どうも、みずにゃんです。
ダイソーのワイヤレスチャージャー(Qi充電器)に、久々の新モデルが登場。1100円とお値段は倍になりましたが、ボディが薄くなりデザインも良くなりました。さて、肝心の充電性能は?試してみました。
ダイソーオリジナルのワイヤレスチャージャー、久々の新モデル
2年前(2020年)の秋に、ダイソーとキャンドゥで、それぞれワイヤレスチャージャー(Qi規格無線充電器)が出たのは、まだ記憶に近いです。当時の100円ショップ系のワイヤレスチャージャーはまだ高速充電などを謳うモデルもなく、その代わりに550円くらいの安価で手に入れられました。その割には、iPhoneなら充分な速度で使えた記憶も残っています。
そんなワイヤレスチャージャーも、今ではAmazonとか大手家電量販店とかで”高速充電”に対応したモデルが登場してきました。対応機種の増加もあって、この2年間でワイヤレスチャージャーの普及率はかなり爆上がりしたのではないでしょうか?
ダイソーからはその後とくにワイヤレスチャージャーの新モデルは出ていなかったのですが、今回、ついに新しいモデルが登場しました!
製品名はシンプルに「ワイヤレスチャージャー(BK)」で、ブラック一色展開。価格は税込1,100円と2倍にはなってしまいましたが、前のモデルと比べて、この新モデルがどこまでスペックアップしているのか、実際に買って試してみることにしました!
主な仕様
主なワイヤレス充電対応スマホ | iPhone8以降に新発売されたiPhone全モデル Galaxy Sシリーズ その他、Qi規格対応機種 |
推奨ACアダプター | QC3.0アダプター(別売り) |
入力電圧/電流 | DC5V/3A DC9V/2A DC12V/1.5A |
付属品 | 充電ケーブル(Type-C)・取扱説明書 |
サイズ | 直径約100mm 暑さ約7mm |
付属ケーブル長 | 約970mm(=97cm) |
材質 | ABC樹脂、シリコーンゴム |
対応機種について
ダイソー側では、iPhoneやGalaxyを使っての動作確認を行っているようです。iPhoneについては去年秋リリースの13シリーズまでの(8以降の)全モデルが対応していると記載があります。Galaxyについては、ハイエンドのSシリーズを中心に動作確認を行っているようです。
⇩iPhoneのワイヤレス充電について(公式サポート)
その他のAndroidスマホについてはほぼ検証はなされていないようで、ほとんどが「その他」と括られています。お手持ちのスマホの取説、公式ページ、(キャリアで購入の場合)キャリア版ページなどで「Qi対応」「無線充電対応」「おくだけ充電OK」のような記載があれば、このワイヤレスチャージャーで充電できます。
⇩ドコモ・ソフトバンク販売のスマホのQi対応機種リスト
今までのより、薄い!
早速開封してみました。パッケージからしてかなり薄く感じるのですが、開けてみてびっくり、本当に極限まで薄くなっているのでビックリします。
プラスチックボディの軽い本体ですが、以前の550円ワイヤレスチャージャーのような安っぽさは感じなくなりました。
滑り止めはほとんどないに等しいため、スマホの固定についてはいろいろと対策が必要そうです。
充電端子は最近のトレンドに乗っかるかたちでUSB Type-Cに変わっています。付属のケーブルもType-C規格になっています。
ちなみに、最大出力の10Wを出力するため、QC3.0のACアダプターが推奨とされています。
充電時は外周のLEDランプが点灯・点滅してステータスを確認できます。正常に充電できていれば緑に点灯しています。
充電はそこまで早くない?
今回、前モデルでの充電テストにも使ったiPhone SE(第2世代)でまずテストを行い、前モデルのときと同様にバッテリー残量が10%上がるまでの時間を計測しようとしました。前モデルでは9分で到達しました。ちなみに、充電アダプターはRavpower「RP-PC136」を使用しました。
充電開始時が73%だったのですが、23:49に充電開始して、約20分後の0:10頃に81%までは増えたものの、その後何分経ってもバッテリー残量が増えていきませんでした。
iOS側でのバッテリー充電調整もあると思いますし、2年近く使っているのでバッテリーの劣化もあるのでやむを得ない結果なのでしょうか・・・?でも、有線充電は正常なんです・・・。
今後はAndroidスマホV60 ThinQ 5Gで試してみます。こちらは残量40%で、0:20に充電開始すると「ワイヤレス高速充電中」の表示が出ました。フル充電までは2時間強。
その後、残量50%には0:44に到達し、24分で10%充電、というかたちになりました。
V60 ThinQ 5Gはバッテリー容量の大きいスマホですし、このスピードなら無線充電と考えれば標準的だとは思いますが、“高速か?”と言われれば微妙な感じです。やはり、有線充電のほうがスピードは早い印象です。
また、充電中、発熱がそれなりには気になりました。前回の比較対象だったキャンドゥ(Hi-Disc)のよりは熱は持ちませんが、ボディが薄いぶん、熱は持ちやすいので使用場所には考慮したほうがいいかもしれませんね。
無線充電への切り替え、ならず!
正直このレベルのワイヤレスチャージャーだったら、円安を考えると前回と同じく550円は厳しいかもしれませんが、770円くらいが妥当かなと思います。今回の新しいワイヤレスチャージャーも決しては悪くないのですが、旧モデルのコストパフォマンスの優秀さが光るがあまり、そこまでの驚きや満足感には繋がらない感じでした。
僕は無線充電の遅さ不安定さが嫌いで、今も有線充電です。今回のワイヤレスチャージャーを持ってしても、残念ながら我が家の充電環境が大きく改革されることは無いですね(笑)
でも、手軽なワイヤレスチャージャーが欲しい人にとっては、コストパフォマンスに優れた一品だと思うので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?