どうも、みずにゃんです。
Let’s note SV7との出会い
ちょっと前(といっても数ヶ月前ですけどw)にリビングのオーディオに接続するための、”音楽管理用の母艦”として「Let’s note SZ6」を導入してみた話をしたと思います。
キーボードが一部効かない症状もクラムシェル運用にしてしまえば問題ないし、要件回避の技を使ってWindows11にもできているので特段の問題はなかったのですが、大須アメ横のパウさんで後継モデルの「Let’s note SV7」のSSD無しジャンク品が並んでいるのを見て、1台買ってしまいました(笑)
というのも、SZ6シリーズとSV7シリーズはメインの筐体こそ違えど、キーボードは同じものが使われているのです。
キーボードさえ生きていればニコイチで修理できるし、もし完動品ならSSDだけ移植して純粋なグレードアップができるわけですから。
これをWindows&保証付きで買うと各店とも25,000円くらいします。今、ちょうどリースアップ品が各店にたくさん並んでいて中古相場は落ちてきてはいますが、それでも2万円は下回りません。
ですが、このパウというお店で複数個置いてあったこのSV7ジャンクは、SSDが抜かれているだけの状態でした。外観はキズ多めですが、BIOSもちゃんと立ち上がるし総使用時間も8000時間を切っているにも関わらず、税込5,980円で売られていたのです。
ちょっと今は行き過ぎた買い物を抑えているのですが、それほど高くないこれに関しては買って損することはまずなさそうなので・・・・。
Let’s note SV7について
「Let’s note SV7」は2018年春モデル(奇しくも製品発表日がLUMIX G9 PROの発売日)としてリリースされたもので、従来モデル「Let’s note SZ6」のサイジングや基本コンセプトはそのままに、CPUがクアッドコアの第8世代Coreプロセッサーに進化したモデルになっています。12インチLet’s noteとして初のクアッドコア採用モデルだそうです。
この個体は法人向けモデルで、4コア8スレッドのCore i5 8350U(vPro対応)と8GBのRAM(オンボード)を搭載しています。光学ドライブが省かれている代わりに、指紋認証センサーが搭載されているモデルです。たくさん並んでいるSV7の中でも指紋センサー付きはわりと希少ではないかと思うので、ちょっぴり得した気分です。
Let’s note SV7 (所有機) | Let’s note SZ6 (所有機) | |
---|---|---|
CPU | Core i5 8350U 4コア8スレッド | Core i5 7300U 2コア4スレッド |
RAM | 8GB | 8GB |
SSD | M.2 SATA 256GB | M.2 SATA 256GB |
画面サイズ | 12.1インチ 1980×1200 | 12.1インチ 1980×1200 |
USB-C端子 | ◯ | ー |
この代からパナソニックでもUSB-Cを採用するようになりました。しかもこのUSB-C端子は只者ではなく、なんとThunderbolt3にも対応したものなので、外付けGPUなんかも接続できたりします。
重量とサイズに関してはSZ6のスペックをほぼ踏襲していて、キーボードなどの一部は共用部品もありますが、ボディに関しては完全に別設計で、端子の並びや内部構造は異なっています。
もちろん、Let’s noteの4大伝統「堅牢ボディ」「非アイソレーションのキーボード」「円形トラックパッド」「ボンネット天板」はどれも継承されています。パナソニックのこだわる部分をじっくりと堪能できるのもLet’s noteの魅力だと思いますし、そのおかげでライバルのThinkPadなどともうまく差別化できていると感じます。
薄いばかりが正義ではないですからね。
SSDを移植してみよう
Let’s noteは保守サポートやカスタマイズを考慮してか、バッテリーやストレージの交換は非常に簡単に行えるように作られています。底のネジをすべて外して底面を外すだけで、SSDにアクセスできます。
SZ6、SV7ともにM.2 SATA規格のSSDが採用されているため、SZ6のSSDをそのまま移植できました。Let’s noteのM.2 SATA SSDはサムスン製を採用していたようです。
Windowsは特段の問題はなく動いていますが、パナソニックの純正アプリがSZ6で動かす前提の仕組みになっているため、SV7環境ではエラーが出て起動できません。
僕はパナソニックの純正アプリを使わないのでこれでいいのですが、リカバリー領域を使ってクリーンインストールしたほうがいいのは間違いありません。
あと、Windowsのライセンス的にはゴニョゴニョ・・・な部分も含んでいるので、SSDの移植は推奨していません。
やられる際は、自己責任でお願いしますね・・・。
ちなみに、SV7のM.2端子はNVMe規格にも一部対応しています。サムスンやクルーシャルのSSDは問題なく認識でき高速化を計れるようなので、またの機会があったらチャレンジしてみたいとは思っています。
気になる使い勝手は?
SSDもまったく同じでCPUが新しくなったくらいしかスペック差はないのですが、CPUのコア数が増えた恩恵なのか、スペックの差以上に体感速度の違いを感じ取れます。
やはり、2コアと4コアでは別物と言っていいほどの差があると思います。
この個体、SSDが抜かれていた以外の不具合はまったくありません。キーボードもすべて機能していますし、液晶画面も焼けや輝度ムラなどはなく、問題なく使えています。
ということで、リプレイスです!
SV7が問題なく動いていますから、無理にSZ6をわざわざキーボード交換して延命させる必要もなくなりました。
リビングPCはSV7へそのまま置き換えにしようと思います。
個人的には、いい買い物でした! みず