どうも、みずにゃんです。
今日は10年近くやってきて過去一番需要が高かった(と勝手に思ってる)、ダイソーイヤホンのレビューをお届けします。
(おそらく)ダイソー初の防滴イヤホン
ダイソーのイヤホンは面白い新製品が出たらちょくちょく試しているのですが、最近は中身ほとんど変わらずリパッケージング(パッケージデザイン変更のみ)でリファインすることが多く、USB-Cイヤホンなど興味を引くものはあれど、あまり深くレビューはしてきませんでした。
今回、久しぶりに面白そうなワイヤレスイヤホンが出てきました。
今回のワイヤレスイヤホンの新しい部分は、「防滴対応」になったことです。従来のダイソーイヤホンには無線有線どちらを見ても、防滴対応を謳った製品は今まで見たことがなく、今回のワイヤレスイヤホンがダイソー初の防滴対応イヤホンだとは思われます(ワイヤレスイヤホンに限ったら、間違いなく今回が初でしょう)
各社がスポーツ向けモデルを出しているくらいには需要は大きいでしょうし、ダイソーとしても防滴対応は見逃せないポイントだったと窺えます。
前置きが長くなっちゃいましたが、防滴に対応したダイソーの新しい完全ワイヤレスイヤホン「TWS004」をくわしく見ていくことにしましょう。
基本スペックは踏襲
TWS004は税込1,100円で販売されています。ダイソー製品としては高いと感じるものの、イヤホンとしては比較的手を出しやすいプライスですね。
基本スペックは従来モデルとそこまで変わらず、ケースもUSB-C(USB Type-C)充電です。充電ケーブルは付属していないので、別途購入が必要です。
昔のモデルと比べたらコンパクトになったと思います。充電ケースはホワイトカラーのシンプルなデザインで、パッと見ではダイソー製品と見破れないと思います。白いランプインジケーターでバッテリー残量が確認可能です。
最近のTWS(完全ワイヤレスイヤホン)でよく見かけるようになった、楕円形状で高さが浅いイヤーピースがこのTWS004でも採用されています。サイズは他メーカーでいうとMサイズくらいの標準的な大きさ。
装着感は従来通りチャカチャカした感じで安定感に乏しいので、気になる方はイヤーピース交換を試してみてください。個人的には、finalのTYPE Eがコストパフォマンスに優れていてイチオシ(所有機のソニーWF-1000XM4もTYPE Eを付けてます)
また、イヤーフックが付いていますが、僕の耳たぶにはフィットしませんでした・・・。
取扱説明書は日本語と英語で記載されています。ケースから外すだけでペアリングに入り、接続はスムーズ。本体操作はタッチセンサー式で、楽曲コントロールや通話機能、音声アシスタント(Siri・Googleなど)機能が使えます。音量コントロールができないのが個人的に惜しいです。
技適は左右で別の番号が振られている珍しいパターンになってました。
基本スペック詳細・比較表
ダイソー TWS004 (2024新モデル) | ダイソー TWS002 (2022) | ダイソー Type-C 2022 | ソニー WF-1000XM4 (比較参考) | |
---|---|---|---|---|
カラー | ホワイト | ホワイト 紫・緑・ピンク (通販・THREEPY限定色) | ブラック ホワイト | ブラック シルバー |
価格 | 1,100円(税込) | 現在の中古相場 約1万円~ | ||
Bluetoothバージョン | 5.3 | 5.0 | 5.2 | |
対応コーデック | SBC | SBC AAC LDAC | ||
ドライバー ユニット | ダイナミック型 Φ10mm | ダイナミック型 Φ6mm | ||
電池持続時間 | 約5時間30分 | 約4時間30分 | 約3時間 | 約8時間 (NCオン) |
ケース持続時間 | 約16時間30分 | 約18時間 | 約12時間 | |
連続待受時間 | 約60時間 | 約50時間 | 約90時間 | |
ケースバッテリー容量 | 230mAh | 250mAh | 300mAh | |
イヤホン充電時間 | 約1時間30分 | 約1時間 | ||
インピーダンス | 16Ω | 32Ω | 16Ω | |
充電端子 | USB Type-C | |||
防水防滴性能 | IPX4(防滴) | IPX4(防滴) | ||
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「防滴」であって「防水」ではない
ウリの防滴性能については、IPX4相当です。IPX4は「いかなる方面からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない」レベルとされています(以下のリンクは参考リンクです)
日々生活する中で、雨の日(豪雨は除く)に使うくらいなら問題なく使えるとみていいでしょう。運動中にかく汗などもIPX4くらいのレベルであれば問題なく使えるとみていいです。
ただし、「防水」ではないです。お風呂の中など、あまりにも多湿な場所では使用できません。「防塵」でもないので注意が必要です
“音質”は・・・気にするな!
で、音質ですが・・・いつものダイソークオリティです(笑)
今回もいつものようにAQUOS R7とApple Musicのストリーミング音源で聴いてみたのですが・・・ダイソーの従来作と比べてもノイズが多く、かなり低温が強調されたブーミーな音です。解像感はなく、アクリル板越しに聴いているかのような寝ぼけた音。
でもこれは、あえて良い言い方をするなら、スポーツ向けイヤホンだしアップテンポな曲のほうが光るようなチューニングなのかも。
製品コンセプトを見ていればわかると思いますが、外の賑やかな環境でも自分の世界に浸るためのイヤホンなのです。静かな環境で音楽鑑賞をするには不向きなので、使うシーンを選ぶことには気をつけたほうが良いですね。
ダイソー製品で比べると、音だけで見るなら明らかに過去モデルの方が良かったし、有線の550円ハイレゾイヤホンが強すぎます。
使いこなしは難しいが、その分面白い
TWS004は「屋外で気軽に自分の世界に浸れる」コンセプトのモデルだということを、ハッキリと感じさせられました。使い勝手最優先で、音質も含めてそれ以外の部分にはすべて目を瞑られているので、使う人とシーンを選びます。
使用シーンを選ぶだけに使いこなすのは案外と難しいような気もしますが、それも含めて楽しめる人にアリ、でしょう。
音ももう少しこだわりたい方は、SOUNDPEATSやTechnicsなど、もう少し予算を上げて別のブランドで探しましょう(笑) みず