どうも、みずにゃんです。
iPhoneで定番の広告ブロックアプリ「280blocker」ですが、待望のAndroid版がリリースされたので、早速使ってみました。
iPhoneで定番の広告ブロックアプリ「280blocker」のAndroid版が登場!
ネット上は広告にあふれています。無料で見られる代わりに広告を表示する、というビジネスモデルは問題ないと個人的に思っていますが、ネット上の広告は、内容があまりにも不快なものだったり、使い勝手が悪かったり、広告のあるコンテンツ自体が広告に誘導させるための提灯記事だったり、と見る人をイライラさせることも多々あります。
ネット上の広告でとくに問題となっているのは、こんな感じ。
- 広告のデータが重い:表示速度が低下し、大量のデータ通信量(ギガ)を食う
- 勝手に再生される:公共の場でも動画や音声が勝手に再生されてしまうので迷惑にも
- 表示領域の圧迫:追従型や大型のバナー広告等でスマホの画面領域を狭くし、使い勝手が悪くなる
- 劣悪な広告内容:アダルト広告や詐欺まがいの広告もわんさか
当ブログで広告を表示させている僕が言ってしまっても良いのかはわかりませんが、かくいう僕も他人のサイトを見るときは広告ブロック対策を徹底しています。どうしても消えない広告があるサイト(例:カエレバ等の商品リンクがあるアフィブログ)は検索そのものからブロックするくらいにはやっています。
iPhoneで「280blocker」という超定番の有料広告ブロックアプリがあります。
2016年の公開以降、日本のモバイルサイトに特化した広告ブロックアプリとして安定した人気があります。現在は株式会社トビラシステムズ(名古屋の企業です!)が開発販売しています。
「280blocker」はこれまでiPhoneとiPad専用のアプリでしたが、今回Android版が新たにリリースされたのを知って、早速試してみました。
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Androidの広告ブロック事情
僕は普段「Adguard for Android」という野良アプリ(Google Playには無いがウェブ上で配布されているアプリ)を使っています。
Adguardはアプリのカスタマイズ性の高さや製品群が強力ということもあり、Androidでは最もメジャーな広告ブロックアプリです。Adguardについては5chなんJ民が立てたwikiで使い方がわかりやすく解説されています。
今回の280blockerは、このAdguardと比較しつつレビューしたいと思います。
280blockerの特長
①ワンタップでオン・オフするだけの簡単操作
280blockerは誰でも使えるように機能が可能な限り最小限。Android版はアプリの操作も広告オンオフのスイッチだけの簡単操作。Adguardだと初期設定が面倒ですが、280blockerならアプリをダウンロードしてオンするだけで済みます。
その代わりカスタマイズ性は全く無いため、高度な広告ブロックを使いたい場合はAdguardのほうが有利です。
②日本のサイトに特化
日本のサイトに特化しているため、日本向けの広告のブロック精度が高いと言われています。それに加えて国内で開発販売されているため、信頼性も抜群。
③買い切りの安心感
280blockerは通常価格800円の買い切りアプリ。サブスクではないので一度買ったらずっと使える安心感も大きいです。Google Play経由で入手できるので野良アプリが不安な人でも安心ですね。
④データ通信量を大幅削減
280blockerに限った話じゃないですが、広告はデータ通信量(パケット)をかなり消費します。広告ブロックをすることで広告で消費されるデータ通信量を抑えることができ、ギガの無駄遣いを最小限にする効果があります。
ブロックの精度は上々
普段Adguardを使っているAndroidスマホで、実際に280blockerを試してみました。
当ブログではGoogle AdSenseの広告を各記事に入れてありますが、AdSenseの配信広告の中には勝手に動画が再生されてしまうものも存在します。当ブログをノーガードで開くと動画広告が流れてしまい、データ通信量を無駄遣いすることになります。
280blockerで広告をブロックすると、広告そのものはブロックされ、広告枠だけが残りました。Android版280blockerはDNSを利用して広告ブロックを行っているため、一部のサイトでは広告枠や空白までは非表示にできません。
広告ブロックはちゃんとできていますので広告が見たくないだけならこれで充分でしょう。
野良アプリ版Adguardでは「HTTPSフィルタリング」を有効にすると広告枠や空白も非表示にできます。
280blockerでもサイトが対応していればYahooのように広告枠そのものが消えるところもあります。
Adguardでは消すことのできない「カエレバ」や「ポチップ」のようなアフィリエイト商品リンクは280blockerでも消すことは不可能でした。また、YouTube・Instagram・Twitter・LINEの広告は280blockerでは消せないのでこれとは他にアプリやアドオンが必要です。
⇩Twitterでプロモツイートをブロックをする方法の一例
⇩YouTubeやInstagram等で広告ブロックをしたい方はこちらを参照
また、280blockerではAdguardのようにアプリごとに有効無効を決められないため、広告ブロックを解除するには都度オンオフが必要です。アプリごとにオンオフを決めたい場合はAdguardのほうが使い勝手が良いでしょう。
まとめ:シンプルにブロックしたい人に
これまでAndroidで主流だったAdguardは野良アプリだし使い勝手もとっつきにくさがあり敬遠する人も多かったのではないでしょうか。
280blockerなら特別な設定無しで広告ブロックを簡単にブロックできます。シンプルにサクッと広告を消したい人におすすめです。
広告ブロック精度は280blockerでも充分なクオリティですが、フィルターのカスタマイズができるAdguardはより高いブロック精度を発揮してくれます。スマホ操作に慣れていて、広告枠やSNSシェアボタンの消去など高度なブロックをしたいなら従来通りAdguardをおすすめします。僕もまだ当面はこれまで通りAdguardを使っていくことにするつもりです。
ですが280blockerは地元名古屋の企業が運営していることもあって、ぜひとも応援したいという気持ちももちろんあります。今後のアップデートにも期待していきますし、Adguardを超える日が来ればいいな、と思っています(完)