どうも、みずにゃんです。
久々のキャンドゥ巡回で1100円ワイヤレスイヤホンを発見したので試してみることにしました。果たして、そのイヤホンの出来栄えは?
キャンドゥにも1100円の完全ワイヤレスイヤホンが登場!
久々にキャンドゥを訪れてみました。キャンドゥはしばらく目立った新製品は最近なかったのですが、最近になって新製品が順調に登場してきています。
ダイソーと比べると勢いはおとなしいのですが、着々とラインナップの拡充が進んでいるように感じます。
その中で、やっとキャンドゥにも1100円(税込)の完全ワイヤレスイヤホンが登場しました。発売は先月のようなのですが、ひっそりと登場し、Google検索ではまだ情報もレビューもゼロ。ダイソーのそれと違って、ほとんど誰も見向きもしていませんね・・・。
すでにダイソーではもう何製品も販売されている完全ワイヤレスイヤホン。キャンドゥはダイソーが独走を続ける“1100円完全ワイヤレスイヤホン“のジャンルでどれだけ食い込めるか、気になって試してみることにしました。
スペックはオーソドックス
このキャンドゥの完全ワイヤレスイヤホンのスペックは実にオーソドックスで、安価な完全ワイヤレスイヤホンとしては標準的な感じです。
ダイソーの最新モデル(Type-Cモデル)と並べてみると、安っぽさは否めません。
また、使い勝手もダイソーのものと比べると劣ります。ケースの充電端子はUSB microBタイプですし、ケースのバッテリー残量表記もフタを開かないと確認ができず、この辺もダイソーの最新モデルが一歩抜きん出ています。イヤホン本体は物理ボタン式です。
ペアジング時のアナウンスもただのビープ音で最初のうちは取説を見ていないとわかりにくいです。その点「接続完了しました」と言ってくれるダイソーのはかなり親切ですよね。
イヤーピースは適度なサイズで、メーカー製のMサイズイヤーピースがフィットする僕の耳でもちゃんとフィットしました。装着感はそこそこに良いと感じます。
音は軽い?
今回はiPad ProからApple Musicのストリーミング音源を再生して、同じ音源でダイソーの最新モデルと比較してみました。
全体的にモコッとした音です。ストレートに音がやってこないです。何重も幕を通して聴いているような感じで、明瞭感に欠けたボワッとした音像です。
レンジ別で言えば、まず明らかに量感の足りない低域。ここでだいぶ評価ポイントを落とす要因になっています。高域も全然伸びてないし、透明感は皆無。
全体的にかなり軽いタッチの音と考えれば、静かな環境でじっくりと向き合うのには適していないものの、作業用BGMとして流すなら重くなく長時間のリスニングにも耐えうると考えれば、決してこの音が全くと言ってダメというわけでもないような気がします。
ただ、このレベルだと1000円の値は厳しいかな、という印象もします。もうちょっと透明度が上がっていたらまた評価も違っていたとは思うのですけど。
しばらくこれを聴いたあとで、ダイソーの最新モデルにチェンジ。やはり、音の安定感はダイソーの圧勝ムードです。ボワッとした感じはうまく抑えられていますし、各レンジの量感も適度でバランス良い仕上がった音ですね。2千円クラスの完全ワイヤレスイヤホンと並べても遜色ない感じではないでしょうか、僕にはそんな気がしてなりません。
ダイソーの圧勝でした
今回、改めてダイソーの最新1100円完全ワイヤレスイヤホンの出来の良さを感じました。と言いますか、このダイソーの最新モデルが強すぎて、今回レビューしたキャンドゥの1100円完全ワイヤレスイヤホンの評価は相対的に下げざるを得ない、そんな感じ。同額なのにここまで差がついてしまったのはなぜなのでしょうか?
とはいえ、低価格帯のワイヤレスイヤホンの選択肢がキャンドゥのおかげでさらに広まったのは歓迎したいところです。最近のスマホは困ったことに自社のワイヤレスイヤホンを売りたいがためにイヤホンジャックが排除される傾向にあるので、ワイヤレスイヤホンは必携品。そんな必携品の入手ハードルを下げてくれているキャンドゥさんには感謝です。
でも、最後に有線イヤホン派の僕から言わせてください。やっぱり、ワイヤレスイヤホンは有線イヤホンには敵いやしません。音も安定性も耐久性も有線イヤホンの方が上です。ワイヤレスイヤホンは高価な割にはバッテリーの寿命が来たらおしまい。長く使うなら断然有線イヤホンなのです(僕も10年以上愛用している有線イヤホンがあります)
なので、スマホ・タブレットメーカーの各社には、イヤホンジャックの復権をお願いしたいです。利便性も音質も落ちる変換アダプタを使え、というのはナンセンスな話だと思いませんか?有線派もまだまだいるんですから、もうちょっとそういう人たちに優しくなっていただきたい、そう思うこの頃です(おしまい)