自分専用のイラスト用端末として「Galaxy Tab S9 FE」を買ったものの・・・

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みずにゃん

どうも、みずにゃんです。

いつもこのブログでは「買ってよかった!」的なレビューはよく書くのですが、「これは失敗だった!」的な記事はあまり書いてこなかったような気がしてます。
結論から書いてしまうのですが、今回はまさしく「買って失敗だった!」内容のレビューです。

自分専用のタブレット探し

ときどき公私いろいろな用途で活躍させていたiPad Pro(11インチ第2世代)ですが、うらにゃんが春からイラストで仕事をするようになり、仕事の時間外でも使い時間が伸びてしまい、僕が使いたいタイミングでなかなか使えなくなってしまうことが多くなりました。

VRoid Studioなんかはマウス操作よりもペンで作っていったほうが早いですし、それなら液タブという手もあるのですが、外部電源を取るがゆえに場所を選んでしまうのはイヤでして。

そこで、僕自身が専用で使えるタブレットPCを新しく見繕うと考えたわけです。

  • iPad、Android、Windowsのいずれか
  • ミドルクラス以上のスペック(RAM6GB以上)
  • 純正ペンシルあり
  • Xiaomi以外の中国メーカーは検討から除外(そもそも他社で上記条件を満たすモデル無し)
  • iPad系なら第2世代Apple Pencilが使えるモデル(無印iPadは本体もペンもロースペックのため除外)
  • Windowsは第8世代Core i5系以上。Surface GOシリーズは低スペックのため検討外
  • ネイティブまたはPCの拡張ディスプレイでVRoid Studioを動かすことができる
  • 動かしたいアプリはVRoid Studioと、アイビスペイント
  • できる限り低予算

しかし、ここで大きな壁にぶち当たります。

そこそこのスペックで、お財布に優しい、言い換えればコストパフォマンスに優れたタブレットPCが全然ないんですよね。
ローエンドとハイエンドの2極化が進んで、ミドルクラスのモデルが全然ありません。

最大の壁は予算面です。
iPad、円安で定価が上がっていますが、その分中古需要も伸びてしまったことで中古価格までつり上がってしまいました。Apple Pencilも追加で買うことも考えると、価格はシビアです。

性能面もネックです。VRoid Studioは比較的軽量とはいえ、3Dアバターを作るアプリですからグラフィックを食います。GTX1060が入ったSurface Book2でも、それなりに重かった記憶がありました。
その面で、WindowsタブレットはSurface一強状態で、スペックと価格に見合ったものがありませんでした。Bookシリーズはそもそも中古が出てこないし・・・。

Androidタブレットは価格は優しいものの、VRoid StudioはAndroid版が提供されておらず、ネイティブで動かすことができません。
そのため、Windowsマシンのミラーリング機能付きで、液タブと同様の使い勝手で使える物を探しました。

Galaxy Tab S9 FEというタブレット

モデル選定はかなり難航を極めましたが、最終的に「Galaxy Tab S9 FE」というサムスンのAndroidタブレットで決まりました。

Galaxy Tab S9 FEはS9シリーズの末弟にあたるミドルクラスモデルで、SoCや画面はダウングレードされているものの、上位機で評判のDeXモードやSペンに対応しています。

以前海外版のGalaxy Tab S7を触っていた時期があり、Sペンの書き心地の良さは知っているし、充電要らずで使い勝手も良いですし、好印象なのではないかと。

ワイヤレスでWindowsマシンの画面をミラーリングする機能も謳われています。

それでいて、ペン付で新品6万円台というのは比較的低価格な方なんじゃないかと思います。Amazonへ注文かけた僕がいます。

基本性能は問題なかったが・・・

届いたGalaxy Tab S9 FEを使ってみて、基本性能については問題のあるような部分は見受けられませんでした。普段遣いのタブレットとしては充分使えそうな予感。

しかし、問題となったのは購入の決め手となったワイヤレスミラーリング機能です。
専用のアプリをWindowsに入れても、一向に繋がる気配がありません・・・。

いろいろと調べていると、Galaxy Tab S9 FEはMiracastを使っている旨のツイートを発見。ここではじめて、S9 FEのミラーリング機能がMiracastを使って接続していることが判明します。
そして、肝心のMacBookシリーズがMiracastに対応していないことも判明してしまいました。そもそものところで終わってました・・・。

まだこれがS9 FEではなくS9+やUltraなら有線ミラーリングが使えるようですが、S9 FEはUSB規格がまさかの2.0で有線ミラーリングすら対応していません。

ということで、ここで詰みです。
購入目的を果たせないタブレットなど要りません。

幸いだったのは、これに気づいたのが購入から3週間も後のことでしたが、今回購入元がAmazonだったため、全額返金になんとかこぎつけられたことでしょうか。ゴメンナサイAmazonさん・・・。

製品も店も悪くないのに・・・

最後にですが、サムスンのウェブサイトは情報が薄すぎて情報元やサポートには全くなっていない状況です。ただの直販サイトでしかないと思えるほど、メーカー公式サイトとしては出来がひどすぎます。

このワイヤレスミラーリングの機能、サムスンのウェブサイトにはMiracastを採用しているためPC側の環境次第で使えないことがある、とは一言も書かれていません。専用アプリを入れればすべてのWindows環境で使えるような誤解を招きかねない、たいへん不快な表現です。

サポートページもスマホの情報ばかりで、タブレットユーザー向けのFAQは非常に少なく、購入前後で全くと言っていいほど参考になりませんでした。
せっかく平日昼に時間を割いて繋げたサポートチャットも「ウチでは厳しいです」と言われるだけの、残念な内容。

いろんなメーカーを見てきた中で、サムスンほどユーザーのことを考えてないメーカーはそうそうないと思います。
直販購入ユーザーに厳しいソニーはまだまだ優しい方だったんだんですねえ・・・。

最後にフォローしておくと、タブレット単体で使うにはコストパフォマンス高めで、なかなか良い感じなのは間違いありません。DeXも2モードから選べるようになりましたし、Googleサービスを大いに活用するなら、個人的にはPixel Tabletよりも、ワコムの技術を使ったSペンが使えるGalaxy Tab S9 FEのほうが分があるかなと思います。

タブレットUIのモードも追加されているが、従来のPCライクなDeXも使用できる

ということで、残念ながらタブレットは買い直しになりました。
今度は無難にiPadの中古を探すことにします・・・。 みず

最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!

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