PENTAX定番100mmマクロの元祖「smc PENTAX-FA MACRO 100mm F2.8」で遊ぶ!

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みずにゃん

どうも、みずにゃんです。
今回は昨夏の名鉄クラシックカメラバーゲンで購入したPENTAXの100mmマクロレンズの話です。カメラ市戦利品の中で珍しく常用レンズの一角として活躍している一本です!

去年夏の名鉄クラシックカメラバーゲンにて

去年7月末に名鉄百貨店本店で開催された「名鉄クラシックカメラバーゲン」は以前にも記事にした通り豊漁のかたちでハッピーエンドしているのですが、その収穫量の割には大いに活用できるレンズは乏しく、目玉だったヤシカコンタックスのレンズですら、今手放す段階に来ています。

過去の丸栄中古カメラバーゲンや松坂屋中古カメラ掘り出し市を振り返っても、戦利品の大半は有効な使い道を見つけられずに僕の手を離れていくものです。過去に中古カメラ市で購入してある程度常用として使ったのは、タムロンのAF200-400mm F5.6くらいしか思いつきません。

その理由は明確です。中古カメラ市で流れてくるカメラやレンズはフィルム時代のものが大半で、廉価レンズや”オールドデジカメ”に該当するような骨董品以外でデジタルはお買い得品としてやって来ないのです。レンズもマニュアルフォーカスレンズか、ZマウントではAFが作動しない(※FTZはレンズ内モーターでないAFレンズはMFのみの対応)ものばかりで、AFが使えて普段遣いに耐えられるもの、は存在しなかったのです。

結果、1度2度お試しで使ってしまったら、あとは外観を眺めてニヤニヤするだけの部屋の肥やしになってしまうだけなのです。もちろん、ジャンクレンズが常用レンズになることもあるのですが、デジタル機材の多い他店で購入したもので占められています。

みずにゃん

サンニッパももともとコメ兵のジャンクが出自ですしねw

今回紹介する「smc PENTAX-FA MACRO 100mm F2.8」は、昨夏の名鉄クラシックカメラバーゲンで購入した唯一のAFレンズで、珍しく”常用レンズの座”を手にすることに成功した、ある意味レアな存在です(笑)

このレンズは最後の最後に見つけた、ハットリカメラの”B級品コーナー”に置いてあったものでジャンク品ではありません。ボディの傷は割とあるものの、値段は5,000円と、並の中古品を買うより安く、PENTAX拡大路線の一環として買ったものです。

最新モデルに続くための礎

「smc PENTAX-FA 100mm F2.8 MACRO」は詳しくはわかりませんが、FA世代なので90年代後半のモデルだと思われます。その後、2009年にデジタル対応(D FA)となって、昨秋には光学性能を一新して防塵防滴仕様とした新モデル「D FA MACRO 100mm F2.8 ED AW」へと続く、PENTAX伝統の100mmマクロの1モデルです。

この前後の中望遠マクロは各社からも出ていますが、PENTAXはMF時代のPENTAX-Aの時代から100mm F2.8のスペックを維持し続けていてタムロンの90mmと並ぶ中望遠マクロの代表格ともなっているのです。

安っぽそうで安っぽくない

デザインはPENTAX-FAレンズ共通のもので高級感には乏しい見た目ですが、この100mmはなんと金属ボディです。持ってみるとずっしりと重みがあり、この重さを知ってしまうと安っぽさを全く感じなくなるから不思議です。NIKKOR Z 40mm f/2といい、やっぱり触ってみないとわからないものですね。

側部のスイッチはフォーカスレンジ切り替えとクランプのオンオフの2つ。円形ダイヤル式なのですが、よくあるスライドスイッチと比べるとクイックな操作が難しくスムーズな操作性とは思えません。これはメーカーも気づいたのか、後継モデルでは普通のスライドスイッチに置き換わっています。

フォーカスレンジスイッチとクランプスイッチ

その横のクランプスイッチはペンタキシアン以外の方には馴染みがない部分です。これは「フォーカスクランプ」といってピント位置を固定するためのPENTAX独自の機構で、複写など三脚固定で撮影するときなど、不用意にピントがずれてしまうことを防ぐためのものです。
固定と言ってもガチっとピントリングが固まるわけではなく、トルクが重たくなって軽く触れた程度で回らないようになるだけだしMF用の機能なのでAF撮影ではこの機能を使うことはないです。

K-1に装着した姿

古いながらも安定した描写

FA 100mmは設計が古いレンズながら、K-1の高画素をも活かすことのできる、安定感のある描写です。オールドレンズ・マクロレンズならではの柔らかいタッチを残しつつ、芯がしっかりと通っています。軟すぎず硬すぎずで、バランスの良さが光ります。

柔らかさが逆に重厚な雰囲気を誘ってくれているようだ
毛先の解像もしっかりとできている

驚くことにこのFA 100mmはAFが早いです。AFの遅いレンズが圧倒的に多いPENTAXで、超音波モーターを搭載していないにもかかわらず、AFエリアのリミットをかけない状態でもかなり早いです。AFスピードに不利なマクロレンズの中では整っている方だと感じます。

大口径というほどではないが、室内でも胴体を追っかけるのに充分なシャッタースピードが稼げる明るさだ

猫撮りにちょうどいい焦点距離

100mm前後のマクロは花撮りやポートレートで用いられることが多いのですが、猫撮りでかなり使える焦点距離です。

というのも猫は人のように必ずしもカメラ目線になってくれるわけではなく、ある程度離れての撮影も必要です。標準域だと猫の姿全体を写せますが画角が広い分背景に余計なものが入りがちでダイナミックに写りません。

その点、100mmの中望遠なら、ある程度離れても被写体の猫を大きく写すことができ、強調する効果があります。望遠レンズなので標準レンズよりもボケ味が期待できますし、なんといってもこのレンズはマクロレンズだから近距離でドアップのカットも写せます。PENTAXの100mmマクロは猫との距離感に関係なく使える一本です。

それゆえに、この画角がAFの速いニコンで持っていたら・・・と思い始めるようになりました。今までニコンのマクロレンズ(ニコンではマイクロレンズという)は触ったことがなかったので、まずは、マイクロニッコールの世界を試してみたいと思うようになりました。

みずにゃん

To Be Continued…

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!

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