どうも、みずにゃんです。
PENTAX K-1につけるレンズ探しが振り出しに戻ってしまいました。ペンタックスにはLimitedシリーズの個性的な単焦点レンズが揃っているので、まずは第一弾としてsmc PENTAX-FA 43mm F1.9 Limitedをチョイスしてみました。
ペンタックスならではの”Limited”で攻めよう!
前回の記事でPENTAX K-1を紹介しました。
当初は他マウントと同様に高性能ズームを軸にレンズを揃えていくつもりでいたのでFA★28-70mm F2.8 ALを購入した僕でしたが、購入してたった3日でAFが不動になり、泣く泣く返品せざるを得ませんでした。そのため、軸となるレンズを再考することになりました。
KマウントでF2.8通し標準ズームを再度買うとすると、FA★28-70mm、D FA24-70mm、シグマ24-70HSM、タムロンA09(28-75mm)くらいしか選択肢がないのです。FA★28-70をもう一度書い直すのもまた壊れたらアレだし、現行のDFA24-70は中古でも9万円と高価な割には★グレードじゃないんですよね。シグマも世代の割に中古は高値。その逆でタムロンA09はかなり手頃なのだけど個人的にタムロンの緩い描写好きじゃないからパス。
つまり、ちょうどいい選択肢が無かったわけです。
Kマウントレンズラインナップをざっと見ていて、他社に比べて単焦点が充実している気がします。その中でも「Limitedシリーズ」はアルミ削り出しで高級感があるだけでなく、非常にコンパクトにできている点や他社にはない絶妙な焦点距離なのが魅力です。それに比較的安価な価格設定です。
FA Limited3姉妹とFA単焦点で自分の使う焦点域がほとんどカバーできるじゃないですか。ということでKマウントはズームを新規に導入せず単焦点で揃えていく方針で決まりました。
43mm F1.9 Limited
さて、どの焦点距離から揃えていこう。やはり、標準域から揃えていくのが無難でしょうか。FAの標準レンズは50mm F1.7、50mm F1.4、そして43mm F1.9 Limitedの3本。50mm F2.8マクロとDFA★50mm F1.4もありますね。ただ、僕的には50mmは若干狭く感じるんですよ。Limitedへの欲もあって、43mmをチョイスすることにしました。旧モデルの「smc PENTAX-FA 43mm F1.9 Limited」で探してみます。
ブラックの方が安いけど、質感がより楽しめそうなシルバーに。元箱付のAランク品を見つけたのでゲットしました。旭光学時代に製造された日本製の初期型です。
フードが付属していなくて、現行モデル(HD版)用の「MH-RG49」を購入。型番が違うだけでカラーや構造は全く同じです。
色合いはちょっと違いますが、プロテクターも新しいのを奢りました。
K-1に付けた姿は、とても立派。K-1もシルバーだとより似合うのかもしれませんが、ブラックボディでもシルバーのレンズがアクセントに。ブラックのレンズを付けるよりも映える感じがします。
レンズもボディもとてもコンパクトにできているから、持ち歩きが苦になりません。この組み合わせで東京ディズニーランドを一日回っていましたが、疲れ知らず。
ボディ内モーターを使うレンズなのでAFは遅めですが、K-1以降だったら不便に思うほどではなく、スッと合います。
その43mmの出す味は、なんとも独特。過剰にシャープすぎず、過剰に柔らかすぎない、バランスの取れた描写です。1段ほど絞ると素晴らしく安定した出方になります。8本の光芒がとても美しく、夜景でも使いたい一本に仕上がっています。アルミ削り出しの外観にふさわしいと言えるほど、表現力に富んだ描写性能だといえます。
めざせLimitedレンズコンプ
K-1とFA43mmの組み合わせができて、3週間近くが経ちます。そろそろ見慣れてきましたが、他社ではなかなか味わうことのできない質感や高いデザイン性に、今でもワクワクしています。
もちろんガワだけでなく、なか(画質や使い勝手など)もしっかり作ってあって、そのバランスの良さにペンタックスのこだわりといいますか執念も感じられます。とにかくK-1は楽しい一台だと思います。
僕とK-1とのライフは、まだまだ始まったばかり。FA Limitedには31mmと77mmもまだ控えていますし、実はもう、現行(HDコーティング版)の43mmへのリプレイスを考えてしまっている僕がいます(笑)
これだけでなく、”隠れスター”とも呼ばれるFA35mm、手頃価格なのがうれしいFA50mmシリーズ、フルサイズでも大きな破綻がなく使える撒き餌DA35mm F2.4など、気になる単焦点レンズがズラッと並んでいて、全部揃えたくなっちゃいますね!
今後もLimitedレンズを軸に、ペンタックスKマウントの世界を拡げていきたいなと思っています。