7のほうがクリアかな、という気がします。
コンパクトだけど妥協がない!
ほぼほぼファーストインプレッションにはなりましたが、Xperia 5 Ⅳは小型化が得意なソニーらしく、コンパクトだけど一切の妥協がない仕上がりに感じます。
ソニーはこれまでもフラグシップモデルベースのコンパクトモデルを多々輩出している実績があり(たとえばXZ1 Compactとか)、Xperia5シリーズもその”コンパクト”の系統としてふさわしいモデルだと思います。
おそらく今秋には「5 V」も登場すると思われるので、最近発売したばかりの「1 V」ともども、今後のXperiaの世界が楽しくなりそうですね! みず